末端の供給者の叫び－花香実とメロン

　筆者は一週間ほど前に２本の「はなかみ」を購入した。

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▽花香実（はなかみ）」


　梅は桃に比べて育てやすく、梅ジャム、梅酒、梅シロップ、梅干しにできるので、筆者はあと２０１７年４月までにあと８本ぐらい梅の苗木を購入するつもりである。そして春から秋にかけて桃の代わりに甘いメロンを作るのだが、消費税率が10％に上がると、さらに消費が減り、メロンが売れにくくなる。

　そうすると筆者が創意工夫を凝らして究極の甘いメロンを作っても、メロンの販売価格を１個５００円から１個３００円ぐらいに値下げして直売所に出荷せざるを得ない。

　そうすると筆者の収入が減り、筆者の書籍購入が減り、１個３００円の安くて甘い筆者のメロンを喜んで購入する消費者の中にいるかもしれない出版業関係者の収入が減る。

　政府が供給力の改善強化を供給者に強要する政策を実施する一方で、消費を減らす消費税率の引き上げを強行することは、末端の供給者に対する残酷な虐待であり最悪の苛政である。供給者の改善努力が全く報われなくなるからである。

　モノやサービスを生産し販売している個人法人の供給者（同時に消費者である）を元気にする政策は総需要喚起政策である。とくに消費税率の引き下げは、モノやサービスを消費する全国民に恩恵をもたらし、消費を増やす。国民の消費が増えれば、国民にモノやサービスを販売している法人の業績が上がり、現行の法人税を支払える法人が増える。

　消費税率が上がり法人税率が下がれば、下がった法人税すら払えない法人とブラック法人が増えるだけである。消費税率が上がると国民の消費が減る。モノやサービスの消費が減れば、モノやサービスの売り上げが減り、モノやサービスを生産し販売している法人供給者の業績が下がり、法人供給者は人件費を削減するからである。

　政府は末端の供給者を苛めるな！と怒る方はブロガーへ執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。

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