これこそ東京裁判史観を覆す比類無き名著であることは、馬場恒吾(読売新聞社長)、南原繁(東大総長)、島田孝一(早稲田大総長)、小泉信三(元慶応義塾大学塾長)、田中耕太郎(最高裁判所長官)、飯塚敏夫(元大審院判事)、そして岸信介(元首相)すらこれを読んで驚愕絶句絶賛したことによって、証明されている。
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岸いわく、
「知友のラジオ日本社長、遠山景久君が、某日、『岸先生、大変な本を見付けました。是非第一読下さい』と持参されたのが、この三田村武夫氏の著書であった。読む程に、私は、思わず、ウーンと唸ること屡々であった。
支那事変を長期化させ、日支和平の芽をつぶし、日本をして対ソ戦略から、対米英仏蘭の南進戦略に転換させて、遂に大東亜戦争を引き起こさせた張本人は、ソ連のスターリンが指導するコミンテルンであり、日本国内で巧妙にこれを誘導したのが、共産主義者、尾崎秀実であった、ということが、実に赤裸々に描写されているではないか。
近衛文麿、東条英機の両首相をはじめ、この私まで含めて、支那事変から大東亜戦争を指導した我々は、言うなれば、スターリンと尾崎に踊らされた操り人形だったということになる。
私は東京裁判でA級戦犯として戦争責任を追及されたが、今、思うに、東京裁判の被告席に座るべき真の戦争犯罪人は、スターリンでなければならない。然るに、このスターリンの部下が、東京裁判の検事となり、判事をつとめたのだから、まことに茶番というほかはない。
この本を読めば、共産主義が如何に右翼、軍部を自家薬籠中のものにしたかがよく判る。何故それが出来たのか、誰しも疑問に思うところであろう。然し、考えてみれば、本来この両者(右翼と左翼)、共に全体主義であり、一党独裁・計画経済を基本としている点では同類である。当時、戦争遂行のために軍部がとった政治は、まさに一党独裁(翼賛政治)、計画経済(国家総動員法→生産統制と配給制)であり、驚くべき程、今日のソ連体制と類似している。ここに、先述の疑問を解く鍵があるように思われる。
国際共産主義の目的は、この著書でも指摘しているように、大東亜戦争の終結以降は筋書どおりにはいかず、日本の共産化は実らなかったものの、国際共産主義の世界赤化戦略だけは、戦前から今日まで一貫して、間断なく続いていることを知らなければならない。往年のラストボロフ事件、又、最近のレフチェンコ事件などは、ほんの氷山の一角にすぎないのであろう。これを食い止めるには、自由主義体制を執るすべての国家が連帯して、自由と民主主義をがっちりと守り、敵の一党独裁・計画経済に対するに、複数政党・市場経済の社会を死守することである。
私は、私自身の反省を込めて、以上のことを強調したい。また、このショッキングな本が、もっともっと多くの人々に読まれることを心から望む次第である。」
戦争と共産主義を読まない限り、いくら万巻の書を読んでも「大東亜戦争の真実」を理解することは不可能である。南京大虐殺という事実無根の濡れ衣を着せられ処刑された松井石根大将はやはり日支提携論者だったのだ、嗚呼。

・大東亜戦争とスターリンの謀略―戦争と共産主義の目次
解説篇
まえがき
序説 コムミニストの立場から
1、コミンテルンの立場から
第二次大戦とコミンテルン
好ましい戦争陣形
新しい戦略戦術
2、日本の革命をいかにして実践するか
戦術転換
謀略コース・敗戦革命
論理の魔術
第一篇 第二次世界大戦より世界共産主義革命への構想とその謀略コースについて
一、裏がえした軍閥戦争
歴史は夜つくられる
ロボットにされた近衛
道化役者-政治軍人
二、コミンテルンの究極目的と敗戦革命
共産主義者は戦争に反対したか
帝国主義戦争を敗戦革命へ
レーニンの敗戦革命論
コミンテルン第六回大会の決議
