阿波師範は、百発百中は凡射であり、百発成功は聖射である、すなわち百発ともに、目に見えない正しい心の体得に成功するということが孔子のような聖人の射であると説いた。これはヘリゲル氏には甚だ不可解なことであった。ヘリゲル氏には、弓は的を射るものである、的が目的物である、射るからには、その目的物に当てることを考えなければならない、弓は意識的に射るものであるはずだ、当てようと思わない射、当てようとしない離れ、すなわち意識的でない射があるなぞということは嘘だ、としか思えなかったのである。
ヘンゲル氏は小町谷氏に、日本人の物の考え方は、西洋人とはおそろしく反対だ言い出した。彼は、ヨーロッパ式な考え方をしていたのでは、ことごとくが不可解である、日本人の思想を理解するためには、まったく逆の方から考えなければ駄目だ、また日本人はよほど直感がすぐれているに違いないとも述べたという。
日本の経済財政思想は、阿波研造師範の説く弓術の極意でなければなるまい。為政者が人民から出来るだけ多くの税金を取るためには、これに執着してはいけない。人民から出来るだけ多くの税金を搾り取ることに手練手管を用いてはいけない。
人が干乾びた雑巾をどれほど強く搾ろうとも水滴は出てこない。しかし人が雑巾を水に浸せばこれを強く搾らずとも、水滴は勝手にタップリとしたたり落ちるだろう。
だからまず為政者は人民の懐を潤し人民の生活を豊かにして人民の幸福を喜ぶということが聖人の経済財政政策である。
これを実践した偉大な為政者が古代日本に存在した。仁徳天皇である。
四年春2月6日、群卿に詔して言った。
天皇> 高殿に登って辺りを眺めてみると、人家の煙が見られない。これは人民が貧しくて、炊ぐ人がないのだろう。
天皇> 昔、聖王の御世には、人民は君の徳を称える声を上げ、家々では平和を喜ぶ歌声があったという。いま自分が政について3年になるが、褒め称える声も起こらず、炊煙はまばらになっている。これは五穀が実らず百姓が窮乏しているからだろう。都の内ですらこの様子だから、都の外の遠い国ではどんなであろうな。
そこで天皇は、3月22日詔して言った。
天皇> 今後三年間すべての課税をやめ、人民の苦しみを柔らげよう。
そしてこの日から、衣や袴や履物は破れるまで使用し、食事は腐らなければ捨てず、心を削ぎ減らし志をつつまやかにして民の負担を減らした。宮殿の垣は壊れても作らず、屋根の茅は崩れても葺かず、雨風が漏れて衣を濡らしたり、星影が室内から見えるほどであった。
この後、天候も穏やかになり、五穀豊穣が続き、三年の間に人民は潤ってきて、徳を誉める声も起こり、炊煙も賑やかになってきた。
治世7年夏4月1日、天皇が高殿に登って一望すると、人家の煙は盛んに上がっていた。そこで皇后に語って言った。
天皇> 自分はもう富んできた。もう心配ない。
皇后> なぜ、富んできたといえるのですか。
天皇> 人家の煙が国中に満ちている。人民が富んでいるからであろう。
皇后> 宮の垣が壊れても修理もできず、殿舎は破れ、御衣が濡れる有様で、なぜ富んでいるといえるのですか。
天皇> 天が人君を立てるのは人民のためだ。だから人民が根本なのだ。そこで古の聖王は、一人でも人民に飢えや寒さで苦しむ者があれば自分を責められた。人民が貧しいのは自分が貧しいのと同じだ。人民が富んだなら、自分も富んだことになる。人民が富んでいるのに、人君が貧しいということはないのだ。
秋8月9日、大兄去来穂別皇子のために壬生部(みぶべ)を、皇后の為に葛城部を定めた。
9月、諸国の者が、「課役が免除されて、もう3年になります。そのため宮殿は壊れ、倉は空になりました。いま人民は豊になって、道に落ちている物も拾いません。つれ合いに先立たれた人々もなく、家には蓄えができました。こんなときに税をお払いして、宮室を修理しなかったら、天の罰があたります。」と奏上した。しかしまだ許可しなかった。
10年冬10月、はじめて課役を命じて宮室を修理した。人民達は促されなくても、老を助け幼き者も連れて、木材を運び土嚢を背負った。昼夜を分けず力を尽くしたので、いくばくも経たずに宮室は整った。それで今に至るまで聖帝と崇められたのである。(私本日本書紀仁徳紀)
借金795兆円にはカラクリがある。いま日本経済に必要なのは、積極的な投資減税と公共投資。世間に蔓延する日本の財政の誤解を解き、客観的データと歴史的経験、経済学的理論から、真実の姿を明らかにする!
