以前から日本の支那通は、反日デモの正体が反共暴動であり、反共革命に発展しかねないことを指摘していたが、中国共産党もこれに気づき、暴徒化する大衆を極度に警戒しているのだろう。
8月31日付の中国紙「新京報」に、抗日戦争による日中双方の死者数などで中国側資料にしばしば誇張があり、正確かつ理性的に歴史を記録するべきだと訴える中国の歴史研究者の評論が掲載された。
評論の執筆者は抗日戦争研究者の王錦思氏で、彼は、誇張の例として、遼寧省瀋陽の博物館が中国戦線で200万人の日本兵が死亡したとしているが実際は45万人だったことなどを挙げ、中国の軍人の死傷者数についても「一致した定説はない」と言い切り、「「抗日戦争研究でも“偽物製品”は攻撃しなくてはならない」と訴えた。
彼の指摘によれば、旧日本軍の細菌戦について、山東省のある研究者は、日本政府に損害賠償を請求している細菌戦被害者の原告に「あなたが言う死者数がそのままの死者数だ」と述べ、裏付けは必要ないとの姿勢を示していたという。
9月3日の抗日戦勝利記念日を前にして、王氏は産経新聞のインタビューに答えている。王氏は、「ありえない数字が独り歩きしている、危険なことだ。旧日本軍による中国人の死傷者を3500万と強調する向きがあるが、あり得ない話だ。」と述べながら、彼自身が臆面も無く「正確には3500万の死傷者であり、死者数は1700万から2200万が正しい。南京大虐殺の数は資料などから30万人だろう。」とあり得ない中国人被害者の数を述べている。
拙者はこれを読んで失笑したが、やはり中国共産党に学問の自由を剥奪されている中国の歴史学は、実証史学とは掛け離れており、依然として一党独裁を維持する御用学問の域から脱出できないのであろう…。
しかし中国共産党の支配下にある中国紙に、「正確かつ理性的に歴史を記録するべきだ」と訴える中国の歴史研究者の評論が掲載されたことは大変興味深い。中国共産党といえども、歴史の真実を知り始めた民衆に迎合しなければ、独裁を維持できない状況に追い込まれているのである。
大紀元日本8月22日(05/08/22 10:50)は、中国共産党の反日宣伝の効果を次のように伝えている。
現実を中国で抗日戦争勝利60周年を迎えた8月15日、「中国共産党、民族団結抗戦に大黒柱の役割」という特約評論家の文章が、政府官製の「人民日報」に発表され、中国各地の抗議の声を招いた。人民日報に発表された当該文章には、中国共産党政権統治の合法性を自画自賛し国民にアピールしようとしたが、むしろ逆効果で中共崩壊の兆しを露呈してしまった。
当該文章の主な内容は次のとおり。
「中国が日本との戦いに勝利という偉大な奇跡を創造したその根本的な原因は、中国共産党が全国民の意志を代表して、この偉大な抗日戦争を指導推進し、戦場の最前線で血を浴びて奮戦し、全民族団結抗戦の大黒柱になったからである。それは歴史から十分証明できる。また、歴史は我々に、中国共産党こそ、初めて中国を植民地とねらう日本帝国主義の野心を暴露し、騙された中国人に警鐘を鳴らした。初めて中華民族の共感をよび、愛国情熱を喚起し、共に英雄の歴史を作ることができた。初めて日本帝国主義と最後まで戦うことを宣言し、日本侵略者と武装抗議する偉大な闘争の道を切り開くよう指導したのである。
歴史をみれば、中共が真っ先に抗戦の最前線に立って作戦したことは明白であり、中共の正鵠を得た主張と英雄的な行動こそ、全国の抗戦を指導推進することができたのは明らかだ。」
最後に、「歴史は我々に、中国共産党が無ければ、抗日戦争の勝利を勝ち得ることができなかったことを証明してくれた。すなわち、中国共産党が中国の革命と建設の中で指導する核心になったのは、歴史の選択並びに中国国民の選択である」と結んでいる。
この文章は中国の各ネットにも発表され、国民の激怒を招いた。発表された数時間後、ネットの意見発表欄に抗議のメッセージが何万にも上った。人民ネットと新華ネットが直ちにこれらのメッセージを削除し、意見欄での発表を禁じたが、網易と新浪ネットは閉鎖せず、征討の声が整理され保存された。
次にこれらのメッセージをいくつか取り上げる。
・信じますか?私は信じません。
・よく嘘が言えたもんだ!
