2007年08月03日

ぜいたくは素敵だ!自民党に起死回生の策はあるか「煩悩即菩薩」

 最大多数の日本国民(日本国籍を持つ者)に最大多数の利益(幸福)をもたらす政党が、最大多数の国民の強固な不動票を得る。

 バブルの崩壊後とくに小泉内閣の発足以降、自民党は上の簡明な理を忘れて日本経済をボロボロに壊した。だから自民党は小泉竹中構造改革が始まるまで自民党から利益を配分されていた国民の強固な不動票まで喪失し、反日左翼テレビマスゴミの大衆煽動力と日教組や自治労などの組織力、そして地方経済を衰退させた構造改革路線を恨む地方過疎地の有権者を味方につけた民主党は、自民党に大勝したのである。

 「自民党の党員数は下降線をたどり続けている。昨年末の党員数は122万人で8年連続減少し、ピークだった平成3年の547万人の22%にまで落ち込んだ。とくに医師会、建設業界といった業界ごとの「職域党員」の減少は激しい。既得権益に切り込む小泉構造改革の結果ではあるが、一方で自民党はこれに代わる新たな支持基盤を確立していない。」(産経新聞2006/11/28)

・ブロガーに執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。

 我が国は内需中心の経済大国(といえるかどうか現在は不明だが)だから、外需にモノとサービスを販売している日本の多国籍大企業が業績を上げたところで名目GDP、名目経済成長率は伸びないし、日本経済はデフレ不況から脱却できない。

 だから自民党が上の簡明な理を再実践して党勢を回復し、民主党に打ち勝つためには、内需を刺激し喚起し拡大する景気対策を実行しなければならない。

 しかし自民党が所得消費減税と公共投資を行うと、反ケインズ主義に凝り固まった構造改革派、それを支持する屋山太郎ら産経新聞正論メンバーと古い自民党を嫌う産経編集委員、そして今なお小泉純一郎を崇拝するブロガーや2ちゃんねらーの猛反発を受ける。

 彼らは、公共投資や財政投融資の恩恵を受ける業界や地方過疎地住民、安定的な収入を得る公務員を激烈に嫉妬し憎悪し、それらの劣情に基づく緊縮財政路線―公務員数と公務員人件費と公共投資を減らし続ける緊縮財政を「利権談合政治を根絶し財政を再建する正義の政策」と頑なに信じて疑わない。

 もちろん政府は、貪官汚吏を容赦なく罷免すべきであるが、同時に緊縮財政路線から積極財政路線に転換しなければならない。緊縮財政はデフレ圧力を高め景気と財政を悪化させてしまう。

 しかし積極財政路線は小泉純一郎を崇拝するブロガーや2ちゃんねらーには受け入れられない。

 郵政公社は税金の補填を受けない独立採算制の国営企業にして、黒字を叩き出し中央政府には莫大な国庫納付金を払い、地方過疎地の生活を支える稀に見る優良な公社であった。

 郵政公社の民営化は景気も財政も良くしない。しかし彼らは郵政公社を民営化し合理化し公社職員をリストラせよと絶叫した。なぜなら彼らは安定的な収入を得る公務員に対する嫉妬と憎悪に凝り固まっているからである。

 デフレ不況は、国民の精神を荒廃させ、他人の幸福を妬み他人の不幸を喜ぶ人間を増やすのである。

 緊縮財政路線を支持する彼らは、慰安婦強制連行派や南京大虐殺肯定派と同じく特定の日本国民を虐待することに無上の喜び(シャーデンフロイデ、サディスティックな喜び)を見出し、正義感に浸っている人間だから、彼らを説得することは困難である。

 しかも自民党が、小野盛司、丹羽春喜、野口旭、竹森俊平など錚々たるマクロ経済家を総動員し、反ケインズ主義に凝り固まった小泉竹中構造改革派と反日左翼勢力、構造改革路線を支持する屋山太郎ら産経新聞正論メンバーと古い自民党を嫌う産経編集委員を折伏することに成功しても、それは、今までの自民党の財政経済政策は根本的に間違いであり、小泉竹中そして自民党が一般国民を騙し続けてきたことを自ら暴露することに他ならない。まさに自爆である。

 いま自民党は、八方塞、袋小路、四面楚歌に陥っているのだ。それではどうすべきか?