戦略戦術とその政治謀略教程
日本における謀略活動
尾崎・ゾルゲ事件
企画院事件
昭和研究会の正体
軍部内の敗戦謀略
中国の抗日人民戦線と日華事変
アメリカにおける秘密活動
三、第二次世界大戦地より世界共産主義革命への構想-尾崎秀実の手記より
偉大なるコムミニスト
大正十四年から共産主義者
共産主義の実践行動へ
彼は何を考えていたか
コミンテルンの支持及びソ連邦の防衛
日本及びアジアの共産主義革命
第二次世界大戦より世界共産主義革命へ
思想と目的を秘めた謀略活動
第二篇 軍閥政治を出現せしめた歴史的条件とその思想系列について
一、三・一五事件から満州事変へ
左翼旋風時代の出現
三・一五の戦慄
一世を風靡したマルクス主義
学内に喰い込んだマルクス主義
動き出した右翼愛国運動
発火点ロンドン条約問題
志士「青年将校」の出現
バイブル「日本改造法案」
満州事変へ
軍閥政治へのスタート、満蒙積極政策
皇軍自滅へのスタート、三月事件
満州事変へ
二、満州事変から日華事変へ
軍閥独裁への動力
政治軍人の革命思想
日華事変への足取り
1血盟団事件2満州建国宣言3五・一五事件4日満議定書5国際連盟脱退6神兵隊事件7満州国帝制実施8埼玉挺身隊事件9斎藤内閣総辞職10対満政治機構改革問題11陸軍国防パンフレット発行12士官学校事件13美濃部機関説問題14永田鉄山事件15倫敦軍縮会議脱退16二・二六事件17廣田内閣成立18陸海軍現役制復活19陸海軍庶政一新の提案20軍部政党の正面衝突21宇垣内閣流産22日華事変へ
軍閥政治への制度的基礎
対満政治機構改革問題
陸海軍現役制確立
軍閥政治の思想系列
ナチズムとスターリニズム
現状打破、反資本主義革命
第三篇 日華事変を太平洋戦争に追込み、日本を敗戦自滅へ導いた共産主義者の秘密謀略活動について
一、敗戦革命への謀略配置
コミンテルンに直結した秘密指導部
二七年テーゼから尾崎機関へ
革命家としての尾崎秀実
素晴らしい戦略配置
陸軍政治幕僚との握手
政府最上層部へ
官庁フラクション
昭和研究会
言論界
協力者、同伴者、ロボット
所謂転向者の役割
何故成功したか
二、日華事変より太平洋戦争へ
日華事変に対する基本認識
日華事変に対する認識
軍隊に対する認識
長期全面戦争へ
秘密の長期戦計画
蒋政権の否認と長期戦への突入
日華全面和平を打ち壊した者
長期全面戦争への政治攻勢
新政権工作の謀略的意義
謀略政権の足跡
汪政権の正体
長期戦への理論とその輿論指導
近衛新体制から太平洋戦争へ
何の為の新体制か
対米英戦争への理論構成とその輿論指導
独ソ開戦とシベリヤ傾斜論
かくして太平洋戦争へ
三、太平洋戦争より敗戦革命へ
革命へのプログラム
敗戦コースへの邁進
言論結社禁止法の制定
翼賛選挙-東條ワンマン政党出現
戦時刑法改正―東條幕府法
敗戦経済と企画院事件
かくして敗戦へ
資料篇
大東亜戦争とスターリンの謀略-戦争と共産主義の序説は、敗戦直後の日本に突如出現した無数の赤旗の群れを目撃した著者の次の問い掛けから始まる。
街には、赤旗を押し立てたデモ行進が延々と続いている。インター・ナショナルの歌声が怒涛のごとく響いてくる。私はふと奇妙な錯覚にとらわれる。この同じ街を、同じ我々の同朋が、手に手に日の丸の旗を打ち振り、愛国行進歌を高らかに歌い、延々長蛇の列をなして通って行く姿が瞼に浮かんでくる。それがまだついこの間のような気がするし、また遠い昔のような気もする。
そして、あの日の丸の旗を振り、愛国行進歌を歌って通った何万何十万の人間は何処に行ってしまったのだろうか、また、赤旗を押し立て、革命歌を歌い、堂々デモ行進をやっている何万何十万かの人間は、何処から出て来たのだろうか。
あの頃-全国民が戦争熱に圧倒されていた頃-何処で、何をしていた人だろうか、と思う。それから静かに考えてみて、大変なことに気がつく。