仁徳天皇の遺志を継ぐ増税が日本を破壊する
菊池 英博
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仁徳天皇の人格と見識は現在の政治家とは段違いではないか!さすがは八幡大神たる応神天皇の御子である。仁徳天皇に比べれば、冷酷無比の小泉純一郎と竹中平蔵は反日の悪魔である。
我が国の歴史には仁徳天皇と高橋是清という日本経済を不況のどん底から救い出した偉人がいるのに、政治家とマスゴミは二人に学ぼうとはしない。
洋の東西を問わず、為政者が自分の都合(限度を超えた贅沢生活や対外戦争の遂行など)のために人民に重税を課し、人民を貧困に陥れた例は多い。しかし小泉および安倍内閣の経済財政政策はそれよりも残酷である。両内閣は他国の都合(専らアメリカ)のためにデフレ不況下で緊縮財政を行い、規制緩和を行い、セーフティネットの破壊を行い、日本経済の叩き売りを行い、日本の多くの人民を貧困に陥れた上で、人民に重税を課そうというのだから。
【2ちゃんねるで拾った卓見の経済分析】
59 :名無しさん@七周年:2007/01/10(水) 23:50:23 ID:l7XmW9L80
日本経済の誤謬と真実 ~役人・政治家・マスコミ対策マニュアル
ウソ :「日本の借金はもう限界に近く、パンク寸前である」
本当 :国の借金=国民の貯蓄(註、内債だから)。借金が増える=貯蓄が増える。金額の大きさは日本の経済規模を表し、「家計の借金」とは別物。
ウソ :「国民ひとりあたまウン百万円の借金を背負っていることになる」
本当 :ウン百万円の貸し金を背負っている。
ウソ :「国際競争力をつけてグローバル社会に対応しないと日本は生きのこれない」
本当 :貿易は日本のGDPの1割台。慢性的な貿易黒字。為替の自動調整で相殺。
ウソ :「痛みを伴うが、構造改革をおこなわなくてはならない」
本当 :需要不足の日本に痛みや構造改革はもともと必要がない。宗教的迷信。
ウソ :「既得権益層が利権を保持している。民間に金を流してやらないといけない」
本当 :民間貸付は長年マイナスで推移。そのため国が財政赤字で資金を民間に流した。
ウソ :「抵抗勢力(派閥)は売国奴。自分の利権を維持したいだけである」
本当 :長年の自民一党構造において派閥の複数分立が独裁権力への実質抑制機能を担った
ウソ :「小さな政府を実現し、民間の活力をつけることによって日本を引っ張ってもらう」
本当 :歳出削減はデフレを悪化させ民間活力に寄与するどころか活力を削ぐ
ウソ :「銀行の不良債権処理こそが何よりも優先されるべき」
本当 :不良債権処理は公的資金注入を通じた国民から国際金融資本への所得移転
◆212 :名無しさん@七周年:2007/01/11(木) 01:56:38 ID:m5L2NXfu0
・18年度成長率を下方修正へ 家計再びマイナス成長に転落
・一人当たりGDP、世界上位20位より脱落(英独仏、カナダに抜かれる)
・8年連続でサラリーマン所得減少、自殺者8年連続3万人突破
・労働者の34%、15~24歳限定では44%以上が非正規雇用に
・ワーキングプア急増により、5年間で出生率が1.31から1.25に激減
・労働生産性、相変わらず先進国最低水準(年々アメリカに水をあけられる)
・実態の伴わない失業率、政府統計粉飾で景気偽装
・賭博マネーゲーム横行で、資本主義の機能劣化
・ホリエモンを新しい時代の息吹と絶賛、粉飾決算、風説流布、相場操縦横行
・資本主義を破壊する企業の過剰貯蓄、いまだ高水準
・デフレ脱却、2005年度も失敗
◆213 :名無しさん@七周年:2007/01/11(木) 01:57:46 ID:d+0zFlv90
■ホワイトカラーエグゼンプションとは■ (まとめコピペ・改訂版)
■残業代 ・・・何時間でも0円
■残業時間・・・制限撤廃 (青天井)
■労働時間・・・制限撤廃 (週40時間労働の制度が消滅する)
■サビ残 ・・・合法化
■過労死 ・・・合法化 (企業の健康管理義務が消滅、労災対象外へ)
労働無制限。サビ残青天井。残業代0円。過労死自己責任。
まさに「奴隷化法案」です。
★年収は・・・「年収決まらず」 「政令でいつでも年収は変更できる」 (厚労省案より)
