憲政の神様が喝破したナチスドイツの正体－戦史修正のお知らせ

　所長は国民のための大東亜戦争正統抄史79～87近衛上奏文解説　82、ヒトラーとスターリン を以下のように加筆修正しました（強調部分が加筆修正箇所）。

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　ドイツ第三帝国とソビエト帝国の死闘は、国家社会主義ドイツ労働者党とドイツ共産党が労働者の支持と議会の議席数を奪い合ったことから開始された社会主義（共産主義）勢力間の壮絶な国際的「内ゲバ」であり、第二次世界大戦後の中ソ紛争や中越（ベトナム）戦争の先駆けであった。
　大政翼賛会を非難した我が国の憲政の神様こと尾崎行雄代議士は、近衛文麿首相に対する十二の追及質問から成る「時局の変遷と政府の指導に関する質問主意書」（第七十六回帝国議会衆議院昭和十六年二月二十五日提出）の中で、両国の本質を次のように喝破した(4)。　

「（三）或は、大政翼賛会の組織者は、帝国の首相であって、その役員は近衛首相が総裁の名義を以て、任命したものであるから、大政翼賛会は即ち一種の官衙と看做すべしと唱える者もあるが、斯の如きは、帝国首相たる近衛公の位置を以て、独・露の元首たり、又宰相たる、「ヒットラー」や「スターリン」等の位置に比し、之を同視する如き誤解に陥ったものではないか。
　独・露には、皇帝在さず、憲法は歪曲せられて、立法部行政部の区別もなく、時の執権者たるヒットラーやスターリンが、一切万事を、思うままに勝手に執行し得るので、即ち独裁執権者制であるが、我が国体と政体との下に於ては斯の如き独断専行の振舞は、断じて許されざる筈のものである。
　敢て問う、政府は、近衛公の位置に対して、此の如き誤解なしとするか、寸毫だも、それ等の混同から泛び来った軽挙妄動の余弊なしとするか。」

「（五）疑問はなお尽きない。近衛首相は、共産主義は、申すに及ばず、社会主義をも排斥せらるるように見ゆるが、ドイツは現在国家社会主義国であって、ロシアは、その自称する通り、労農共産主義共和国である。従って両国の施設は、凡て社会主義と、共和の主義より、割出されて居る。その中には、我が国の学ぶべき価値あるものも存するであろうが、もし深く注意を加えて、斟酌しなければその結果は我が国体と政体とを毀損し、且つ社会主義と共産主義とを輸入することになる虞れがありはしないや。近衛首相は、今日の我が政府の方針と施設とを以て、その注意は既に深厚周密である、誓ってその虞れなく、又その傾向もないと明答せらるるか。」

(4)官報号外昭和十六年二月二十六日衆議院議事速記録第十八号議長の報告

　我々戦後生まれの日本国民は、以上の簡潔な事実すら教師に教えてもらえなかった。そして今なお我が国では社会主義（共産主義）を夢見るマルクス・レーニン主義勢力（反日左翼勢力）が教育とテレビを牛耳り、共産中国や北朝鮮に媚びへつらいながら、政敵にナチス（国家社会主義ドイツ労働者党）というレッテルを張って罵詈雑言を浴びせたり、我が国の戦時体制あるいは大日本帝国そのものをナチスドイツや現在の北朝鮮と同列に並べ、「ヒトラーのナチスを否定する戦後ドイツを見習え！」と国民に説教している。

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