あの戦時中、日の丸の旗を振り、愛国行進歌を歌って通った人間も、いま赤旗を振り、革命歌を歌って通る人間も、同じ人間ではないのかと。
その頃、軍閥の御用を勤めていた軍需会社の重役どもの手で、工場から、職場から狩り出された名誉ある「産業戦士」が、今日は「輝ける階級戦」の指導者によって動員された革命の輝ける「前衛闘志」と名が変わっているのではないのかと。
そして私は、もっと大変なことに気がつく。軍需会社の重役どもを動かして産業戦士を街頭に狩り出したのも、輝ける指導者に指令して階級戦線の前衛部隊を街頭に動員するのも、同じ一つの目的のために「俺がやっているのだ」と言う者があったとしたら、どういうことになるだろうか―と。
人は「そんな馬鹿なことが-」と言うだろう。だが果たして「馬鹿なことが」と言い切れるだろうか。
三田村武夫は、昭和三年(一九二八)六月から内務省警保局、拓務省管理局に勤務、左翼運動の取締に従事しながら国際共産主義運動の調査研究に没頭した後、衆議院議員となり中野正剛の東方会に所属し、東条内閣倒閣運動に参加して官憲に逮捕された人物である。
三田村は尾崎秀実と同じ岐阜県の出身で、巣鴨拘置所では、スパイ任務を完遂し死刑判決を受けた尾崎がゾルゲとニコニコと挨拶を交わしている場面を目撃しており、ソ連に奉仕する共産主義者以外で、おそらく世界で最初に第二次世界大戦の裏面の真実を見抜いた偉人である。歴史の神様は「尾崎秀実の真実」を後世に伝える使命を三田村武夫に与えられたのだろう。
敗戦後の日本の共産主義者は「われわれは断乎戦争に反対した」「軍閥戦争に反対したのは共産党だけだ」と言うが、大東亜戦争とスターリンの謀略―戦争と共産主義は、共産主義者の主張が真赤な虚偽であり、彼らこそ世界資本主義体制に代わる共産主義的世界新秩序を構成する東亜新秩序-東亜共産主義社会を実現するために、戦争の拡大を煽動していた張本人であることを多数の第一次史料を挙げて完璧に証明している。
「我々は静かに『聖戦』の意味について三思する必要がある。今日一部に於て、もしも日本がその大陸に対する要求を具体的に明瞭に形の上に現わすのでなければ尊い血を流した勇士たちは瞑することが出来ない、又艱難辛苦しつつある出征兵士たちがおさまらないであろうとの説をなすものがある。絶対に正しからざる説である。恐らくは心事高潔ならざる輩が自己の心事をもって推しはかったものであるに違いない。
一身を抛って国家の犠牲となった人々は絶対に何等かの代償を要求して尊い血を流したのではないと我々は確信するのである。東亜に終局的な平和を齎すべき『東亜における新秩序』の人柱となることは、この人々の望むところであるに違いないのである―。」(尾崎秀実著中央公論昭和十四年一月号「東亜協同体の理念とその成立の客観的基礎」)
尾崎が追求した東亜新秩序の正体は、帝国主義諸国の混戦の中で強大化したソ連、支那大陸のヘゲモニーを掌握した中国共産党、敗戦革命とソ連の援助によって資本主義機構を脱却し社会主義国となった日本国が緊密に提携し、日本の南進戦略によって英米仏蘭等から解放された印度、ビルマ、タイ、蘭印、仏印、フィリッピン等の諸民族が日ソ支三民族国家の緊密有効なる提携に加わる東アジア共産主義社会であった。
小中高大学校の授業内容を信じて疑わない真面目な学生は、最高裁判所長官の田中耕太郎をして「昭和政治秘史の名に背かざるものなることを通読により了解、資料を含めて極めて有益に存じ候」と言わしめた大東亜戦争とスターリンの謀略-戦争と共産主義-を読み終えたならば、本書に記録されている歴史の真実が学校教育やマスコミ報道に全く触れられない閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本に恐怖し、著者の三田村武夫の次の結語
