・名著「ある作戦参謀の悲劇」を後世に伝えたい方は、今年の目標を達成したいブロガーに執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。
ある作戦参謀の悲劇/芦澤紀之
目次
第一章凌雲の志
陸軍の紋章
瞬く星
衡山の雲
武士道初心
陸軍士官学校
高原連隊
千山皆紅葉なり
乱世の美女
陸軍大学校
堀場丸の船出
第二章鵬程万里
参謀本部作戦課
民族の宿命か
作戦計画の立案
永田・小畑の対立
ソ連極東軍備の強化
嗚呼万里長城
香港の灯
モスコーの駐在
ゲ-ペーウーの看視
ソ連の軍事態勢
第三章戈を止むるを武と為す
石原作戦課長
参謀本部戦争指導課
日華事変
石原構想の崩壊
戦争指導班の決起
トラウトマン和平工作
挙一個例
政府と統帥部の対立
幻の午前会議
昭和軍制一新論
国策大綱の起案
東条陸軍次官と激突
北京会談
堀場中佐参謀本部を去る
第四章図南の翼
支那派遣軍総司令部
猛虎辻正信
桐工作成らず
総参謀長板垣征四郎中将
総力戦研究所の創設
日本最高の頭脳集団
海軍最後の大演習
特別机上演習
対米戦争の必敗の結論
海外視察
事変解決か南進か
占領地統治と建設
第五章匪躬の大義
千島航法
豪北作戦
名将阿南惟幾の統帥
大本営と南方軍の対立
航空要塞
航空用法の対立論争
飯村総参謀長の決断
名伯楽のなきを悲しむ
壮烈 第五航空軍
敗戦の悲曲
第六章罔極の恩
秩父宮と再会
先見の明に罪ありや
服部グループの誕生
鳩山・堀場会談
晨星落々
風雪五十年
堀場一雄略年譜
参考文献
付録 戦争指導の反省 堀場一雄
あとがき
以下は随分と前の話であるが、幕僚長クラスのある自衛隊将官(たしか石川亨統幕議長だった)が産経新聞紙上で得意げに語った彼のアメリカ留学最大の成果は、戦力の集中原則から陸海空軍はあくまで三位一体でなければならないということを学び得たことだという。
それは、アメリカの軍事学校だけでなく、堀場一雄の遺書というべき支那事変戦争指導史や堀場一雄の伝記「ある作戦参謀の悲劇」の344ページ「航空用法の対立論争」の中にもある。
だから海自の悲惨な実態を暴露した元潜水艦艦長の中村秀樹氏の指摘「(自衛官の)軍人としての意識の低さは、戦史や旧軍への無関心さにも現れている。かつて世界三大海軍のひとつであった日本海軍の有形無形の財産は、米軍の猿真似よりはるかに価値があるはずである」は正論なのである。同時に、自衛隊の惨状は現代日本の悲劇であるが。
堀場一雄大佐が飛行第62戦隊長を務めていた際、兵隊の不足に悩まされたという。
「航空戦隊の人員六〇〇名といっても、主力が将校の操縦士であるから将校、下士官が多く、一般の兵は極めて少ない。一個中隊の一五〇名の半分ぐらいが兵隊であるが、内務班も歩兵連隊の二個班分で、毎年入隊する初年兵は五、六名しかないので、三年兵でも週番から食事当番、その他をやらなければならなかったのである」
ベテランの職業軍人がベテランにしかできない高度な軍事任務に集中専念するためには、ベテランを補佐して諸々の雑務をこなす多くの新兵が必要なのである。
そのことが日本国民の意識からスッポリと抜け落ちているから、ハイテク兵器と高度な戦術を駆使する戦闘は広汎多岐にわたる軍事任務のごく一部であることを無視するバカげた徴兵制有害不要論が蔓延り、陸自は飛行第62戦隊と同様に隊員不足に苦しんでいるのである。昔の徴兵制度が時代遅れになっているなら、徴兵制度が現代戦に適合するように、それに修正改良を施すべきである。
凶悪な反日国に包囲されている我が国が国防国策の一つとして徴兵制度を頭から否定してしまうのは、余りに危険である。
・元陸自自衛官の本音?現代戦は数より質と言っている人へ
自衛隊は現代戦を行うための最低限の数が揃っていないんだよ。定数の6割なんて部隊はざらにある。現代戦とはいえ、数は重要な要素だよ。
それと徴兵制で弱体化と言っている連中も安心してくれ。
入隊後は6ヶ月かけて体力と精神を入れ替える期間があるから。実質、最初の2年間は基礎教育と部隊教育で終わるからな。
18~30歳までは原則2年間、戦闘部隊を主とした兵役。30~50歳は原則1年間の後方部隊を主とした兵役。こんな感じがベストだな。
それと、女性は兵役免除でお願いしたい。はっきり言って使えないから。
入ってみれば分かるが、怖い場所ではないぞ。4年間陸自にいた俺が保証するよ。
自衛隊が想定するのは”本土決戦”である。本土決戦において、兵数が多すぎて困るという事はない。足りなくて困る事はあってもね。
ついでに思想が統一されるとか言っている奴。そんなのは、どこの企業に入っても同じだよ。企業どころか学校でもな。
おまえ軍隊という組織をしらんだろう?
