訓み下しとは漢文にヲコト点・返り点・送り仮名・振り仮名・一二三点・上中下点総といった訓点を付けて漢文を日本語文に翻訳する手法で、我が国では、論語は、漢文訓み下しによって、日本風に改良されたから、日本人に理解受容され、渋沢栄一のような偉人を生み出したのであろう。
論語と算盤の中で筆者が最も感銘を受けた渋沢栄一の教えは、常識を「智・情・意の三者が各々権衡を保ち、平等に発達したもの」と定義していることである。また算盤と権利「ただ王道あるのみ」がマルクス・レーニン主義の害毒を鋭く指摘していることは、「近代日本市場経済の父」という渋沢評に相応しい教訓である。
渋沢の教えが1920年から30年代の戦前のエリートたちに広く深く浸透していれば、我が国は朝日新聞出身のソ連スパイ尾崎秀実ら軍の革新論者と一部新官僚民間有志ら近衛上奏文の所謂「国体の衣を着けた共産主義者」たちに国政を壟断されることもなく、大東亜戦争に敗北することもなかっただろう(晩年の岸信介元首相を驚愕絶句させた幻の名著[大東亜戦争とスターリンの謀略―戦争と共産主義参照)。
論語と算盤は、 昭和天皇の教科書 ともども、大東亜戦争の反省であり教訓であり、各界を反日左翼勢力に牛耳られ衰退の一途を辿る平成以後の日本国を再興するための最も優れた道徳倫理教科書である。
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