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ノモンハン事件の虚像と実像-日ロの文献で読み解くその深層の目次(岩城成幸著/彩流社、2013年初版発行)
第Ⅰ章 村上春樹と司馬遼太郎のノモンハン事件
一、『ねじまきクロニクル』(第一部「泥棒かささぎ編」)
二、村上春樹にとっての「ノモンハン事件」
三、村上春樹と間宮中尉の関係
四、司馬遼太郎の幻の『ノモンハン』
第Ⅱ章 ノモンハン事件に関する主要文献と研究動向
一、ノモンハン事件に関する主要文献
(一)戦前の主な資料
(二)戦後の主な資料
a 終戦から二~三年目の関係書
b二冊のノモンハン(五味川純平と辻正信)
cその他の関係資料
dノモンハン事件70周年と関連資料
二、ノモンハン事件研究の転換点とその後
三、ロシアにおける「ノモンハン事件」の研究動向
第Ⅲ章 ノモンハン事件の概要と敗因
一、ノモンハン事件の概要
二、ノモンハン事件の敗因
三、ノモンハン事件に関する軍の各種研究報告書
第Ⅳ章 ノモンハン事件の見直しと歴史上の「もし」
一、関東軍は惨敗であったのか
二、日ソの戦史傷者数の比較
三、捕虜となったある飛行士の運命
四、歴史上のもし「もし日本が、・・・」
第Ⅴ章 英雄ジューコフの虚像と実像
一、シュテルンとジューコフの確執
二、明らかになったジューコフの実像
付論 ジューコフの全線到着日をめぐって(ヤコブ・ジンベルグ著)
第Ⅵ章 昭和十四年(一九三九年)九月のノモンハン
一、作戦終結命令と関東軍
二、九月になってからのノモンハンの兵士達
三、関東軍の新攻勢準備とソ連軍
第Ⅶ章 ノモンハン事件と日ソの諜報・情報活動
一、ノモンハン事件前後のソ連の対日諜報活動
(一)駐在武官と機密文書盗難事件
(二)「小松原道太郎=エージェント」説の謎
(三)エスカレートするソ連の対日諜報活動
二、ソ連軍による戦場での日本語情報の収集
(一)第六軍司令官の訓示
(二)第七師団兵士への手紙
(三)ある兵士の遺書
三、生かされなかった日本が収集した情報
第Ⅷ章 ノモンハン事件とゾルゲ・グループ
一、ゾルゲ報告
二、ゾルゲ・グループが蒐集したノモンハン情報
(一)ブーケリッチが蒐集した情報
(二)宮城与徳が蒐集した情報
三、ゾルゲのノモンハン情報は活用されたのか
四、リュシコフ情報の価値
表、ゾルゲ・グループが蒐集した「ノモンハン事件」に関する情報
第Ⅸ章 ノモンハン事件と石井部隊(関東軍防疫部隊)
一、ノモンハンにおける石井部隊の活動
二、ホルステン河にチフス菌を投棄?
おわりに
コラム①ソ連軍女性兵士
コラム②水不足と蚊の大群
コラム③気球隊
コラム④外国人特派員の戦場視察
コラム⑤戦利品展覧会と風刺漫画
コラム⑥「ノモンハン事件」の想定問答集
コラム⑦管弦楽組曲「ホロンバイル」
年表「ノモンハン事件」の経緯
あとがき
ノモンハンで日本軍とソ連軍が激戦していた頃、陸軍中央は支那事変の処理を巡って混乱し、影佐禎昭ら汪兆銘政権樹立派と小野寺信ら対重慶直接和平派が激しく対立抗争していた。この時に汪政権樹立工作を熱心に美化し執拗に推進していた勢力が朝日新聞出身のソ連スパイ尾崎秀実をはじめ近衛文麿のブレーントラスト昭和研究会に結集していた共産主義者たちであった。
支那事変の拡大長期化を煽動していた共産主義者の尾崎秀実が反共和平を標榜する汪政権樹立工作を推進していた事実こそ、帝国陸軍の機械化を遅延させ且つ関東軍および参謀本部に対ソ戦力の逐次投入という愚行を犯させた根本原因たる支那事変長期化の謎を解く鍵である。
しかるに本書の著者は、「第Ⅷ章ノモンハン事件とゾルゲ・グループ」において、現代史資料ゾルゲ事件1.3.4巻を使いゾルゲ機関の諜報活動を分析しながら、現代史資料ゾルゲ事件2巻「尾崎秀実訊問調書」と、支那事変の解決を妨害し我が国を対米英戦へ誘導した尾崎秀実らゾルゲ機関の謀略活動、近衛文麿の意図と正体、そしてソ連スターリンの世界戦略を現代に伝えている尾崎秀実著作集なかでも「尾崎秀実、西園寺公一が雑誌等に論文を執筆して汪兆銘工作が日本の執るべき唯一の道であることを強調していた」という犬養健の証言(昭和十七年四月二十一日、現代史ゾルゲ事件4巻)を裏付ける尾崎秀実の戦時論文「汪精衛政権の基礎」(公論昭和十四年十一月号)を収める尾崎秀実著作集第2巻を使わずに、白々しくも「ゾルゲの調書を読んでも、ゾルゲと日本軍部との関係はどのようなものであったのか、今ひとつはっきりしない。ゾルゲと日本軍部との関係については、未だ解明されていないと言えよう」(本書232頁)と嘯いている。
戦争と共産主義と現代史資料ゾルゲ事件全巻と尾崎秀実著作集全巻を読めば誰でも、影佐や、尾崎と一緒に東亜協同体論と断固南進強行北進反対を唱えた佐藤賢了らが尾崎秀実の同志と化していたことや、ゾルゲ機関の調略が陸軍中央にまで及んでいたことを把握できる。大本営陸軍部戦争指導班 機密戦争日誌にすらその痕跡が残っているというのに。
我が国において支那事変を拡大長期化させ対米英戦に発展させ本土決戦一億玉砕を叫んだ真犯人たちは、東亜新秩序(東アジア共産主義社会)の実現を狙った尾崎秀実ら政府軍部内に浸透したいわゆる国体の衣を着けた共産主義者でありマルクス・レーニン主義でありコミンテルンテーゼである。この大東亜戦争の真実は、GHQの対日占領作戦が有史以来最悪の途方もない大錯誤であることを立証し、GHQの対日占領作戦から生まれた戦後民主主義体制の正当性を粉砕し、GHQ史観に迎合して立身出世した無数の歴史学者の業績を覆滅してしまう。
だから学会と報道界に巣くう敗戦利得者たちは、GHQの対日占領作戦と戦後民主主義体制を正当化するために、大東亜戦争の真実をひたすら隠蔽し続ける。それがサンフランシスコ講和条約の発効から今日まで続く戦後日本の卑劣な報道および教育である。
ノモンハン事件の虚像と実像: 日露の文献で読み解くその深層はまさに戦後日本の縮図であり宿痾であろう。
岸信介を驚愕絶句させた幻の名著戦争と共産主義-昭和政治史秘録を有権者に知らせる為に、終わりにブロガーへ執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。
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「身近にいる朝日新聞の定期購読者に無料の貴重な第一次史料集をプレゼントすると『真実を知り、WGIPを引き継いで日本人を狂わせている朝日新聞の定期購読を止め新聞代を節約できた』と心から感謝されます世界中で日本人に対する偏見と差別と迫害を助長している反日新聞社を崩壊させる大東亜戦争史を広めるためにブロガーへ執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。」
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