2019年03月12日

王子様改名とオスプレイ原価15万円男-戦後民主主義洗脳狂育の絶望

 赤池王子様さん(18)が王子様を肇(はじめ)に改めた。赤池さんは、親とお坊さんに相談してお坊さんから「はじめ」を提案され、高校の倫理の教科書に出てきた経済学者の河上肇から「肇」の漢字に決めたそうだ。

 肇(はじめ)は良い名だが、インターネットを駆使して河上肇の素性を調査できる18歳の若者が事もあろうに河上肇にあやかるとは、筆者には衝撃的である。
 親からキラキラネーム(DQNネーム)を付けられた哀れな子供は無数にいるが、そのうちの一人がテレビに出演し、高校の倫理の教科書に出てきたオウム真理教団の麻原彰晃にあやかって名前を「彰晃」に改めましたと嬉しそうに述べたら、テレビ番組の出演者も視聴者も大きな衝撃を受けるに違いない。筆者の衝撃はそれと同じである。

 河上肇は日本随一の共産主義者であり、近衛文麿の師匠であった。近衛は河上に師事してマルクス・レーニン主義に染まり、自分のブレーントラスト昭和研究会に朝日新聞出身のソ連スパイ尾崎秀実をはじめ天皇尊重を偽装した共産主義者を集め、尾崎のいう東亜新秩序-東アジア共産主義社会の実現を目指して、支那事変を拡大長期化させ我が国を対米英戦へ誘導した。まさに大東亜戦争を真摯に反省する日本国民は、未来永劫絶対に河上肇と近衛文麿の師弟を糾弾し続けなければならないはずである。

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 しかも河上肇は1932年に非合法暴力組織のコミンテルン日本支部(日本共産党)に入り、1933年に治安維持法違反で警察に検挙され、1937年に出獄した。当時の日本共産党は、天皇を国の元首として戴く我が国の憲法秩序すなわち立憲君主制自由主義的議会制デモクラシーを覆滅して一党独裁体制を樹立し、我が国をスターリンのソ連支配下に組み入れ、我が国を立憲主義も自由主義も議会制デモクラシーも私有財産もあらゆる人権も何もない、まさに現在の北朝鮮のような、暗黒の地獄へ変えようとした組織である。

 20世紀の歴史によって証明された厳然たる事実は、マルクス・レーニン主義はオウム真理教とは比べものにならない残虐非道な淫祀邪教であり大量虐殺カルト宗教であるということだ(共産主義黒書参照)。それなのに日本におけるマルクス・レーニン主義の宣教師にして犯罪者が高校の倫理教科書に登場し、しかも18歳の若者が犯罪者の名前にあやかって改名したことをテレビで語り、テレビの出演者はその若者をたしなめようとしない。

 高校教育もテレビ報道も反日左翼勢力に完全支配され、マルクス・レーニン主義、共産主義、共産主義者、共産党を批判することが禁忌になってしまっているならば、もはや我が国の将来は絶望的である。

 河上肇(東京帝国大学法科大学政治科卒)は、昭和恐慌時に、資本主義を崩壊させ共産革命の温床となる荒廃した社会を作り出すために、浜口内閣の緊縮財政を支持し、高橋是清の積極財政に反対した。河上の思想的後輩が、現在の我が国において有り得ない財政破綻の危機を誇張し消費税率の引き上げを主張し積極財政を妨害しているのである。井上孚麿は次のように指摘している。

 それから、革命の実現は「恐慌」を契機とするというのである。経済的に景気が好いと革命は起こらない。不景気となって失業者が都会にも田舎に満ち溢れるようになり、餓死者が道に横たわるようにならないと、革命は起こらない

 先年、安保条約騒動について社会党の中央拡大委員会が反省会をやったが、その時に「不幸にして自分らの計画が百パーセントの効果を奏しなかったのは、日本が景気上昇期にあったからだ」と言ったと伝えられているが、それはその通りだと思う。

 その求めるところのものが経済的「好景気」ではなくて「恐慌」の襲来であり、労働者の生活条件の「改善」ではなくて「改悪」であり、「完全雇用」ではなくて「失業者の増加」であり、「無産階級の解放」ではなくて「中産階級の没落」である。

 そうしなければ革命は起こらない。革命が起こらなければその企図する理想社会の実現はできないからである。
 そんな風だから、彼らの中の物のわかった連中は、真の「福祉国家」などを理想とするものでないことも、余りに明白であるといわねばならない井上孚麿著現憲法無効論-憲法恢弘の法理191ページ)。


