バブルの崩壊後とくに小泉内閣の発足以降、自民党は上の簡明な理を忘れて日本経済をボロボロに壊した。だから自民党は小泉竹中構造改革が始まるまで自民党から利益を配分されていた国民の強固な不動票まで喪失し、反日左翼テレビマスゴミの大衆煽動力と日教組や自治労などの組織力、そして地方経済を衰退させた構造改革路線を恨む地方過疎地の有権者を味方につけた民主党は、自民党に大勝したのである。
「自民党の党員数は下降線をたどり続けている。昨年末の党員数は122万人で8年連続減少し、ピークだった平成3年の547万人の22%にまで落ち込んだ。とくに医師会、建設業界といった業界ごとの「職域党員」の減少は激しい。既得権益に切り込む小泉構造改革の結果ではあるが、一方で自民党はこれに代わる新たな支持基盤を確立していない。」(産経新聞2006/11/28)
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我が国は内需中心の経済大国(といえるかどうか現在は不明だが)だから、外需にモノとサービスを販売している日本の多国籍大企業が業績を上げたところで名目GDP、名目経済成長率は伸びないし、日本経済はデフレ不況から脱却できない。
だから自民党が上の簡明な理を再実践して党勢を回復し、民主党に打ち勝つためには、内需を刺激し喚起し拡大する景気対策を実行しなければならない。
しかし自民党が所得消費減税と公共投資を行うと、反ケインズ主義に凝り固まった構造改革派、それを支持する屋山太郎ら産経新聞正論メンバーと古い自民党を嫌う産経編集委員、そして今なお小泉純一郎を崇拝するブロガーや2ちゃんねらーの猛反発を受ける。
彼らは、公共投資や財政投融資の恩恵を受ける業界や地方過疎地住民、安定的な収入を得る公務員を激烈に嫉妬し憎悪し、それらの劣情に基づく緊縮財政路線―公務員数と公務員人件費と公共投資を減らし続ける緊縮財政を「利権談合政治を根絶し財政を再建する正義の政策」と頑なに信じて疑わない。
もちろん政府は、貪官汚吏を容赦なく罷免すべきであるが、同時に緊縮財政路線から積極財政路線に転換しなければならない。緊縮財政はデフレ圧力を高め景気と財政を悪化させてしまう。
しかし積極財政路線は小泉純一郎を崇拝するブロガーや2ちゃんねらーには受け入れられない。
郵政公社は税金の補填を受けない独立採算制の国営企業にして、黒字を叩き出し中央政府には莫大な国庫納付金を払い、地方過疎地の生活を支える稀に見る優良な公社であった。
郵政公社の民営化は景気も財政も良くしない。しかし彼らは郵政公社を民営化し合理化し公社職員をリストラせよと絶叫した。なぜなら彼らは安定的な収入を得る公務員に対する嫉妬と憎悪に凝り固まっているからである。
デフレ不況は、国民の精神を荒廃させ、他人の幸福を妬み他人の不幸を喜ぶ人間を増やすのである。
緊縮財政路線を支持する彼らは、慰安婦強制連行派や南京大虐殺肯定派と同じく特定の日本国民を虐待することに無上の喜び(シャーデンフロイデ、サディスティックな喜び)を見出し、正義感に浸っている人間だから、彼らを説得することは困難である。
しかも自民党が、小野盛司、丹羽春喜、野口旭
いま自民党は、八方塞、袋小路、四面楚歌に陥っているのだ。それではどうすべきか?

