筆者は憲法義解中の難解な漢熟語の文意と帝國憲法各條項の立法趣旨を精確に把握するために、憲法義解の英訳Commentaries on the constitution of the Empire of Japan / by Marquis Hirobumi Itō ; translated by Baron Miyoji Itō/2nd ed/Chū-ō Daigaku (Central University)/1906 の古本を探していたら、なんとイギリスの出版社が2014年にCommentaries on the Constitution of the Empire of Japan (39. Year of Meiji)をペーパーバックとしてを復刊していた。
筆者は狂喜乱舞して早速これを購入した。出版社の復刊作業と印刷技術は粗略だが、これは間違いなく憲法義解の英訳である。
エドマンド・バークの指摘どおり、フランス暴力革命がフランスに大虐殺と大混乱をもたらした後、19世紀のイギリスは立憲政治の模範国となりヨーロッパ各国及び我が日本国に多大な影響を与えた。
その論旨は、普く英國政治の沿革史を渉猟し、従来の改進党が確守する所の政略は着実適切にして今の所謂改進党の如く空論に誘惑せられ急劇の挙動を以て政治を改革せんと企つるものの類に非ず。今の改進党が仏國の革命を賞讃するが如きは是れ啻に黄泉の下にある改進党たりし祖先の遺業を遵守せざるのみならず実に英國憲法を破壊するものなりといえり。
その言や慇懃反覆一字一涙誠忠文面に顕われ且つ身を以て國に任じ盛暑の炎熱を厭わず冱寒の凛冽を畏れず日夜奔走し鞅掌尽力至らざるなきを以て、遂に英國人民の迷夢を警醒(ケイセイ-警告して迷いを覚まさせる)し、全國の政治家をして「ボルク」の論説に循うこと水の低きに就くが如くならしめ、大廈を未だ傾覆せざるに支え、狂瀾を未だ頽倒せざるに回し、仏國革命の毒気をして英國の邦土に侵入せしめず以て英國の憲法を千百歳の後に維持し今に至るまで確固不抜の地位を保ち英國帝王をして殆んど五大州裏に君臨たらしむるの形勢をなし、宇内の政治家をして常に英國の政体を称して真正の立憲政体なりと賞讃し往々その模範に倣い政体を改良せんと欲するに至らしめたるものは是れ将た誰の功ぞや。
全く「ボルク」の一身を以て天下の犠牲と為し英國の安危を以て己の任となして鞠躬尽力せしに因ると云うもまた溢言にあらざるべし。
蓋し「ルーソー」の政治論たるや当時仏國人民が永く君主圧制の下に苦しめられたるを翹げて乱を思うの機会に投じ自己の声望を得んと欲して主唱せしものなれば、その説新奇なるも一己の空論にして政治の実際に適用すること能わざるものなり。
故に千七百年代に於ては一時宇内の人心を撹乱するの勢力を逞しうせしも、急進過激の迷夢は千七百年代の歳月と共に経過消散して現今千八百年代に至ては、欧米の政治家は古今の事蹟を竝観対比し秩序を逐い(オイ-追い)次第に進み因て以て政機を運転するにあらざれば、政治を改良し國民をして開明の域に進達せしむること能わざるを悟り、常人といえども多くは「ルーソー」の政論は空中架楼の論説にして啻に(タダニ-単に)政治の実際に適用すること能わざるのみならず大いに社会を擾乱せしものなることを覚知せり(フランス革命の省察の邦訳-政治論略/金子堅太郎著/元老院/1881年11月初版発行)。
2015年イギリスはマグナ・カルタの制定(1215年)から800周年を迎えた。さすがイギリスは立憲君主議会制デモクラシーの母国だけあって、今なおイギリスの出版社は憲法研究の参考資料として憲法義解の英訳を復刊するのである。
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それにひきかえ我が国では今なおフランス暴力革命を賛美し大日本帝國憲法を侮辱し国際法違反にして帝國憲法違反のGHQ製日本国憲法(占領憲法の正體参照)に屈伏する高学校歴の愚人たちが跳梁跋扈している。
筆者はこの日本国の惨状を嘆こうと思ったら、イギリスと時を同じくして2014年から我が国の出版社も続々と憲法義解を復刊している!
2015年には呉PASS出版が英訳憲法義解を筆者の購入金額の3分の1の値段で復刻し

帝國憲法第三條「天皇は神聖にして侵すべからず」(天皇の無答責)を無視し或は歪曲解釈して天皇の戦争責任なるものを追及してきた学者・知識人・評論家・マスゴミ(はだしのゲンにすがる反日左翼勢力こそ大東亜戦争完遂派(笑)ひと目でわかる憲法上の「神聖不可侵」の意味参照)は詐欺師として、これから憲法義解を入手した日本国民から徹底糾弾される。
GHQ製日本国憲法を最高法規として罷り通らせるために大日本帝國憲法を貶めてきた彼等の著作物は、彼等が歴史を偽造してきた証拠となり、日本国民が彼等を詐欺師として追及する根拠となるのである。
朝日新聞社出身のソ連スパイ尾崎秀実の後輩にあたる現代日本の左翼勢力が第二次世界大戦におけるソ連・コミンテルンの作為戦争謀略の存在を否定し隠蔽しようとしても、歴史を偽造する彼らの邪悪な努力は、尾崎の戦争煽動論文を満載する尾崎秀実著作集とGHQ発禁図書大東亜戦争とスターリンの謀略―戦争と共産主義 (自由選書)とによって木端微塵に粉砕される。
死せる尾崎秀実は、日本の左翼勢力が戦後60年にわたり営々と積み重ねてきた大東亜戦争論を、左翼勢力が歴史偽造を重ねてきた証拠に変え、ヒトラーの国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)を否定するドイツを見習えと叫んできた朝日新聞社の偽善報道を、朝日の首を刎ねるギロチンブーメランに変えている。
大衆を欺き世論を操る虚偽宣伝は、それが虚偽宣伝あることを証明する第一次史料の公開によって、虚偽宣伝を繰返してきた者の首を刎ねるギロチンブーメランに変えられるのである。
・「憲法とは何か」を伊藤博文に学ぶー「憲法義解」現代語訳&解説ー(2015年4月30日初版発行)

第一次史料に背反する虚偽宣伝を行なう者には天罰が下ることを思い知った方は朝日新聞社に天罰を下す大東亜戦争史を広めるために、終わりにブロガーへ執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。
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我が国のソバ好きが対馬ふれあい産直便


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