2005年08月08日

大本営陸軍部参謀

 今から四年前、拙者は、狂信的革新将校の種村佐孝の後輩にあたる元帝国陸軍大佐と議論を戦わせたのであるが、六時間にわたる議論は驚愕の連続であった。
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 彼は豊富な戦歴の持ち主で、昭和十二年の南京攻防戦に直接参戦し、大東亜戦争の末期には大本営陸軍部戦争指導班に勤務した元高級軍人であった。
 
 さすがに元大佐は八十歳を越えても矍鑠として、陸軍兵団史の生き字引であったが、支那事変の勃発から日本の対米英開戦に至る戦争のプロセスや、陸軍中央の戦争指導の変遷など大東亜戦争の全体像の関しては殆ど何も知らなかった。また元大佐が拙者に語ってくれた軍事論、戦略論はお粗末なものばかりであった。その中で拙者を最も驚かせた話は、元大佐が八十歳を越えてから永井路子(?)の毛利元就を読み、初めて「調略」という言葉とその概念(謀略の一種で寝返り工作のこと)を知り、大いに驚いたということであった。

 拙者は小学校の頃から、「調略」も毛利元就、武田信玄、織田信長が調略の名人であったことも知っていたので、元大佐の告白を聞き、唖然として暫く二の句を継げなかった。裏の裏まで読まねばならぬ陸大卒の参謀将校がこの体たらくでは、日本の敗戦は当然であった…。

 また拙者が戦史研究の重要さを説くと、元大佐は石原莞爾の部下だったのに、「あんなものは使い物にならなくなった戦傷軍人のやることだ」と暴言を吐き、拙者から大佐の知らない事実を聞かされると、すぐに怒気を発して話題を変えようとしたり、「君は勉強のし過ぎではないか」と(!?)拙者を批判したり(誉めてくれたのか?)、陸軍高級将校の性格を余す所なく教示してくれた。

 拙者は「こっ、このバカ参謀め!」と何度も怒鳴り返しそうになったが、さすがにそれは堪えた。山本七平氏の「私の中の日本軍」は参謀将校の実像を描き出した名著である。

 日本のエリートコースは、戦前では陸軍士官学校から陸軍大学校を経て大本営陸軍部に勤務することであり、戦後では東京大学から国家公務員試験1種に合格し中央官庁に勤務することであるが、エリートコースを真っ直ぐに歩む者ほど国益を破壊するのは一体なぜだろうか。
 拙者が、東大卒の加藤紘一が性懲りもなく繰り返す愚劣な売国発言を見聞する毎につくづく思うことは、エリートコースが学生に与える知識は国益を増進しないということである。

 やはり国家の支柱は一般国民の独学読書であろう。

 今は亡き戦後保守派の重鎮の林健太郎氏が戦前マルクスボーイであったことは有名な話で、彼が共産党に失望し保守派に転向した動機は、敗戦直後に行われた総選挙で共産党が日本の戦争を非難しながら徳田球一が戦時右翼の平野義太郎を推薦したことであった。
 林氏の回顧録「昭和史と私」によれば、林氏はコミンテルンにスカウトされた訳でもないのに、戦時中は尾崎秀実と同じく、日本帝国主義と米英帝国主義と蒋介石政権を徹底的に噛み合わせなければならないという使命感に燃えていたそうだ。マルクス・レーニン教の魔力は恐ろしい。
 
 ゾルゲ機関、コックス機関といったソ連の対日諜報謀略機関がマルクス主義に汚染された陸軍将校を調略することなどは、濡れ手で粟を掴むが如き容易な作業だったに違いない。
 
 日本は戦前から今日に至るまで終始一貫スパイ天国である。いつになったらこの汚名は返上されるのだろうか…。

 
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posted by 森羅万象の歴史家 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去を旅する歴史コラム | 更新情報をチェックする
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