もし所長がチームセコウの一員として

「いま日本国内の家計には約1540兆8478億円

煩悩即菩薩という言葉があります。日本のお金持ち、富裕層、勝ち組のみなさん、どうか日本国内旅行を楽しみ日本国産品を買い、贅沢三昧の生活を送ってください。あなたがたの贅沢三昧が日本国内の貧困を解消し、無数の日本国民を救済するのです。何とぞお願いします」
日本国民は4文字か5文字の漢字熟語のスローガンに心酔する習性を持つので、安倍内閣は「煩悩即菩薩」を流行らせ、消費を喚起し、富裕層に贅沢三昧の生活を促すのである。
幸か不幸か泣き女の丸川珠代が当選を果たしたのだから、丸川が泣いてお金持ちのオジサマに贅沢を懇願する。
山本一太が、練達の政治家の施策よろしきを得るならば私人の悪徳が公共の利益をもたらすことを説いたマンドヴィルの「蜂の寓話」にある次の歪詩に曲を付け、麻生太郎がそれを歌いながら踊るのである。
悪の根という貪欲こそは、かの呪われた邪曲有害の悪徳。
それが尊い罪悪「濫費」に仕え、奢侈は百万の貧者に仕事を与え、
忌まわしき鼻持ちならぬ傲慢が、もう百万人を雇うとき、
羨望さえも、そして虚栄心もまた、みな産業の奉仕者である。
かくて悪徳は巧知を育み、時と働きに結びつき、結構な生活の事々物々、
そのまことの快楽、愉悦、安易など、いよいよ高く引き上げる。
貧民どもさえ昔の金持及ばぬ生活、これ以上何不足ないというほどだ。
(上田辰之助氏の蜂の寓話 自由主義経済の根底にあるものが戦前日本に出版され、文民軍人学生に広く読まれていたら、おそらく大東亜戦争はなかったろう。これは名著中の名著である)
不況の最中に、日本の富裕層、富豪、成金、資本家、金持ちが、自分の欲望のおもむくままに国内旅行を楽しみ、貪欲に高級国産品を買い漁り、贅沢三昧の生活を送ることは、美徳であり、貧困に苦しむ無数の衆生を救済する慈悲深い行いである。
かつて山本七平氏が指摘したように日本国は空気の国である。国民は空気によって動かされる。
「金持ちの国内散財は貧乏人を救済する菩薩の慈悲である」という空気が日本国内に充満すれば、日本国内に停滞している約1500兆円という莫大な金融資産が活発に日本各地へ巡り回り始めるかもしれない。
そうなれば安倍内閣を悩ます日本国の諸問題は解決し、反日左翼勢力は衰退する。ルソー、マルクス、レーニン主義は人間の嫉妬心に憑依し、これを自分より幸福な立場にある君主と資産家に対する憎悪に変え、この世に地獄の門を開く悪魔の思想だからである。
それにしても、日本の抱える諸問題の解決方法は、簡単にして難しい…。
・はじめての仏像彫刻を使い金儲けしても罰は当たりません


「私が降臨するまでは、お金持ちが贅沢して貧乏人を救済してあげなさい」
<関連記事>
・被災民を救う危機管理船の建造 日本市民防護協会理事長の郷田豊氏の提案
江戸時代の日本は本当にスゴイ。江戸幕府の参勤交代制は各大名に散財させ、宿場町を育て国内産業を発展させたのだから。危機管理船には定期的に日本国内一周クルーズ旅行を行わせ、お金持ちに日本各地の過疎地で散財させたら良いかもしれない。
・時代はCoolJapan!外国人を驚愕畏怖させる



「地球日本史が今なお日本国にはびこる江戸暗黒史観を打破する!」
・あらゆる意味において所長を失望させたたかじんのそこまでいって委員会に見える日本の病状
・再録 なぜマルクス・レーニン主義は地獄の門を開くのか
日本国民の嫉妬心が衰退すれば、自ずと反日左翼勢力は衰退すると思う方は、ブロガーに執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。

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ラベル:政治
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お金は使って回転させないと経済が停滞してしまうので、増税だ公共投資だと政府がせせこましく循環させるより国民でお金を回したいですね。
でも、富裕層って海外ブランドに目が行くんだろうなぁ・・・
国民も、政府から財政再建のために増税か贅沢かという二者択一を迫られれば、贅沢を選ぶでしょう。
政府関係者もマスコミに登場する知識人も、小難しい瑣末な経済知識に脳を支配されて、経済の本質を見失っているような気がしてなりません。
積極財政政策がスタグフレーションを生むのか、メカニズムをぜひ解かりやすくご教示くださいませんか。