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香港日記昭和十三年七月二十三日喬君より聞き得た談話の要領
孔祥煕が重大決心をして、時局を指導するに当り、誰か相談相手がありそうに思うが誰だとの質問に対して『それは蒋介石だ』との答であった。成るほど軍権を掌握して時局の中心にたっているが、近来蒋は一々孔祥煕に相談してやっている。孔祥煕に対する信頼は非常なもので近来益々そうである。これは蒋介石が孔祥煕に相談しないでやったことが悉く失敗しているので、一々相談をかけている孔院長の老実なるところを信用しているのである。
孔院長は元来日支合作論者で、昨年欧州に行った帰りには日本に寄って対日政策を具体化するつもりであった。それでその準備に喬君を先に帰して日本に先発させるつもりであった。喬君が六月シベリア経由で北平に辿りついたら忽ち盧溝橋事件となりすべてが画餅に帰した。
孔氏の考えによれば、支那の開発には如何にしても日本の合力を得なければならぬ。日本の援助を受けることがすべての点に於て便利且つ有効だと信じている。それで現在でも、日支合作により一番利益を吸収し得るものは日本である。故に戦争の賠償問題などはやかましく言わなくとも、自然に償われることになるものと信じている。
琿春事件はソ連の支那援助の思わせ振りで支那共産党の策動と喬君は見ている。漢口政府の内部に暗々裡に胚胎しつつある和平気分を共産党が感づいた結果、これを牽制しようとするものであろう。この点から見れば日本から琿春事件の報導を支那へ伝えるのは、共産党の策謀に油をかけるようなものだ。
過去両三年の事を回顧すれば共産党の策動は非常なものだ。人民戦線派の抗日救国運動実は皆今回の事変を誘発させるための工作である。盧溝橋事件は孔祥煕氏の日支合作計画を嗅ぎつけた共産党の先手を打った陰謀ではないかと自分は思っている。共産党が如何に丹念に手を廻しているかを思うと、そう断ぜざるを得ないのである。
上の喬輔三の発言内容が真実ならば、国民党内部では盧溝橋事件の勃発直前に西安事件の所謂密約を反故にして日支提携を実現しようとする動きがあったということである。
満州事変から日米開戦までの日本国の進路は決して一本道ではなく、日米開戦前の我が国には多くの可能性と選択肢があった。可能性と選択肢の多さは希望であり、戦前日本の希望はマッカーサー占領憲法に拘束されている現代日本のそれよりも大きかったのではないだろうか。
とにかく読者の皆様に、日本国の戦前は暗黒の時代であったという先入観を捨てていただければ、所長は歴史家見習い冥利につきます。
コミンテンルン32年テーゼに基づく暗黒反日史観は、食わず嫌いならぬ歴史書読まず嫌いを増やして、我が国の過去から叡智と教訓を汲み取り、それらを未来へ活かす機会を日本国民から剥奪してしまう。所長は日頃これを危惧しております。
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