2018年08月05日

第二次世界大戦を画策したレーニンの演説-戦史修正のお知らせ

 10年以上前、近所の古本屋でレーニン全集が1冊100円で売られていた。しばらくするとそれは1冊50円に値下がりした。所長は1冊20円になったらレーニン全集全巻を購入しようと思っていたら(笑)、その古本屋が潰れてしまった。それから所長からレーニン全集を読む機会と意思が消え失せてしまったが、最近所長が読んだ衝撃的な本に、朝日新聞出身のソ連スパイ尾崎秀実ら戦時下の共産主義者によって信奉され実践されたレーニンの世界戦略がレーニン全集第31巻から紹介されていた。

 そこで所長は早速これを購入し、国民のための大東亜戦争正統抄史60~67東條内閣の和平努力の「67、レーニンと明石元二郎」を以下のように加筆修正しました(強調部分が加筆修正箇所)。

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67、レーニンと明石元二郎

「全世界における社会主義の終局的勝利に至るまでの間、長期間にわたって我々の基本的原則となるべき規則がある。その規則とは、資本主義国家間の矛盾対立を利用して、これらの諸国を互いに噛み合わすことである。我々が全世界を征服せず、かつ資本主義諸国よりも劣勢である間は、帝国主義国家間の矛盾対立を巧妙に利用するという規則を厳守しなければならぬ。現在我々は敵国に包囲されている。もし敵国を打倒することができないとすれば、敵国が相互に噛み合うよう自分の力を巧妙に配置しなければならない。そして我々が資本主義諸国を打倒し得る程強固となり次第、直ちにその襟首をつかまねばならない。」

「今日の資本主義世界には、利用すべき根本的対立があるだろうか?三つの基本的な対立がある。私はそれを挙げてみよう。第一の我々にもっとも近い対立、それは日本とアメリカの関係である。両者は、その海岸が三千ヴェルスタも隔たっているとはいえ、太平洋の両岸で平和的に共存することができない。この競争が彼らの資本主義の関係から生じてくることは、争う余地がない。将来の日米戦争という問題を扱った膨大な文献がある。戦争が準備されつつあること、それが避けられないということ、このことに疑いの余地はない。平和主義者はこの問題を回避し、決まり文句でそれを塗り潰そうと努めているが、経済的諸関係と外交を研究している者には、戦争が経済的に成熟しており、政治的に準備されつつあることは、一点の疑いもあり得ない。
 共産主義政策の実践的課題は、この敵意を利用して彼らを互いにいがみ合わせることである。そこに新しい情勢が生まれる。二つの帝国主義国、日本とアメリカをとってみるならば、両者は戦おうと望んでおり、世界制覇をめざして、略奪する権利をめざして戦うであろう。」

「私は、われわれがぜひとも利用しなければならない一つの帝国主義的矛盾を諸君に指摘した。それは日本とアメリカとの矛盾である。もう一つの矛盾は、アメリカと残りの資本主義世界全体との矛盾である。戦勝者の資本主義世界は、ほとんど全部、戦争でどえらい大もうけをした。アメリカは強大であり、今ではすべての国がアメリカに負債を背負っており、すべての国がアメリカに依存し、ますますアメリカを憎むようになっている。」

「第三の不和は、協商国とドイツとの間にある。ドイツは敗戦し、ベルサイユ条約で抑えつけられているが、しかし巨大な経済的可能性を持っている。経済的発展の度合いから言えば、アメリカを第一位とみなす場合、ドイツは世界第二位である。専門家は電気産業ではドイツはアメリカに優っているとさえ言っている。しかも、このような国に対して、同国が生存していけないようなベルサイユ条約が押し付けられているのである。ドイツは最も強大で先進的な資本主義国の一つであって、ベルサイユ条約を耐えることができない。だからドイツは、それ自身帝国主義国でありながら、圧迫されている国として、世界帝国主義に対抗して同盟者を探し求めなければならない。
 これが、帝国主義者のあらゆる策動を手の付けられないほどにこんぐらからせている三つのもつれである。ここに全核心がある。」

 以上は、一九一九年三月、世界各国の無産階級運動や多数の労働者農民を糾合し、革命手段により資本主義社会機構を打倒し世界共産主義革命を実現する為の参謀本部として、コミンテルンを創設したレーニンが唱えた革命的道徳体系である(1)。

(1)三田村【戦争と共産主義】四十三~四十四頁。【レーニン全集31】四四四~四六七頁、「ロシア共産党モスクワ組織の活動分子の会合での演説一九二〇年十二月六日」


 敗戦後の日本の共産主義者は「われわれは断乎戦争に反対した」「軍閥戦争に反対したのは共産党だけだ」と言うが、レーニンを盲目的に信奉する日本の共産主義者が日米戦に反対していたというのは真っ赤な嘘である。このことを理解した方は、終わりにブロガーへ執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。

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posted by 森羅万象の歴史家 at 07:00| Comment(0) | 過去を旅する歴史コラム | 更新情報をチェックする
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