李氏朝鮮は、孔子派もしくは孟子派の儒教ではなく、あくまで朱子派の儒教を国教とした。これが現代韓国人の行動様式を生み出したのである。
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朱子(1130-1200)は存在というものを理(道徳志向性の根拠となる自分の正しさ、理の具体的内容は仁義礼智信で、ことに君臣父子の上下関係の秩序を重んじた)と気の合体から説明した。
万物には鏡のごとく明瞭な「理」が天より分有されている。しかし万物の素材をなす「気」に清いものと濁ったものがあるのである。これが鏡を曇らせる。一番濁ったものは器物、モノである。次は草木であり、頭(根のこと)を下にしているほどに劣っている。次にましなのは禽獣、動物のことである。禽獣は気が濁っている分、頭がまちがって横についている。
次は人間だが、これも気の濁った者がいる。卑しい小人である。君子は気が澄んでいる。澄んでいる分、「理」鏡の光がまし、道徳の知性が輝く。したがって彼にこそ卑しい他の物どもを徳治で率いる資格があるという。そして小人から君子になり、さらに君子から賢者、賢者から聖人になるためには、ひたすら朱子の儒教注釈を学び朱子の礼教を実践しなければならない。
自分たち(李氏朝鮮)は、東方の野蛮国であるが、中華文明の師であり上国である支那(明)に侮辱されたくない、漢民族から常に「東方礼儀の国」として賞賛されたい。
支那に対する強烈な劣等感から生じた彼らの大望を成就するために、李氏朝鮮の王族および両班は、朱子派儒教を国教と定め、本場の支那以上に忠実に純粋に過激に「朱子家礼」(朱子の礼教)の定める葬礼、喪礼、祭祀、衣冠などを実践し、これに反する者すなわち土着の慣習に基づく葬儀や招魂を司っていたシャーマンや僧侶を暴力をもって徹底的に弾圧し、さらに朱子の礼教を実践しない者すなわち二夫に仕えずという貞操道徳を守らない再婚女を拷問し、不葬者を斬殺し、喪に服さぬ者を百叩きにした。
かくして李氏朝鮮は「東方礼儀の国」を自称し、朱子派儒教政治を約500年のあいだ(1392~1910)実行したのである。この朱子派儒教政治が現代の韓国人の行動様式(矢印先)に繋がる次の現象を生み出した。
1、朱子の礼教を無視する日本国のみならず李氏朝鮮ほど忠実には朱子の礼教を実践しない支那王朝(明、清)をも侮蔑するようになり(1446年頃から)、李氏朝鮮こそ中華の正統であると自負するようになった。
⇒小中華思想
2、しかし戦勝より礼教を重んじる李氏朝鮮は戦争に弱く、現実には周辺の明、清、日本、琉球よりも格下であったために、小中華思想は現実と乖離した観念論となった。
⇒現実を無視してホルホルと観念的な優越感に浸る妄想癖
3、朱子派儒教の定める序列が、聖人>賢者>君子>小人>動物>草木>器物であったため、李氏朝鮮では、利を得るために器物を作る職人および器物を売る商人が賎しい小人として侮蔑され、産業と商業および貨幣経済が停滞し、一般庶民は、ほとんど自給自足に近い極貧の生活を営まざるを得ず、また草木は刈り取られ国土は荒廃した。
朱子派儒教を信奉する李氏朝鮮の立場から見れば、朱子の礼教を無視する日本人は小人以下の動物(禽獣)にあたる。
⇒職人および商人を蔑視する職業差別観と希薄な環境保全意識、日本人を猿と呼ぶ侮日的な民族差別観
4、朱子派儒教が国教化された結果として、朝鮮人は、朱子儒教をそらんじ礼教を実践し儒者文人となり科挙やコネで官職につき禄にあずかり賄賂を集め権力を握った有識階層と、礼教を実践できずに、埋葬でシャーマンを呼んでは百叩き、葬式で僧侶を呼んでは百叩き、遺骨を隠して絶島送り、火葬しては撲殺、再婚しては拷問され、しかし出世とは無縁になったがゆえに勉強しなくてもよく、頭痛もなく、目もくらくらせず、政争で殺されることもなく、卑猥な祭りに打ち興じる空腹な無識階層とに、二極分した。
⇒両極端な韓国の国民性。韓国では礼儀正しさでは韓国人の右に出るものはいないと誇る人がいるかと思えば、礼儀とは無縁の下品きわまりない人が無数にいる。
5、有識階層は、常に誰が君子で誰が動物に近いか、激烈な論争と党派争いに明け暮れるようになった。
⇒政界の常時内紛。過去の真実や法の支配よりも自分および朝鮮民族が道徳的な高みにあることを優先する、似非歴史学と非罪刑法定主義(事後法の遡及適用)の蔓延
6、民衆が弾圧から逃れるため朱子礼教を実践するふりをして、表彰品のたかりに精を出すようになった。
「平安道監司の李元翼が報告いたします。
泰川居住の科挙未合格者の金麟祥は誠孝が天に抜きんでています。母親が生前病気のときに、きじが食べたいと思うと、きじが自然に入ってきました。母の死後喪に服して、骨が砕けるほど哀しみ、墓を守って三年、昼夜号泣しました。
保人の李夢龍はその父の病を治そうと、香をたき、どうか自分を身代わりにしてくれよと祈りました。父の糞を嘗め吉凶をしらべました(糞が甘ければ死し、苦ければ生きると考えられ、これを行うことは孝行者の真骨頂とされた)。
