2012年11月17日

日本を滅ぼす消費税増税-温故知新の偉大な威力

 目の前に、諸外国が埋設した地雷原や、日本国民を焼き尽くす地獄の業火が広がっていれば、我が日本国は立ち止まり、直ちに後ろへ引き返さなければならない。前に進むことが常に善で正しいとは限らない。

 また古いものには、それを現代に遺してきた億兆先人たちの経験や叡智の宝庫、幾世にわたる時代の変遷や時代の試練に耐え生き抜いてきた普遍的価値を持つ宝典がある。

 たとえば今から約2500年ほど前に呉王に仕えた孫武によって著されたという孫子は軍事学の古典である。

 支那大陸では、孫武以後、戦国時代までの間に、兵家の人々によって夥しい数の兵法書が著され、漢代の初期(西暦前200年ごろ)には、兵法書の数が百八十二種に上っていたが、それから200年後の後漢の時代には、五十三種の兵法書が余命を保つのみとなり、今日では、それらの殆どが失伝した。
 孫子は、当時の兵法書の中で、今日まで生き残った数少ないものの一つある

 なぜ孫子が2500年の歳月を生き残ることができたのかといえば、それは、孫子が時代と地域を超越して国家の軍事政策に役立つ優れた兵法書であるからに他ならない(戦略論大系-孫子)。孫子火攻篇は火攻めの狙いとして次の5つを挙げている。

・人馬を焼く
・軍糧を焼く
・輜重を焼く
・倉庫を焼く
・屯営を焼く

 孫子は火攻めの標的として敵国の補給物資、補給部隊、補給基地を重視している。第二次世界大戦におけるアメリカは我が国に対して、最新鋭の潜水艦と新兵器の高高度長距離爆撃機B-29を投入し、軍事学の古典中の古典である孫子の火攻篇を実践した。これは正に温故知新である。

 過去の人々の叡智と経験に、現代の最新知識や最新技術を調和させる「温故知新」こそ日本再興策であることを広めるために、はじめにブロガーへ執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。 

 我が国はバブル崩壊から20年のあいだ、デフレ不況を解決する方法を模索し、試行錯誤を繰返してきたが、結局のところ解決策は我が国の歴史の中にあった。それは昭和恐慌時に高橋是清が実行した積極財政政策すなわち日銀の金融緩和(国債引受)+政府の財政出動である。

 安倍自民党は、国土強靭化という新計画とインフラ更新と最新の防災技術とマクロ経済モデル(デミオス)を投入して、日銀の金融緩和(国債引受)+政府の財政出動という古典的なデフレ克服策を実行しようとしている。これも温故知新である。

 国土強靭化計画が実行に移されると、我が国の名目GDPは跳ね上がり、デフレ不況とこれが引き起こしてきた諸々の弊害が解消されるから、日銀の金融緩和(国債引受)+政府の財政出動に「時代錯誤な政策」という誹謗中傷を浴びせ、デフレ不況を慢性化させてきた経済学者、経済評論家、経済記者は社会的な地位と面目を喪失する。
 だから彼らは自説の保全と自己の保身を図るために、自民党の国土強靭化計画の実行を妨害するだろう

 しかし安倍晋三の経済ブレーンは西田昌司であり、西田の経済ブレーンは藤井聡であり、藤井の経済ブレーンはマクロ経済モデルの世界的権威である宍戸駿太郎である。
 さらに日本金融財政研究所所長の菊池英博は「日本を滅ぼす消費税増税」で、国土強靭化計画の経済波及効果の試算を紹介し、これに大賛成している

 安倍晋三、西田昌司、藤井聡は、宍戸駿太郎のマクロ経済モデル(デミオス)を用い、我が国が10年200兆円規模の国土強靭化計画+日銀の建設国債引受を実行した場合の乗数効果、名目成長率、インフレ率、税収弾性値といった各種の数値を提示してくるだろう。

 従ってデフレ不況を慢性化させてきた経済学者、経済評論家、経済記者が、ハイパーインフレの恐怖を煽り、あるいは公共事業の無駄を説き、あるいは少子高齢化により内需の拡大とデフレ不況の克服は不可能であるという経済敗北主義を国民の間に蔓延らせようとしても、それこそ無駄な努力であり、彼らこそ無用有害である。

 過去の人々の叡智と経験に、現代の最新知識や最新技術を調和させる「温故知新」こそ日本再興策であることを広めるために、おわりにブロガーへ執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。

温故知新

<日本国を防衛する食いしん坊バンザイ>

 今ソバを愛する日本人が韓国に狙われている我が日本国の国境の島「対馬」の防衛に続々と馳せ参じています。なぜなら我が国のソバ好きが一周年を迎えた対馬ふれあい産直便を利用して日本のソバ通を唸らせるソバの原種に近い貴重な対州ソバを食べれば、対馬の地元経済は潤い、迷惑な韓国人観光客を排除できるからです。

