非常時の食料確保方法－日本国内におけるネリカ米の栽培方法

　農林水産省は１７日に原案をまとめた「食料・農業・農村基本計画」で食料自給率目標（カロリーベース）を５０％から４５％に下げる一方、日本の食料生産力を示す新たな指標を示した。

　もし食料の輸入が止まっても、国内農業をイモ中心に切り替えれば体重を保つために人が１日あたり必要なカロリー（２１４７キロカロリー）を確保できるという。

　人類後史への出発－石原莞爾戦後著作集を蔵している筆者は、農水省の基本計画を読んでも全く悲観しない。石原莞爾が提唱したように、我が国は芋のつるや葉を含めたサツマイモを養豚の飼料にして豚肉を生産し、豚糞から肥料を生産する。

　次に国内の河川湖沼に生息するアメリカザリガニ、ブラックバス、ブルーギルおよび近海の雑魚を養鶏の飼料にして鶏肉を生産し、鶏糞からリン酸肥料を生産する。

　アフリカの食糧事情を改善する奇跡のコメ陸稲ネリカ米の栽培は極めて簡単である。肥料は草木灰、潅水は雨水で十分、日本国内においてネリカ米を食い荒らすアワノメイガを撃退する防除方法は、出穂時の草木灰および食酢もしくはニンニクとうがらし煎じ液の散布である。

　近畿以西ではネリカ米の栽培は4～7月と7～10月に可能であるから、ネリカ米は我が国の非常時における食糧事情を著しく改善するに違いない。

　筆者は自分の農業試験場でネリカ米の試験栽培を継続しており、ネリカ米の種籾を増やしている。また中国に対するささやかな経済制裁として、無農薬の国産ジャンボ無臭ニンニク（厳密にいえばニンニクではなく西洋ネギの変種らしい）の大量生産に向けて、その種球を増やしている。

　日本国民が安倍自民党とアメリカから我が国の農業を守り、穀物および食料の自給率を上げる方策は、全国民が余暇に耕作放棄地・空き地・庭・ベランダ・部屋で小さくて強い農業をつくる「国民皆農」以外にない。もはや政府に何を言っても無駄である。

▽養蜂の蜜源植物としても役に立つ四季なりイチゴ


・筆者の大勝利（笑）国民のための大東亜戦争正統抄史1928―56を補強する英国立公文書館所蔵の最高機密文書ＵＬＴＲＡ

・筆者の戦史を読み謀略史観を重視する歴史家に転向した平間洋一氏の最新著書イズムから見た日本の戦争 ―モンロー主義・共産主義・アジア主義

・人類後史を拓くために兼業零細農民になりたくなる大東亜戦争史を広めるために、終わりにブロガーへ執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。
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