2005年07月14日

日本代表への提言

 
 6月20日

 サッカーのコンフェデ杯が開幕し、わが日本は初戦の相手メキシコに1対2で敗れた。試合内容は日本の大敗であり、手も足も出なかったといっても過言ではない。
 
  

 日本代表の選手たちは、欧米の列強に比べてトラップとパスの精度を著しく欠く。だから彼らは必然的に緩いショートパスを多用せざるを得ず、結果として日本代表は、変幻自在のアルゼンチンとは対蹠的に、千篇一律の緩慢な攻撃に終始せざるを得ない。特に敵陣ゴール前における日本の拙攻には目を覆いたくなる。一見すれば、日本の攻撃はショートパスを繋いで敵陣の突破を試みているが、内実は選手がゴールを決める責任をたらい回しにしているだけである。さらにジーコ監督の選手起用が日本の悪弊を深刻化させている。中盤の4人は主にパス供給者、前衛は専ら囮役で、左右両翼は相手DFをめったに突破できない。現在の布陣が日本の攻撃から突破力、得点力、躍動感、迫力を剥奪している。

 日本代表を覆うショートパスサッカーの弊害を払拭するためには、サントスを本山に、加地を三浦淳に交代させ、小笠原か中村を外して玉田を入れ、前衛には柳沢に代えて囮、供給、突破、得点の能力を兼備する大黒を起用すべきである。将来的に小野の体調が回復した時には、彼と中田英をダブルボランチにして、久保のワントップに大黒と石川直宏のツーシャドーを組み合わせると、日本代表の攻撃は大変貌を遂げるであろう。

 現在の日本代表に必要な選手は石川や田中達也のような、ペナルティーエリアの外からシュートを打つドリブラーである。

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posted by 森羅万象の歴史家 at 19:31| Comment(0) | TrackBack(0) | もろもろ時事評論 | 更新情報をチェックする
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