「国民は―人民は―プログラムの後段の途を選ぶか、それとも、二十年間眼かくしされて歩かされて来たくらやみの途に憤激し、覚醒して、別の新しい、明るい、自由な道を選ぶか、それは自由な人間に与えられた基本的権利だ―。」
に対して思わず叫びたくなるだろう、
「日本国民は1930年から1950年まで20年間どころか、敗戦から21世紀に至っても、目隠しされたまま暗闇の途を歩かされている!」
と・・・。この本は稀少本であり一般書店には余り流通していないので、購読を希望される方は、洛風書房に注文してください。1800円です。
もはや他のところでは入手し難い多数の第一次史料を収録している大東亜戦争とスターリンの謀略―戦争と共産主義 と、尾崎らゾルゲ機関の謀略活動、近衛内閣の意図、近衛文麿の正体、そしてスターリンの世界戦略を現代に伝えている尾崎秀実著作集1~5(勁草書房)なかでも「尾崎秀実、西園寺公一が雑誌等に論文を執筆して汪兆銘工作が日本の執るべき唯一の道であることを強調していた」という犬養健の証言(現代史資料24ゾルゲ事件4)を裏付ける尾崎秀実の戦時論文「汪精衛政権の基礎」(公論昭和十四年十一月号)を収める尾崎秀実著作集第2巻を座右の書とすれば誰でも歴史家になれます。
そして共産主義黒書すら生温く感じ、朝日新聞社ら反日左翼似非リベラル護憲派に憑依している尾崎秀実の亡霊-亡国の「東アジア共同体」

<追記>
ただし「大東亜戦争とスターリンの謀略」に間違いが無いわけではなく、萱野長知の和平工作の日付に混乱が生じており、また三田村氏も近衛の韜晦術に騙されております。三田村氏が入手できなかった、尾崎秀実と陸軍革新幕僚との密接な同志関係を証明する第一次史料を満載する拙書「戦争の天才と謀略の天才の戦い」国民のための大東亜戦争正統抄史1928―56を参考にして各自修正してください。
東亜連盟戦史研究所はこちらに移転しました。
【洛風書房】
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<関連ページ>
・ひと目でわかる支那事変が長期化した原因と元凶-近衛文麿と尾崎秀実の国家犯罪
・ひと目でわかる近衛文麿の正体-大東亜戦争史書の選び方
・ひと目でわかる憲法上の神聖不可侵の意味-敗戦責任は天皇に無く国務大臣に有る法的根拠
・ソ連の対アメリカ諜報謀略活動を暴いたアメリカ共産党とコミンテルン-地下活動の記録
・Venona:アメリカにおけるソ連のスパイ活動を解読する(エール大学)
・抗日戦争中、中国共産党は何をしていたか―覆い隠された歴史の真実
・遂に邦訳刊行!日本国中を騒がせた田母神歴史エッセイの根拠「ヴェノナ」
・日本人が世界の常識に追いつくための戦略の格言―戦略家のための40の議論
・慰安婦強制連行説を捏造した朝日新聞社を倒産に追い込む大東亜戦争の真実を広めてくれる方もしくは旧宮家の復籍こそGHQの呪縛を断ち日本が独立主権国家として再興する近道であると信じる方は、一日一押人気ブログランキングをクリック願います。
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それからどのくらいこの本が有名になったか調べてみたら、次のようなトンデモナイ書き込みがあった。
326 :名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 17:18:44
このスレで
三田村武夫の『戦争と共産主義』もしくは「大東亜戦争とスターリンの謀略」
を引用、宣伝している
静岡の磐田南高校卒業生で組織する磐南総合研究会の皆様へ
1950年発行の当該本三田村武夫著「戦争と共産主義」は
GHQの検閲を受け発禁処分となったと宣伝してますが
GHQによる検閲は、1949(昭和24)年10月で終了しております。
お前ら、バカなんですか?
