2019年03月05日

共産主義者はテロリズムを放棄しない!極左の闘士から極右のリーダーに転向した中村義明

 1928年の3・15事件から1936年の2・26事件まで日本国内で頻発したテロ事件は全て左右両翼の共産主義者によって起こされた。そのことは戦前の新聞社によって偽りなく報道されていた。共産主義者はレーニンを崇拝する限り決して暴力主義を放棄しないのである。

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大阪時事新報1932.4.19 ここにも亦方向転換 極左の闘士から極右のリーダー 中村氏が新運動

 満洲事変を契機に起った国民主義国家社会主義運動は、いまや燎原の火の如く一般大衆をなめつくし、あまつさえ合法無産戦線に大異状を来した。其上このファッショ運動の影響は非合法共産主義陣営内にも波及し、大立物が続々思想的政治的に大幅に力強く転換し国民主義運動の強大化を現実に示している時、又々三、一五事件に関連し日本共産党幹部とし同評議会の大立物として佐野学氏等と潜行的活躍を続け羽振りをきかしていた中村義明氏(三四)は、昨年七月党員から確然たる解党派であると猛烈に攻撃されたのを苦にして共産党公判を前にして、実母大阪市北区相生町大畑きわ方でカルモチンを飲んで自殺を図ったが、医師の手当効を奏し、生命を取りとめ専ら静養を志し、一時無産運動から消息を断っていたが、最近怒濤の如くおしよせてきた国民主義運動の情勢をみ過去一切を一応総清算し、将来の見透しを確立し、「極左より極右への急転換」へ中間市民層を糾合してファッショ団体を結成することになり、大阪市西区靱南通一丁目日本勤労者新聞に立てこもり大衆へ国民主義運動を呼びかけることになった。


大阪毎日新聞 1936.3.11  民間の事件関係者百五十数名検挙 昨夜九時半戒厳司令部発表(第十号)


 今次事件に関連し北一輝、西田税、中村義明、薩摩雄次、亀川哲也、福井幸など百五十数名は東京憲兵隊および警視庁に検挙ならびに検束せられ取調べ中なり

両巨頭の略歴

十日夜戒厳司令部発表の今次東京事件関係者として検挙されたもののうち北、西田両名の略歴は左の如し

北一輝

 本名は北輝次郎(五三)で、新潟県佐渡郡両津町六二の生れ、佐渡中学を四年で退学、明治三十七年上京、早大政治科の聴講生となり同四十年ごろ故堺利彦氏の門に出入して社会主義者となり同四十三年支那革命勃発するや渡支宋敬仁らと革命に従った、この革命に刺激されて左翼から右翼に転向、大正十年ロシヤのヨッフェ来朝の際には祖国を危うくするとて公開状をヨッフェに送ったり、また北海道御料地問題に絡む宮内省怪文書事件にも連坐、極右思想家の一方の雄で著書に「社会主義哲学」「日本〇〇法案」「支那革命外史」などあり、五尺足らずの矮躯でしかも独眼である

西田税

 元退役騎兵中尉西田税(三六)は米子市博労町一ノ五七に生れ、県立米子中学を二年で退学、広島幼年学校から東京中央幼年学校に転校、士官学校卒業後騎兵少尉に任官、朝鮮羅南騎兵隊附、騎兵第五連隊附を経て大正十四年九月肋膜を病んで予備役に編入後上京、翌年四月十五銀行を恐喝して検挙さる、これより右翼運動に走り昭和五年七月財界攪乱の怪文書事件で懲役五月(執行猶予三年)五・一五事件には民間側の川崎長光のためピストルで射撃されたが危く助かる、北一輝とは早くから親交あり、大正十三年北の執筆した「日本〇〇法案」の原稿を上海から持ち帰り東京で発行して各方面に衝動を起したことがある