・この文章を読んだ私は泣き出したいです。祖国よ、いつになったら、貴方の人民は騙されないようになれるの?歴史さえ尊重できなければ統一の話は無理に決まっているでしょう!中共の変化を期待していた私は、もうがっかり!
・すでに21世紀ですよ、嘘をいつまで続けるつもりですか?
・「歴史をみれば明らかだ」の「歴史」はいったいどこの国の歴史ですか?
・自画自賛、恥知らず!
・歴史は自分で勝手に作るものではない!
・抗戦の大黒柱だって?国民を馬鹿にして!抗日戦争のこの8年間の中、中共が大戦役に2回しか参加しなかったのに!嘘はあくまでも嘘だからね!
・当時、何万人もいなかった中共が、日本に打ち勝ったと?すごいわね。
・後方で遊撃戦をしていた中共が大黒柱だって?
・中共は嘘を言う面において、確かに大黒柱と言える!
これらの高まる不満の声は、国民が真相に目覚め、中共崩壊の兆しをあらわにしたものと言える。独裁政権を支えた嘘と危惧は中国国民が真相に目覚めた今、もはや国民支配を継続できないだろう。60年前の1945年8月15日、抗戦勝利を迎えた中国人にとっては誇りを感じる特別な日と言えば、60年後の今日は、「人民日報」が中共の大失敗と宣告し、中国人にとってその二重の誇りを感じるべき特別な日であろう。
中共軍(第八路軍)が参戦した大戦役は、平型関の戦い(1個師団)と山西南部遊撃戦(2個師団)である。
「抗日戦争の8年間の中、中共が大戦役に2回しか参加しなかった」という話は、中国共産党が絶対に封印秘匿しなければならない真実のはずだが(笑)。これが中国の民衆に知られているということは、頻発する民衆の暴動と共に、中国共産党の統制力が相当に弱体化し崩壊へ向かい始めている証拠であろう。
支那大陸では古代より歴史学が発達し、司馬遷の史記、陳寿の三国志をはじめ数多くの歴史書を遺した。それらは、易姓革命と華夷秩序を正当化するために編纂されたので、すべて真実とは言い難いものの、支那大陸で発掘される歴代王朝の陵墓の被埋葬者を解き明かしてくれるのだから、真実を探求し記録するという実証歴史学書の性格を帯びた公式政治文書とも言える。
現代の中国人の大部分は、それらを編纂した古代支那人の子孫ではないものの、南京大虐殺記念館の中国人ガイドが日本人観光客にこっそりと「展示されている骨は文革の犠牲者のものですよ」と教えてくれたり、元満州国高官の子供が日本の歴史研究家に「万人坑は宋の時代からあった集団墓地跡ですよ」と打ち明けてくれたりするのだから、現代の中国人も、古代支那人が発達させた歴史学の遺風を継いで実証史学の精神を持ち合わせているのではなかろうか。
大紀元の報道が正しければ、中国の民衆は実証歴史学を渇望しているのだろう。だから中国共産党の一党独裁が崩壊し、支那大陸に表現の自由、学問の自由が甦るならば、彼らは案外あっさりと日本の実証史学者の主張を納得して受け入れてくれるかもしれない。
中共崩壊後の支那政府が、元共産主義青年団鳴霞女史のように南京大虐殺の虚構性を認めたら、朝日新聞と毎日新聞はどうするのだろう?
逆切れして支那事変の最中のように「暴れる支那を懲らしめろ!」と叫び出したりして(笑)。
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