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/history/1121091165/l50
米軍民間検閲支隊(CCD)が昭和24年11月に組織として解散された後、GHQの検閲は、CCDの上位機関である民間諜報局(CIS)とCCDと競合していた民間情報教育局(CIE)に継承され、講和条約の発効まで陰湿に実施されていた。
それが証拠に、GHQの検閲プレスコードは昭和27年4月28日まで一度も改廃されず、昭和26年早春には、田岡良一博士が、純粋法学のハンス・ケルゼンが「日本が国をあげて無条件降伏したという俗説を笑った」という事実をケルゼンとの会見記に記したところ、田岡博士に会見記の原稿を依頼していた朝日新聞社は、GHQの検閲に抵触することを恐れ、会見記の掲載を拒否したのである。
やはり我が国には、「大東亜戦争とスターリンの謀略」の信憑性を貶めたい、貶めなければ生存できない勢力が存在するようですなw
それにしても朝日新聞には反権力を標榜しているくせに、言論の自由を守らんとする気概がまったくない。さすが自由と人権を否定するマルクスレーニン教徒w
拙書http://touarenmeilv.ld.infoseek.co.jp/newsyberbook1.htm
を参考にして各自修正してください。
修正点は、ノモンハン事件、8月15日以降の日ソ戦、石原莞爾論、あと海軍の革新汚染度、等々です。
ある第一次資料中に、海軍上層部もゾルゲ事件の捜査拡大を妨害していた痕跡があるのですが、うまくまとまらない…。
それにしてもソ連、コミンテルンが日本の政府、軍部、マスコミ界に構築した諜報謀略網は、とんでもなく大規模なものだったようです。
検察が徹底調査を躊躇したのもわかるような気がする…。
許せません!
TB
許せません!
どうも親ソ派のイメージがあるのですが、
トラウトマン工作の最終段階の会議で交渉の継続を求める参謀本部を「内閣総辞職」で脅しました。
三国同盟に反対したのははっきりしていますが、
対ソ戦から、南方作戦に誘導したような。
単なる陸軍に対する海軍の利権争いなのか。
近衛の最側近の一人である矢部貞治が海軍嘱託であった関係から、海軍上層部もゾルゲ事件の捜査拡大を妨害していたことが矢部貞治の日記に記されています。
しかし私が思うに、米内光正の親ソは「単なる陸軍に対する海軍の利権争い」であったようです。大本営陸軍部戦争指導班機密戦争日誌には以下のような記述があります。
「海軍は南方の為北をやらぬ思想なり『やらぬ』考えで修文し来る、(対ソ)開戦等の文字を入れれば動々もすれば陸軍の為北へ引づられる、抹殺するを可とすとて徹底的に陸軍不信なり、曲解不誠意不純真なること甚し、軍人精神ありやと云いたし。海軍鉄を呉れ予算を呉れの発言多く醜き極みなり」(機密戦争日誌)
ですから海軍上層部の三国同盟反対姿勢は、彼らが本心から対米英開戦に反対していたわけではなく、近衛内閣と陸軍上層部に対し、「三国同盟に賛成してほしければ予算と資材を海軍にまわせ」と要求するための条件闘争だったのでしょう。
1935年から石原莞爾を中心とする陸軍上層部は、対ソ戦備の拡充と対支提携と対米英親善友好外交という実に真っ当な政戦略を主張したのに、海軍は陸軍に猛反対し、英米を仮想敵国とする南進戦略を主張していました。
予算と資材を確保するための海軍の過激で無謀な南進論は、少なくとも1936年から始まっていたのです。
「本書は、昭和25年、戦争と共産主義という題名で初刷りが発売されたが、当時は占領中であり、GHQ(占領軍最高司令部)民政局ではアメリカの共産主義者が主導権を握っており、同局の検閲官によって、この本は発売禁止になってしまったと聞いている。」
しかし戦争と共産主義 【復刻版】: 昭和政治秘録 [Kindle版] の編集者である竹中公二郎 さんは、
「GHQが発禁処分にしたとのデマが流布されておりますが、それを裏付ける事実はございません。
GHQが市中での販売を禁じた書物のリストにも本書の書名はございません。」
と解説している。
うーむ、遠山景久は復刊に際し、三田村武夫の御遺族の了承を得て改題したというから、御遺族かこの名著を遠山に教えた学者から「この本は発売禁止になってしまった」と聞いた、と筆者は判断して、これに全く疑問を抱かなかったのだが、正直どちらが正しいのかよくわからない。
しかし、遠山とちがい、竹中公二郎さんは断言しているので、現段階では、戦争と共産主義がGHQ発禁図書というのは間違いと判断し、訂正します。