★役職は・・・「管理職の一歩手前」 つまり一般の正社員が対象。 (厚労省案より)・・・・管理職「以外」が対象(ココ注意)
★職種は・・・どこにもホワイトカラーとは書いてない。つまり曖昧。(厚労省案より)
●影響1・・・残業代0で平均15%年収ダウン。ローン破産多発予想
●影響2・・・サビ残青天井だから、超長時間残業が多発。
●影響3・・・社員が鬱病・過労死しても会社の責任がゼロ。病気・死人が多発。
●影響4・・・正社員の労働時間がコスト0円で急増するので、派遣大量解雇へ
●影響5・・・年収大幅ダウンで消費減少、不況に突入。 (→超少子化)
◆235 :名無しさん@七周年:2007/01/11(木) 02:08:30 ID:2/ltxr4r0
・1. 外資のM&Aを推進、日本企業の解体・外資売り渡しを加速
・2. 労働関連法を次々に改悪し、派遣社員やニート激増
・3. 不良債権処理を推し進め、中小企業を破綻させ失業者激増
・4. 銀行資本を政策操作して国民の血税を外国資本に
・5. 定率減税廃止など中間層の負担増やし少子化加速
・6. リストラ・コスト削減の横行で国力(GDP)激減、成長率はベスト10から転落
・7. 「財政危機」「年金危機」の官僚ダブル大嘘キャンペーンを演出し、過剰貯蓄を加速
・8. 企業優遇策の積み重ねで大企業を金余り状態に放置
・9. 空前の自殺数。自己破産・家出の高水準とピンハネ企業の蔓延
・10. 金余り現象(デフレ)を放置し、余剰金を富裕者のマネーゲ-ムに回す
・11. 郵政民営化可決で国民資産をハゲタカの賭博ゲームに
・12. 内需拡大を目指さずアメリカ国債をバカ買い、アメリカ人の消費を下支え
小泉信者、いまごろダマされたことに気づく
構造改革は20年前のカルト理論
・構造改革はアメリカで流行したカビ臭いカルト理論
・構造改革を採用した国は貧乏化へ一直線
・アメリカは自国内政ではアンチ構造改革、保護関税、積極財政主義
・アメリカは他国に構造改革を強制し、グローバル企業の他国資産収奪を支援
・構造改革は、グローバル企業による他国民収奪の道具として機能
・4年間で失業者300万人増、非正社員230万人増
・先進国2位の“高貧困率国”へ急上昇
・フリーター・パートら低賃金層、固定化
・派遣会社、人身売買化、“使い捨て”偽装請負普及
・企業収益と雇用者報酬の急速な乖離
・「生活苦しい」過去最高の56%に
・非正社員の比率「3人に1人」…階級格差の超大国
・経済諮問会議(輸出大企業)の政治介入権を飛躍的に拡大
・「貧困層」比率 先進国2位の衝撃度
・企業献金は35%増加 大半は自民党へ
・社会保障を次々に削減、企業の減税幅UP
・一人当たり名目GDP、下落の一途
・労働法改悪で格差拡大
・生活保護100万世帯突破、過去最高
・銀行締め付けで貸し渋り横行、零細企業倒産、破産世帯激増
・過労死、長時間労働は拡大の一途
・日本人の低賃金化、底なし沼の様相
・受刑者7万人突破 、終戦直後以来最高
・5年間で自殺者20万人、家出35万人、自己破産100万人
・ワーキングプア拡大で少子化止まらず
・人心荒廃、「正直者がバカを見る」詐欺天国に
・市場原理奨励で東京の一極集中加速、地方過疎で国土放棄
・集団自殺やカルト宗教、街はサラ金の看板だらけ
・リストラ・コスト削減の奨励で内需はますます低迷
<参考文献>
外国人に大人気アンドレアミニチュアズ S8-F37 騎馬武者 14世紀
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「現代の修身教科書発見!ドイツ哲学者が日本の弓聖「阿波研造」から日本の神秘日本の弓術を極めた不思議物語」
▲この本はスゴイ名著です。アマゾンの評価は★★★★★「真性の奥義への道を言葉で表現した稀有な書」女の子を真鏡名ミナ みたいな凛とした美女に育てます。
▼現代日本に甦った趙雲子龍、目が妖艶すぎる!
「日本人は今こそ君側の奸を斬れ!」
小泉内閣は近衛内閣以来最悪の内閣であったと憤る方は一日一押人気ブログランキングをクリック願います。
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