大人との社会生活
乳児の心の中における人の認識は、人の声を外の物音と区別して聞き分ける、人の表情を多少見分ける、家の人と他所の人との区別が分るという風に進んで行くのであるが、満二歳迄はその徐々な発達を見るのみである。
しかし、満二歳乃至四歳頃までの年頃の幼児は、大人との社会生活において一転機に面している。
それはこの年頃になると幼児に非常に反抗的になる時期が来ることがそうである。何を言われても必ず一応は「イヤ」と言ったり、言われた通りにしなかったりする。しかもその反面、自分のやりたい事は何処までも徹底的にやり通してしまうのである。この様に幼児が反抗的になって来るのは、子供の心が成長しつつある一つの段階であって反抗期と呼ばれる。
この反抗期のよって起る理由は、この年頃の子供の心の中に「自分」という意識がはっきりと眼醒めて来るからであると言われる。「自分」がはっきりして来るから頑張るということが強くなって来るのである。
この事を心得ていると反抗期の子供の扱いのこつは、無理に押さえつけないで、その「自分」に満足を与えるように、「お悧巧さんだから」「お兄さんだから」というように、おだてることに在ると言うことが考えられる。
反抗期は子供の意志の発達にとって欠くべからざる時期であると言われる。故に扱い難いけれどもそのこつは一寸考えると何でもないことであると言えよう。
この本の序文が説明する愛育読本の刊行主旨は以下の通りである。
「あらゆる階層の母性に対する普及を目的として、愛育に関する保健と教養の問題を渾然融合させて、極めて普遍的な事例を、勉めて平易な表現を以て顕示し、所期以上にその刊行の使命を達成することが出来たのであったが、多数読者の裡には、その普遍性に今一段の専門的な内容を持った此種指針の刊行を要望される向が多々あり、本会も亦時運に促進されるものがあって、ここに内容、体裁共に新装を凝らして本書の刊行をなすに至ったのである。」
だから「おだてること」がイヤイヤ期の子供に対する戦前世代の親の普遍的な接し方だったのだろう。
しかしYouTubeに動画を投稿している者とその動画にコメントを書き込む者は、ネットを使いながら、戦時中の教育専門誌を調べずに、「戦時中」という言葉から「家父長制」を連想して、家父長制から戦時中のイヤイヤ期(2~4歳)の子供の扱い方をあれこれと妄想して的外れな議論を繰り返している。自分でネットを使って調べてみるという意志を持たない者にとって、ネットは豚に真珠、猫に小判である。
・身近にいる新聞定期購読者にこの無料の第一次史料集をプレゼントすると『真実を知り、WGIPを引き継いで日本人を狂わせている朝日新聞の定期購読を止め、新聞代を節約できた』と心から感謝されます

↓↓↓

・国宝級の歴史家にしてジャーナリストが朝日新聞社の報道犯罪を告発する脱 ・ 洗脳史講座
・朝日新聞定期購読者に「朝日死ね!」と叫ばせる凄まじい書籍
・戦後日本の歴史教育および歴史報道の虚偽を立証する大東亜戦争とスターリンの謀略-戦争と共産主義
・旧宮家の皇室復帰意義は30年前の予言書が指摘する日本の最悪危機の克服
・小林よしのりが「論外の男系カルト」に貶めた歴代天皇
・明治天皇と昭和天皇の御子孫にあたる旧宮家
【関連する記事】
- 石原莞爾と尾崎秀実の対決-戦史修正と謝罪のお知らせ
- 大日本帝国の勝負手「対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案」-戦史修正のお知らせ
- 本郷和人が知らない支那事変勃発直前の陸軍中央の総合国防力拡充政策-戦史修正のお知..
- 帝国憲法下における立憲議院内閣制を実現する好機-戦史修正のお知らせ
- 近衛文麿の韜晦工作(近衛上奏文)の動機-戦史修正のお知らせ
- 朝日新聞社の捏造報道五十年史-戦史修正のお知らせ
- 満蒙領有論から満蒙独立論へ転向した石原莞爾の心変わり-戦史修正のお知らせ
- NHKが報道できない1938年の宇垣・孔祥煕工作-戦史修正のお知らせ
- 斎藤隆夫代議士の反近衛演説と畑俊六陸軍大臣の無惨な答弁―戦史修正のお知らせ
- もっと入国者数減らすべき!尾身茂会長
- 青天を衝く渋沢栄一の尊皇護国の志に満ち溢れた「論語と算盤」
- 類は友を呼ぶ猪瀬直樹の「昭和16年8月の敗戦」
- 石原莞爾と尾崎秀実の戦い-戦史修正のお知らせ
- ジャパンライフと朝日新聞社の蜜月関係
- 満洲国とアメリカ合衆国との貿易-戦史修正のお知らせ
- 反日種族主義-日韓友好を破壊したマルクス・レーニン主義と朝日新聞社の大罪
- 満洲事変時の予算編成と衆議院選挙-戦史修正のお知らせ
- 朝日新聞社がナチス化する理由-石原莞爾のマインカンプ批判と戦史修正のお知らせ
- 朝鮮ウリスト教の由来
- 戦後世代が気付かない教育勅語の欠陥