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「われ日本の柱とならん、眼目とならん、われ日本の大船とならん」の日蓮精神をもって、柳条湖事件を惹起、切迫する満洲の危機に対して鈍い我が国政府軍部の不拡大方針を敢然と無視し、関東軍司令官の本庄繁中将以下関東軍将兵一万余を駆り、兵団の機動力を最大限に発揮させる戦力集中・各個撃破作戦を指導し、正規不正規兵あわせて約二十五万の張学良軍閥を打ち破り、満洲国の建国を計画強行し、陸軍中央にこれを既成事実として追認させたのである。
昭和六年(一九三一)九月二十一日、関東軍の支援要請を受けた朝鮮軍の一個旅団が独断越境し満洲の奉天に到着した。これに狼狽した金谷範三参謀総長は、朝鮮軍派兵の事後裁可を得るために慌てて宮中に参内したが、「政府が経費支出を決定していない」という理由から昭和天皇の裁可を得られず苦境に陥った。南次郎陸軍大臣から「参謀総長を助けてほしい」と依頼された若槻礼次郎首相は、政府が出兵後にその経費支出を拒絶する場合の朝鮮軍の飢餓とそれに伴う朝鮮軍の撤退による関東軍の全滅と邦人居留民の受難とを危惧し、二十三日に閣内の反対意見を無視して宮中へ参内し「政府は朝鮮軍派兵の経費を支弁する考えであります」と天皇に奏上し、若槻退出後にようやく金谷参謀総長は天皇の裁可を得ることが出来た(3)。この経費支出(憲法第六十四条二項および第六十九条による)は若槻内閣が事件不拡大方針を定めながら関東軍と朝鮮軍の軍事作戦を追認したに等しく、朝鮮軍の後詰を得た関東軍はチチハルにまで進撃し、さらに支那本土に近い錦州の攻略を企てた。
これはアメリカ政府を刺激し、日米関係の悪化を憂慮した若槻首相は「関東軍が政府の命令を軽視するのは政府が一党一派の民政党内閣で国民の一部を代表しているにすぎないからではないか」と考え、関東軍を政府の命令に従わせるために各政党連合内閣の結成を構想し、安達謙蔵内務大臣に各党の意向を打診するように依頼し、幣原喜重郎外務大臣と井上準之助大蔵大臣に構想への賛同を求めた。しかし財政政策と外交方針を巡り野党の政友会と対立していた幣原外相と井上蔵相は首相の構想に断然反対し、若槻首相は直ぐに連合内閣を断念したものの、閣内で安達内相のみが連合内閣の実現を主張して譲らず、他の閣僚や民政党員の単独辞職要求にも応じようとしなかった。十二月十一日ついに若槻内閣は閣内不一致を理由に総辞職し、翌日、組閣の大命は政友会総裁の犬養毅に下った。犬養内閣が発足した十三日、関東軍は錦州攻略要領を策定し、犬養内閣の荒木貞夫陸軍大臣によって人事を刷新された参謀本部の承認を経て十七日に錦州攻略作戦を開始し、昭和七年一月三日に錦州を占領したのである。
一月二十一日、犬養内閣は第六十回帝国議会にて衆議院の解散を決行し、「政府は少数党を基礎としては主義主張を実行し以て人心の安定を期すること能わず、ここに衆議院の解散を奏請し国民の信任を問うものなり」との声明を発表した。
二月二十日の第十八回衆議院総選挙では、「正直犬養、嘘つき若槻・景気が好きか、不景気が好きか・景気に進むか、不景気に戻るか・光明に進むか、陰惨に帰るか・自主外交か、屈従外交か・産業の振興か、産業の破滅か・増税か、減税か」等々のスローガンを掲げた政友会(4)が衆議院定数四百六十六議席のうち三百一議席を獲得して大勝し、民政党は百四十七議席を得るに止まり惨敗した。昭和恐慌に苦しむ有権者は、浜口雄幸と若槻礼次郎の民政党内閣によって実施された緊縮財政と幣原軟弱外交を拒否したのである。
国民の信任を得た犬養内閣は、満洲事変の経費として昭和六年度歳入歳出総予算追加案および昭和七年度歳入歳出総予算追加案と三次にわたる満洲事件経費(上海事件経費を含む)支弁のための公債発行に関する緊急勅令(一月三十一日勅令第六号、二月十五日勅令第十四号、三月三日勅令第十九号、憲法第七十条「公共の安全を保持する為緊急の需要ある場合に於て内外の情形に因り政府は帝國議会を召集すること能わざるときは勅令に依り財政上必要の処分を為すことを得 前項の場合に於ては次の会期に於て帝國議会に提出し其の承諾を求むるを要す」による)等を第六十一回帝国議会(三月十八日召集、二十日開院式、二十五日閉院式)に提出し、衆貴両院の承認を得た。
そして昭和七年(一九三二)六月十四日、帝国議会衆議院は「満洲国承認は国民一致の輿論」として満場一致を以て満洲国承認決議案(政友会と民政党による共同提案)を可決し、同年九月十五日、我が国政府は満洲国を承認したのである。
石原莞爾の戦略は、大陸において戦争によって戦力を養い「陸を以て海を制する」というナポレオンの対英封鎖戦略にならい、満洲を「我が勢力下に置き対外長期作戦(持久戦争)のため資源その他に関し確固たる策源地」としてソ連の極東攻略を阻止しアメリカに対峙する構想であり、ソ連のスパイたるリヒャルト・ゾルゲをして、
(3)若槻礼次郎【明治・大正・昭和・政界秘史】三三六頁。
(4)犬養毅伝刊行会編【犬養毅伝】三六四頁。
<関連ページ>
・旧宮家の皇室復帰意義は30年前の予言書が指摘する日本の最悪危機の克服
・福島瑞穂の政治生命を奪う悪魔の憲法問答
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・日本国憲法無効論への疑問と回答-無知蒙昧な青山繁晴への義憤
・身近にいる新聞定期購読者にこの無料の第一次史料集をプレゼントすると『真実を知り、WGIPを引き継いで日本人を狂わせている朝日新聞の定期購読を止め、新聞代を節約できた』と心から感謝されます世界中で日本人に対する偏見と差別と迫害を助長している反日新聞社を崩壊させる大東亜戦争史を広めるために、終わりにブロガーへ執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。
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