ベテランにはベテランの役割があるように、新兵には新兵の役割がある。そして軍隊はピラミッド上の兵数構成を基礎としている。
自衛隊は今は兵卒数が足りない菱形組織なんだよ。新兵のやる任務をベテランがやっている。
それに、一人前になった兵士で残りたい奴が職業軍人になればいいだけ。全員に残られても組織としては困るがな。
それと、教育に裂かれる人員はそんなに必要ないぞ?パイロットなどのエリート教育はともかく、兵卒の教育は1個班8~10人に3曹1人だからな。
第一、兵卒は使い捨ての存在という事を忘れるな。兵卒を後生大事にしている軍隊など、存在しないよ。
自衛隊はしていたか。数が足りないから。
水際撃滅とは、上陸した敵軍を撃つというもの。空自と海自は、上陸を試みる敵を上陸前に撃破する事が主任務だが、陸自は上陸した敵を撃滅するのが主任務。
都市部より極力離れた場所に防衛線を構築してね。朝霞の広報センターに行けば、パンフレットで配られているぞ。
俺が陸自出身だから、陸自視点で書いちまったな。
たしかに海自と空自は水際殲滅が至上命題だったな。ついでに、海自はシーレーン防衛も比重が大きいな。
相手の国に侵攻したアメリカ軍と、本土への侵略を前提とする自衛隊を一緒にするなよ。
自衛隊が戦争するときは、どういう状況なのか理解してから言ってくれ。
それと、兵卒の使い捨てをしていないなら、なぜにアメリカはイラクであそこまでの戦死者が出ている?
使い捨て=人海戦術で特攻or自殺攻撃、ではないぞ?
徴兵制なれば、必然的に兵卒の給料は下がる。退職時の手当てもな。その分を福利厚生に充てる。
現状の給料と福利厚生を維持したまま徴兵制とまでは考えていないよ。兵士一人あたりの単価を上げたのは、近代戦うんぬんではなく、志願制にしたから。徴兵制にすれば、この上がった部分が下がるだけ。
それと宿営施設なら大丈夫だ。部屋はたくさんあまっているから。6人部屋を2人で使っていたし。ある部隊は2士が1人1部屋使っていて腹が立ったな。
定数1100人の特化連隊に500人強しかいない、それが自衛隊の現状だ。兵員の割り当てが優先される戦闘部隊でこれだ。
これでは戦争は出来ないんだよ・・・。
日本人は防衛大学校に入学せずともアメリカに軍事留学せずとも相応の軍事学を独学できる。我が国の長い歴史の蓄積が軍事学の高度な教科書になっているのである。
▼ジオン公国宇宙突撃軍ドズル・ザビ中将
「戦争は数だよ」
名著「ある作戦参謀の悲劇」を広めてくれる方は、ブロガーに執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。

<関連記事>
・日本赤軍の創設(笑)徴兵制度を国民に強制する者は左翼全体主義者 帝国憲法復元改正と新兵役法
・補給戦―何が勝敗を決定するのか
・酷い徴兵制反対論 なぜ台湾ではなく韓国を持ち出すのか 台湾の徴兵制度
・マスゴミが報道できない大東亜戦争の真実を広めてくれる方は、一日一押人気ブログランキングをクリック願います。
↓↓↓↓

【関連する記事】
- 戦時中のイヤイヤ期(2~4歳)の子供の扱い方
- 石原莞爾と尾崎秀実の対決-戦史修正と謝罪のお知らせ
- 大日本帝国の勝負手「対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案」-戦史修正のお知らせ
- 本郷和人が知らない支那事変勃発直前の陸軍中央の総合国防力拡充政策-戦史修正のお知..
- 帝国憲法下における立憲議院内閣制を実現する好機-戦史修正のお知らせ
- 近衛文麿の韜晦工作(近衛上奏文)の動機-戦史修正のお知らせ
- 朝日新聞社の捏造報道五十年史-戦史修正のお知らせ
- 満蒙領有論から満蒙独立論へ転向した石原莞爾の心変わり-戦史修正のお知らせ
- NHKが報道できない1938年の宇垣・孔祥煕工作-戦史修正のお知らせ
- 斎藤隆夫代議士の反近衛演説と畑俊六陸軍大臣の無惨な答弁―戦史修正のお知らせ
- もっと入国者数減らすべき!尾身茂会長
- 青天を衝く渋沢栄一の尊皇護国の志に満ち溢れた「論語と算盤」
- 類は友を呼ぶ猪瀬直樹の「昭和16年8月の敗戦」
- 石原莞爾と尾崎秀実の戦い-戦史修正のお知らせ
- ジャパンライフと朝日新聞社の蜜月関係
- 満洲国とアメリカ合衆国との貿易-戦史修正のお知らせ
- 反日種族主義-日韓友好を破壊したマルクス・レーニン主義と朝日新聞社の大罪
- 満洲事変時の予算編成と衆議院選挙-戦史修正のお知らせ
- 朝日新聞社がナチス化する理由-石原莞爾のマインカンプ批判と戦史修正のお知らせ
- 朝鮮ウリスト教の由来