増税が日本を破壊する

 もし所長がチームセコウの一員としてわーい(嬉しい顔)、安倍晋三首相から自民党の苦境を打破する策を求められたなら、情報宣伝戦の一環として自民党の反省の意志を一般国民に示すために、安倍首相には頭を丸めてもらい、至る所で次のように演説してもらう。安倍首相は、ひたすら富裕層の国民に贅沢生活を要請し懇願し哀願するのである。

 「いま日本国内の家計には約1540兆8478億円がく〜(落胆した顔)(平成18年末時点)の国民金融資産があります。このうち10パーセントいや5パーセントが新たに消費に回れば、名目経済成長率は飛躍的に向上し、長引くデフレ不況はあっという間に消し飛び、デフレ不況が引き起こした諸問題、地方経済の衰退、税収不足による財政の悪化、格差の拡大、ワーキングプア、非正規雇用、派遣社員の増加、年金、少子高齢化等々の問題は一挙に解決し、増税は不要になります」

 煩悩即菩薩という言葉があります。日本のお金持ち、富裕層、勝ち組のみなさん、どうか日本国内旅行を楽しみ日本国産品を買い、贅沢三昧の生活を送ってください。あなたがたの贅沢三昧が日本国内の貧困を解消し、無数の日本国民を救済するのです。何とぞお願いします」

 日本国民は4文字か5文字の漢字熟語のスローガンに心酔する習性を持つので、安倍内閣は「煩悩即菩薩」を流行らせ、消費を喚起し、富裕層に贅沢三昧の生活を促すのである。

 幸か不幸か泣き女の丸川珠代が当選を果たしたのだから、丸川が泣いてお金持ちのオジサマに贅沢を懇願する。

 山本一太が、練達の政治家の施策よろしきを得るならば私人の悪徳が公共の利益をもたらすことを説いたマンドヴィルの「蜂の寓話」にある次の歪詩に曲を付け、麻生太郎がそれを歌いながら踊るのである。


悪の根という貪欲こそは、かの呪われた邪曲有害の悪徳。

それが尊い罪悪「濫費」に仕え、奢侈は百万の貧者に仕事を与え、

忌まわしき鼻持ちならぬ傲慢が、もう百万人を雇うとき、

羨望さえも、そして虚栄心もまた、みな産業の奉仕者である。

かくて悪徳は巧知を育み、時と働きに結びつき、結構な生活の事々物々、

そのまことの快楽、愉悦、安易など、いよいよ高く引き上げる。

貧民どもさえ昔の金持及ばぬ生活、これ以上何不足ないというほどだ。


(上田辰之助氏の蜂の寓話 自由主義経済の根底にあるものが戦前日本に出版され、文民軍人学生に広く読まれていたら、おそらく大東亜戦争はなかったろう。これは名著中の名著である)

 不況の最中に、日本の富裕層、富豪、成金、資本家、金持ちが、自分の欲望のおもむくままに国内旅行を楽しみ、貪欲に高級国産品を買い漁り、贅沢三昧の生活を送ることは、美徳であり、貧困に苦しむ無数の衆生を救済する慈悲深い行いである。

 かつて山本七平氏が指摘したように日本国は空気の国である。国民は空気によって動かされる。

 「金持ちの国内散財は貧乏人を救済する菩薩の慈悲である」という空気が日本国内に充満すれば、日本国内に停滞している約1500兆円という莫大な金融資産が活発に日本各地へ巡り回り始めるかもしれない。