【関連する記事】
posted by 森羅万象の歴史家 at 23:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 所長が選ぶ名著と迷著の紹介 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
安倍政権の誕生は喜ばしいことですが、
一抹の不安は拭い去れません。

政権交代は間違いないでしょう。
しかし、今まで自民党が一丸となれず、
民主党如きをのさばらせて、なんら手が打てず、
健全な保守の動きを封じてきた
多くの議員は、公然と紛れ込んだままなのです。

私も西田議員の功績は賞賛されるべきだとは
思いますが、条件付き消費税増税に賛成した
のも事実です。
結果、追い詰めるのに成功した訳ですが、
日銀を追い詰める案が出たのも最後の最後でした。

藤井氏の強靭化も、マクロ経済学の基本です。
今までに実施したことがあり、効果を否定する
ことはできません。
しかし、戦後の公共事業投資によって、
左翼に資金提供し、今迄のさばらせてしまった
事実と、問題点は克服できているのでしょうか?

民主党ですら強靭化に乗り気になっていたのは
なぜでしょうか?
藤井氏の、多少の無駄はしょうがないとの発言から
対策がなされているとは思えません。

テレビからネットの動画に移っただけで、
同じ過ちを繰り返す気がしてなりません。
杞憂で済めばいいのですが。

勝って兜の緒を締めよ。

私は以前の所長の軍事投資案の方が
手放しで賛成できます。
Posted by 亜細亜の総意 at 2012年11月19日 22:30
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック
左翼歴史学者が顔面蒼白次項有幻の名著!戦争と共産主義-大東亜戦争とスターリンの謀略の目次韓流を楽しくする朝鮮民族を読み解く7つの鍵古代史学者は韓国人のなりすましか継体新王朝説を斬る「歪められた日本神話」とんびがタカを生むスーパー日本人を育てる適才教育・戦後民主主義の終着点は家族の解体と日本国の滅亡-なぜマルクスレーニン教は地獄の門を開くのかバカげた舛添要一の女性女系天皇容認論ナチスを愛した沢田研二の窮状・日本の国益を破壊する朝から晩まで反日新聞の錯覚商法天照大神は男系(父系)の女神小林よしのりの欺瞞皇室典範の改悪と日本版「文化大革命」を促す
本当は怖い日本国憲法の話次項有福島瑞穂の政治生命を奪う悪魔の憲法問答・日本国憲法の性格を映す災害基本法-菅直人が嘲笑される理由・韓国の邪悪な野望を打ち砕くアダム・スミスを超える日本の社会思想家・韓国人を震え上がらせるための日本憲法学の密教諸君が愛してくれた日本国憲法は施行前に死んだ!なぜだ!?逆賊の憲法改正案に御用心憲法の本質を示す憲法改正の手続き神州不滅思想が妨害する真正の法力(憲法の非常事態対処能力)再生方策・神か人か天皇とは何か・恐るべき小沢一郎の憲法論日本がアブナイ!日本国憲法の改正が日本国の自殺になる理由・日本国憲法の追認を戒める昭和天皇のおほみうた昭和天皇と憲法改正-エセ民族派が行っている最悪の天皇利用旧宮家の皇室復帰意義は30年前の予言書が指摘する日本の最悪危機の克服・小泉内閣の大罪女系天皇は憲法違反
教科書が教えられない日本の近現代史次項有韓国が日本の皇室を侮辱する歴史的理由・在日パチンコに魂を売った朝敵歴代天皇を論外の男系カルトに貶めたギャグ漫画家堀栄三元参謀の情報戦記が触れない大本営の奥の院の所在と正体・軍紀厳正を誇った日本軍の強姦、韓国軍のレイプ、支那軍の洗城・ああ惜しかったふらふら大日本帝国唯一の勝機・あなたの知らない石原莞爾の対アメリカ政戦略吉田茂が現役復帰させた史上最悪の反日的日本人日本共産党の反日史観によれば志位和夫の祖父は慰安婦強制連行の実行犯・パル判決が語る朝鮮人慰安婦強制連行説の虚構浄土真宗親鸞原理主義者が隠蔽する本当は恐ろしい国家神道の正体日本経済を破壊する辛坊治郎の狂態・人間の屑集団マスゴミが隠蔽する南京大虐殺が法的に成立しない理由捏造と自虐の昭和史を打ち破る日本人に知られては困る歴史
日本人が元気になります!知らないと損する情報次項有・あなたの新聞定期購読は国民生活と国家経済の自殺経済失政はなぜ繰り返すのかインテル長友佑都が実践日本人の潜在能力を引き出すトレーニング方法読み書き運動が苦手なのには理由があった学ぶことが大好きになるビジョントレーニング人生の無駄遣いテレビの視聴を止めて実践すれば病み疲れた体を癒す力を呼び覚ます驚愕の気功法