両名の孝行もやはり古人に恥じません。論賞の沙汰よろしく。」
このようなことは「無識の輩(つまり民衆)が互いに嘘を吐いて、そのことを誇張し、名目として、村人を集めて村の役所に提示し、ついには中央に報告されるのだ」と、17世紀から18世紀に生きた金柱臣という儒者が言っている。
⇒息を吐くように嘘を吐き、日本国および日本民族にたかる悪癖
7、李氏朝鮮から見れば、朱子の礼教を無視する日本人は小人以下の卑しい動物であり、朱子の礼教を実践する李朝の王族両班は高い道徳的な知性を持つ君子である。君子には卑しい他の物どもを徳治で率いる資格があるので、かれら王族両班は、李氏朝鮮には日本国を支配する資格があると妄想したのである。
江戸時代の1764年(明和元年)に第11次朝鮮通信使として来日した金仁謙が書いた日東壮遊歌―ハングルでつづる朝鮮通信使の記録には以下のように記述されている。
「惜しんで余りあることは、この豊かな金城湯池が、倭人の所有するところとなり、帝だ天皇だと称し、子々孫々に伝えられていることである、この犬にも等しい輩を皆ことごとく掃討し、四百里六十州を朝鮮の国土とし、朝鮮王の徳をもって礼節の国にしたいものだ」
日東壮遊歌―ハングルでつづる朝鮮通信使の記録には、国教化された朱子派儒教が李氏朝鮮に生み出した諸々の現象が凝縮されている。
⇒日本国および日本民族を侮蔑しながら日本国に入ってきて、やれ公務員権(就官権)をよこせ、やれ参政権をよこせなどと要求して日本国民を支配したがる征服欲
所長が「朝鮮民族を読み解く―北と南に共通するもの」を読了して思うに、現代韓国人の行動様式は、約500年の歳月をかけて李氏朝鮮が朱子派儒教を用いて人為的に醸成したものであるから、朱子派儒教の呪縛から脱却する可能性を有する韓国と日本は、いつか対等な友好関係を結べるかもしれない。
もちろんキリスト教徒の韓国人ですらも朱子派儒教の影響にどっぷりと浸かっている現在は土台無理な話で、それは遠い遠い将来のことであろうが。
因みに所長の好きな人物は、礼を後回しにして富国強兵策を実行し「倉廩満ちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る」という名言を遺した春秋時代の斉の名宰相、管仲である。これ自体、朱子派儒教の影響に呪縛されている朝鮮人から見れば、日本人が東夷の蛮族である証拠になるのだろうが。
東夷の蛮族で大いに結構!
日本人は昔から精巧な器物を作る職人を国の宝、神様として大事にしてきたからこそ、所長はこちらにも、あちらにも、萌えることができるのだ!

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エロはリアルに近い方が...と思っていましたが、『あちら』は確かにエロいですね。たった今『萌え』を理解したかもしれません。(笑)
正直500年以上、よくもまあこんな事を、の思いです。これもカルトですね。あちらではカルト宗教が花盛りな理由が分かる気がします。問題はそれが日本に飛び火して、創価学会なる「学術団体」が盛業のことです。これをバックにした公明党の議員のアタマの中も、朱子教で赤くなってるのですね。
中国が革命をしてよかった!それがなければ、日本は戦前から変わっていない??朝鮮人も狡猾さは天下一品(近所は朝鮮部落、母親が言ってました。朝鮮人は頭がいいよと)
文明国がなぜ長い期間継続しないのか? 豊かさによる精神の荒廃、古い因習にがんじからめか?。
精神分裂症的乱文失礼しました。
猫のぶちさん、コメント有難うございます。白々しい礼教の儀式を長く実践していれば、誰でも嘘吐きにならざるを得ません。それがカルトを蔓延させるのでしょう。
団塊世代さん、コメント有難うございます。支那文明の最盛期は春秋戦国という分裂の時代にあったのに、秦の始皇帝がむりやりそれを統一して、中華思想と統一志向を支那人に植えつけてしまいました。
中華思想は遵法精神を消滅させ(とくに国際法において)、統一志向は、支那統一王朝の崩壊後に広大な支那大陸を再統一するための長期にわたる大規模な戦乱、殺戮、破壊を引き起こし、新王朝が成立するまでに、膨大な人材、資源、そして前王朝の遺産を消滅させます。これが中国がダメな理由でしょう。支那統一王朝が崩壊し分裂した後は、支那大陸は複数の国によって分割統治されたままの方が良かったのです。
自分達だけが信じている規範で 他所の国に区別を付け、裁くと言う独りよがりな思考から 脱却しない限り 彼等が他の国と協調出来る日は来ないだろう。心の奥底には他者への軽蔑が看て取れるからだ。 自分達の「 宗教 」を押し付けているのと 同じである。
貴ブログは大変興味深く、よく訪問させていただいております。
今後ともよろしくお願いします。
日本は朝鮮より地政学条件に恵まれていたとはいえ、古代日本の為政者のセンスには感嘆せざるをえません。それに比べて今日の日本の政治家ときたら…。