 左翼勢力は貧困失業格差を憂慮しながら、「資本主義は必ず貧困失業格差を生み出す」というマルクス主義の予言を的中させるために、資本主義下で貧困失業格差を拡大する政策を主張し、政府にそれを実践させようと企てる。河上肇、尾崎秀実、反安保闘争失敗後の社会党と朝日新聞、今日の朝日、毎日新聞みなそうである。これは本末転倒なのだが、彼らはそれを平然と行う。彼らの思想と行動は、麻原彰晃の予言を的中させるために地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教のエリート信徒たちのそれと同類である。

 また河上は『貧乏物語』の中で「貧困労働者が生まれるのは、富裕層が贅沢をして、社会が貧者の生活必需品を作らないからである」という批判を行い、社会全体が贅沢を止め、質素倹約をすれば貧困の問題は解消されると論じた。富裕層を含め社会全体が贅沢を止め質素倹約すれば、社会全体が貧乏になり貧困者が爆発的に増大する。それは、江戸時代の尾張藩主の徳川宗春や宗春の治世を称えた当時の庶民ですら気付いていた経済の理だが(自由主義経済の根底にあるもの-マンデヴィルの蜂の寓話と徳川宗春参照)、河上はそれに気付かなった愚か者である。

 愚か者がマルクス・レーニン主義に染まり、マルクス・レーニン主義が人を愚か者にする。この相乗効果により左翼はますます愚かになってく。その典型例が川内博史であろう。以下の発言は川内の冗句ではなく真剣な講演である筆者は本当に文字通り魂消た

オスプレイって重さ15トンなんですけど 、鉄1トンをオーストラリアで買うと1万円です。それが15トンですから15万円ですよ。いろいろ付加価値はつくかも知れないけど15トンは15万円なんです。それが200億円なんです。どうして200億円になるんですか」(立憲民主党の川内博史衆院議員 2019 03 02 講演

川内博史の略歴

昭和49年 中郡小学校~伊敷小学校卒業

昭和52年 ラ・サール中学校卒業

昭和55年 ラ・サール高校卒業

昭和61年 早稲田大学政治経済学部卒業  大和銀行入行

昭和63年 大月ホテル取締役就任

平成4年 クロス・ヘッド株式会社取締役就任

平成8年 衆議院に立候補し、初当選(1期) 運輸・建設・商工・外務・科学技術委員会 民主党鹿児島代表就任

 筆者と同様に川内博史の講演に衝撃を受け、「もう既成政党は不要だ!」と思う方は、終わりブロガーへ執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。
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共産主義黒書〈ソ連篇〉 (ちくま学芸文庫)

 戦後日本の左翼勢力は、事あるごとに「日本はアドルフ・ヒトラーの国家(民族)社会主義ドイツ労働者党(略称ナチス)を否定し追及する戦後ドイツを見習え!」と国民に説教しながら、社会主義を信奉して、偏狭なナショナリズムをまといジェノサイドをほしいままにする社会主義独裁政党の中国共産党や北朝鮮労働党を礼賛し、社会主義を信奉しながら、ソ連の統制経済一党独裁を模倣した国家総動員法と近衛新体制に象徴される我が国の戦時体制を「軍国主義、ファシズム」といって非難し、ソ連を模倣した日本の1940年戦時体制を非難しながら、朝日新聞出身のソ連スパイ尾崎秀実と一緒にこれを作り上げた細川嘉六、堀江邑一、風早八十二、西園寺公一(戦後共産党)、風見章、穂積七郎、帆足計、勝間田清一(戦後社会党)、笠信太郎(戦後朝日新聞)、宗像誠也(戦後東大教授、日教組講師団の一人)といった近衛文麿の政治幕僚たち(昭和研究会員)を平然と自分達の大幹部に戴き(進歩的文化人―学者先生戦前戦後言質集 別冊正論 Extra.15 中共ソ連共産主義の戦争責任参照)、ポツダム宣言に基づきGHQないし日本政府によって断罪されるべきであった彼等共産主義者を大幹部に戴きながら、「日本はアドルフ・ヒトラーの国家(民族)社会主義ドイツ労働者党(略称ナチス)を否定し追及する戦後ドイツを見習え!」と国民に説教するという、日本史上もっとも無恥な無限のルーピーズです。

 この無料の貴重な第一次史料集は彼らの邪悪なマインドコントロールから日本国民を解放します。

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posted by 森羅万象の歴史家 at 08:00| Comment(0) | もろもろ時事評論 | 更新情報をチェックする
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