「北朝鮮が原発に対してテポドンを撃ってきたらどうしますか。その対策を教えて下さい」
たぶん北朝鮮が日本の原発を攻撃する場合は、テポドンではなくノドンを使う。これは有り得ることである。
統一日報には「日本の原発51基をミサイル攻撃すれば」06年核実験に対する朝鮮労働党内部講演録音(日本関連部分)という記事があり、ここに張ヨンスン朝鮮労働党中央党副部長の以下の発言が記載されている。
日本のチョッパリらを見ましょう。北海道、本州、四国、九州の島の塊りではありませんか。あれは北海道から九州の南端までの日本全域を打撃するには、1,500kmあれば充分です。
率直に申し上げると、我々は1,500kmまで飛ぶロケットは、坑道(トンネル)の中に系列生産されています。その上、日本チョッパリらは、土地も狭いのに、原子力発電所がちょっと多いです。51個あります。
今、我々が、ロケット一発で日本の原子力発電所一つを打っ壊した時、2次大戦の時、広島に落ち20万も殺した原子爆弾の破裂の320倍の破裂が出ます。原子炉一つが壊れた時。狭い日本の地に50個の原子炉を我々が打っ壊した、と想像してみて下さい。どれくらいの破裂が出て、どんな現象が起きるだろうかを。
万一、日本チョッパリらが補償もせず、あのように悪く居直り続けたら、我々は地球上から日本という国を跡もなく消せます。だから、日本チョッパリらが、わがミサイルやロケットを見て喚きたてるのです。
男性株主の爆弾質問に対して、原発事業の担当役員である豊松秀己常務取締役(57)が答弁に立ち、次のように言い放ったのである。
「テロ対策は、侵入があれば治安機関に通報する。大規模テロには対策本部を設置し、テポドンの場合は国民保護対策本部を作って国と対応する。仮に着弾があっても、堅固な立派な格納容器と思っている」
原子炉の格納容器がテポドンの直撃に耐えるほど堅固であっても、原子炉の冷却機能が損傷すれば、原子炉はいとも容易くメルトダウンどころかメルトスルーを起こしてしまい、原発周辺の広範囲の地域を核汚染してしまう。
それが福島第一原発事故の教訓なのに、関電経営陣は、日本海に面する福井県内にある関電の原子炉11基が弾道ミサイルの標的になっても「大丈夫」と強弁し、「原子力を中心とした最適な電源構成を構築する」と原発事業の拡大の意向さえ示唆したのである!
しかも関電経営陣は「テロ対策は、侵入があれば治安機関に通報する」というのだから呆れ果てる。これでは原発テロに対応できるはずが無い。
通報を受けた治安機関の対テロ部隊がテロリストの侵入を許した関電の原発に駆けつけてきた時には既に遅く、国籍不明のテロ集団は、原発内の送電塔といった電気系統と冷却水を循環させる配管といった冷却系統とを破壊しているだろう(武田信玄と日本の国防体制の理想と現実)。
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