 そうなれば安倍内閣を悩ます日本国の諸問題は解決し、反日左翼勢力は衰退する。ルソー、マルクス、レーニン主義は人間の嫉妬心に憑依し、これを自分より幸福な立場にある君主と資産家に対する憎悪に変え、この世に地獄の門を開く悪魔の思想だからである。

 それにしても、日本の抱える諸問題の解決方法は、簡単にして難しい…。

はじめての仏像彫刻を使い金儲けしても罰は当たりませんわーい(嬉しい顔)弥勒菩薩半跏思惟像(木目調、茶色)特別仕様

弥勒菩薩半跏思惟像(木目調、茶色)特別仕様

「私が降臨するまでは、お金持ちが贅沢して貧乏人を救済してあげなさい」

<関連記事>

被災民を救う危機管理船の建造 日本市民防護協会理事長の郷田豊氏の提案

 江戸時代の日本は本当にスゴイ。江戸幕府の参勤交代制は各大名に散財させ、宿場町を育て国内産業を発展させたのだから。危機管理船には定期的に日本国内一周クルーズ旅行を行わせ、お金持ちに日本各地の過疎地で散財させたら良いかもしれない。

時代はCoolJapan!外国人を驚愕畏怖させる手(チョキ)「自ら矢を取り連射する驚異の機巧」日本の誇る江戸からくりの真骨頂!次項有弓曳童子感動の4連射はこちら
大人の科学 弓曳童子(完成品)


地球日本史が今なお日本国にはびこる江戸暗黒史観を打破する!」


・あらゆる意味において所長を失望させたたかじんのそこまでいって委員会に見える日本の病状

再録 なぜマルクス・レーニン主義は地獄の門を開くのか

 日本国民の嫉妬心が衰退すれば、自ずと反日左翼勢力は衰退すると思う方は、ブロガーに執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。


↑↑↑↑ 
マスゴミが報道できない大東亜戦争の真実を広めてくれる方もしくは旧宮家の復籍こそGHQの呪縛を断ち日本が独立主権国家として再興する近道であると信じる方は、一日一押人気ブログランキングをクリック願います。
ラベル:政治
posted by 森羅万象の歴史家 at 23:03| Comment(6) | TrackBack(1) | もろもろ時事評論 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ランキング応援させていただきます。ポチッ♪
Posted by ヒロシ at 2007年08月04日 00:27
日本のマネーサプライ伸び率が恐ろしいほど低いですから、所長の意見に賛成です。
お金は使って回転させないと経済が停滞してしまうので、増税だ公共投資だと政府がせせこましく循環させるより国民でお金を回したいですね。

でも、富裕層って海外ブランドに目が行くんだろうなぁ・・・
Posted by minase at 2007年08月05日 08:55
 minaseさん、言うだけはタダなのだから、安倍首相以下政府は、ダメ元で国民の贅沢がバラ色の日本の未来を生み出すことを説明して「ぜいたくは素敵だ」というスローガンを飛ばせばいいのにね。

 国民も、政府から財政再建のために増税か贅沢かという二者択一を迫られれば、贅沢を選ぶでしょう。

 政府関係者もマスコミに登場する知識人も、小難しい瑣末な経済知識に脳を支配されて、経済の本質を見失っているような気がしてなりません。
Posted by 便利屋こと所長 at 2007年08月06日 20:21
金融経済と実物経済を分離しないかぎり、積極財政政策はスタグフレーションをうむと橋本さんは言っています。http://link-21.com/masahiro/
Posted by 蔵信芳樹 at 2007年09月03日 22:39
 蔵信芳樹さん、あの、スタグフレーションとは景気停滞中に物価が上昇する現象で、デフレ下のコストプッシュインフレでしょう。

 積極財政政策がスタグフレーションを生むのか、メカニズムをぜひ解かりやすくご教示くださいませんか。
Posted by 便利屋こと所長 at 2007年09月04日 21:49
私が間違っておりました。
Posted by 蔵信芳樹 at 2007年09月04日 22:39
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック

社保庁を解体しようとする安倍政権と自治労候補をトップ当選させた民主
Excerpt: 毎日より以下引用 社保庁職員:年金着服1億3千万円 24人が12年間で 社会保険庁職員らが年金保険料などを着服・不正受給した事案が、95~06年に少なくとも24件発覚し、総額約1億3291万円に上..
Weblog: イプサム
Tracked: 2007-08-07 12:55
左翼歴史学者が顔面蒼白次項有幻の名著!戦争と共産主義-大東亜戦争とスターリンの謀略の目次韓流を楽しくする朝鮮民族を読み解く7つの鍵古代史学者は韓国人のなりすましか継体新王朝説を斬る「歪められた日本神話」とんびがタカを生むスーパー日本人を育てる適才教育・戦後民主主義の終着点は家族の解体と日本国の滅亡-なぜマルクスレーニン教は地獄の門を開くのかバカげた舛添要一の女性女系天皇容認論ナチスを愛した沢田研二の窮状・日本の国益を破壊する朝から晩まで反日新聞の錯覚商法天照大神は男系(父系)の女神小林よしのりの欺瞞皇室典範の改悪と日本版「文化大革命」を促す
本当は怖い日本国憲法の話次項有福島瑞穂の政治生命を奪う悪魔の憲法問答・日本国憲法の性格を映す災害基本法-菅直人が嘲笑される理由・韓国の邪悪な野望を打ち砕くアダム・スミスを超える日本の社会思想家・韓国人を震え上がらせるための日本憲法学の密教諸君が愛してくれた日本国憲法は施行前に死んだ!なぜだ!?逆賊の憲法改正案に御用心憲法の本質を示す憲法改正の手続き神州不滅思想が妨害する真正の法力(憲法の非常事態対処能力)再生方策・神か人か天皇とは何か・恐るべき小沢一郎の憲法論日本がアブナイ!日本国憲法の改正が日本国の自殺になる理由・日本国憲法の追認を戒める昭和天皇のおほみうた昭和天皇と憲法改正-エセ民族派が行っている最悪の天皇利用旧宮家の皇室復帰意義は30年前の予言書が指摘する日本の最悪危機の克服・小泉内閣の大罪女系天皇は憲法違反
教科書が教えられない日本の近現代史次項有韓国が日本の皇室を侮辱する歴史的理由・在日パチンコに魂を売った朝敵歴代天皇を論外の男系カルトに貶めたギャグ漫画家堀栄三元参謀の情報戦記が触れない大本営の奥の院の所在と正体・軍紀厳正を誇った日本軍の強姦、韓国軍のレイプ、支那軍の洗城・ああ惜しかったふらふら大日本帝国唯一の勝機・あなたの知らない石原莞爾の対アメリカ政戦略吉田茂が現役復帰させた史上最悪の反日的日本人日本共産党の反日史観によれば志位和夫の祖父は慰安婦強制連行の実行犯・パル判決が語る朝鮮人慰安婦強制連行説の虚構浄土真宗親鸞原理主義者が隠蔽する本当は恐ろしい国家神道の正体日本経済を破壊する辛坊治郎の狂態・人間の屑集団マスゴミが隠蔽する南京大虐殺が法的に成立しない理由捏造と自虐の昭和史を打ち破る日本人に知られては困る歴史
日本人が元気になります!知らないと損する情報次項有・あなたの新聞定期購読は国民生活と国家経済の自殺経済失政はなぜ繰り返すのかインテル長友佑都が実践日本人の潜在能力を引き出すトレーニング方法読み書き運動が苦手なのには理由があった学ぶことが大好きになるビジョントレーニング人生の無駄遣いテレビの視聴を止めて実践すれば病み疲れた体を癒す力を呼び覚ます驚愕の気功法