 3・15事件で警察に検挙された日本共産党員の中村義明は、極左の闘士から極右のリーダーに転向し、2・26事件で再び警察に検挙されたのである。

 暴力団に浸透している在日朝鮮人が右翼団体構成員になったり部落解放同盟構成員になったりしても決して強請を止めないように、レーニンを崇拝する社会主義者や共産主義者は決して暴力主義を放棄しない。戦前の左翼は、皇室廃絶を目指す暴力革命運動に失敗した後、右翼に化けて天皇親政による日本の社会主義化を目指す暴力革命運動に走り、2・26事件の失敗後は、近衛の最高政治幕僚にして朝日新聞出身のソ連スパイ尾崎秀実の同志と化して敗戦革命を狙ったのである。

 この事実は戦後左翼の致命傷となるがゆえに、GHQの公職追放により報道界教育界の要職を占めた左翼勢力は、戦前の日本に対する非難からマルクス・レーニン主義を救済するために、戦前の新聞によって報道されていた以上の事実を隠蔽し、1930年代はじめに台頭した右翼運動を「国家主義」「ファシズム」、ソ連の統制経済一党独裁を模倣した国家総動員法と大政翼賛会に象徴される1940年戦時体制を「軍国主義」「天皇制ファシズム」と名付け、国家社会主義ドイツ労働者党を「ナチス」と略してきたのである(近衛上奏文解説参照)。

 その左翼の洗脳狂育が70年以上続いた結果、戦後生まれの日本国民の大半は漠然と、5・15事件、2・26事件、国家総動員法、大政翼賛会、ナチスを二度と復活させてはならない政治悪、絶対悪、と思い込みながら、同時に法律をもって社会主義者や共産主義者を取り締まり彼らを公職から追放することも政治悪、絶対悪と思い込んでしまい、朝鮮半島と支那大陸に大和魂を売った反日左翼勢力の跳梁跋扈を許し続けている。

 まさに戦後の日本国は一億ルーピー化してしまった。これが日本衰退の原因なのだが、ネット空間では、無限のルーピーズたちの邪悪な洗脳から目覚めて以上の事実を知り語る人やナチスが左翼であったことを指摘する人が増えている。これが日本再興の希望である。

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 戦後日本の左翼勢力は、事あるごとに「日本はアドルフ・ヒトラーの国家(民族)社会主義ドイツ労働者党(略称ナチス)を否定し追及する戦後ドイツを見習え!」と国民に説教しながら、社会主義を信奉して、偏狭なナショナリズムをまといジェノサイドをほしいままにする社会主義独裁政党の中国共産党や北朝鮮労働党を礼賛し、社会主義を信奉しながら、ソ連の統制経済一党独裁を模倣した国家総動員法と近衛新体制に象徴される我が国の戦時体制を「軍国主義、ファシズム」といって非難し、ソ連を模倣した日本の1940年戦時体制を非難しながら、朝日新聞出身のソ連スパイ尾崎秀実と一緒にこれを作り上げた細川嘉六、堀江邑一、風早八十二、西園寺公一(戦後共産党)、風見章、穂積七郎、帆足計、勝間田清一(戦後社会党)、笠信太郎(戦後朝日新聞)、宗像誠也(戦後東大教授、日教組講師団の一人)といった近衛文麿の政治幕僚たち(昭和研究会員)を平然と自分達の大幹部に戴き(進歩的文化人―学者先生戦前戦後言質集 別冊正論 Extra.15 中共ソ連共産主義の戦争責任参照)、ポツダム宣言に基づきGHQないし日本政府によって断罪されるべきであった彼等共産主義者を大幹部に戴きながら、「日本はアドルフ・ヒトラーの国家(民族)社会主義ドイツ労働者党(略称ナチス)を否定し追及する戦後ドイツを見習え!」と国民に説教するという、日本史上もっとも無恥な無限のルーピーズです。
 この無料の貴重な第一次史料集は彼らの邪悪なマインドコントロールから日本国民を解放します。

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posted by 森羅万象の歴史家 at 09:00| Comment(0) | 過去を旅する歴史コラム | 更新情報をチェックする
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