「過去に学ぶ」「本筋に戻す」という精神を欠いた小手先の思いつき改憲論は日本国の立憲政治を破壊するのみであると思う方は、一日一押人気ブログランキングをクリック願います。
日本国憲法無効・大日本帝國憲法復元改正(増補)論を我が国から消去する日本国憲法有効論は唯一つしかない。それは合憲有効論である。
合憲有効論とは、帝國憲法の改正という形式を採った日本国憲法の制定過程に全く瑕疵がなく、日本国憲法の制定時期、制定手続、内容が帝國憲法に照らして合憲であるから日本国憲法は有効であるという法理論である。
しかし合憲有効論は全く成り立たない。日本国憲法の制定時期、制定手続、内容はすべて帝國憲法(憲法発布勅語、第73条、第75条)に違反していた(占領憲法の正體)。当然ながら違憲の憲法改正は無効である。
それなのに占領軍に媚び諂った憲法学者とその弟子どもがサンフランシスコ講和条約の発効後から今日に至るまで、帝國憲法違反の日本国憲法を無理やり有効と言いくるめているから、無理が通れば道理が引っ込むのたとえ通り、彼等の違憲有効界では、虚偽に虚偽を重ねる八月革命説が有効論の通説になってしまったように、法理と真実が死滅しているのである。
立憲主義の法理が死滅し歴史の偽造が蔓延する。これが占領憲法有効論の害毒であり、高度成長時代の公害のごとく日本国に蔓延して小中高大学の教育現場を汚染している(例えば鈴木安蔵に暴かれる東京書籍のウソ)。
この害毒を垂れ流している日本国憲法有効論に立脚する憲法改正論は、この害毒をもっと酷くしこそすれ、決して各界に蔓延するこの害毒を浄化しない。
それが証拠に、違憲有効界改憲派は、日本国憲法がマッカーサー占領軍憲法であることを指摘し、日本国を蝕む諸悪の根源として、日本国憲法とこれを信奉する左翼護憲派を非難しながら、憲法効力論争に入ると途端に馬脚を現し、発狂する。
ある者は八月革命説を非難しながら、公開討論中にとつぜん奇声を上げ八月革命説の逆バージョンなる珍説を喚く。またある者は、日本国憲法の制定過程に複数の重大な瑕疵があることを認めながら、日本国憲法下で成立した法律、政令、判決等を無効としないために、占領期間中に制定された現皇室典範を無効と主張する一方で、同じく占領期間中に制定された日本国憲法を有効と言いくるめる。
そしてこのある者は、無理やり帝國憲法違反の日本国憲法を有効と言いくるめるために、始源的有効論(最初から有効)に属する「承詔必謹説」を主張したかと思えば(エセ民族派が行っている最悪の天皇利用)、突如として何の説明もなく後発的有効論(途中から有効)に属する「時効説」に転向してしまう。
法哲学を専攻する東大教養学部教授の長尾龍一氏(東大法学部卒)に至っては、戦後民主主義の擁護者として、日本国憲法無効論に反論を試みるも反論しきれず、バカ正直に思考の停止を表明し、憲法中最も重要な規範である憲法改正の手続きの蹂躙を肯定した(思考を停止する憲法思想家、長尾龍一氏が行った日本国憲法無効論の検証)。
「憲法無効論との関連で議論されるもう一つの法律家的論点は、憲法改正権限界論に関するが、私はそれを重要な議論であるとは考えない。
万物は流転する。憲法の父たちがその子孫より大きな権威をもつと信ずるのは迷信である。子孫は適当な方法で自らの憲法を作る。旧憲法の改正規定が利用可能ならば、それを利用し、そうでなければ、それによらないだけのことである。
憲法制定時の立法者が後世に課したタブーを金科玉条視して、平和的変更を妨げるこの議論に、理論的にも実践的にも、何らかのメリットがあるとは考えられない」(日本憲法思想史260~264ページ)
長尾氏の理屈が罷り通るならば、サンフランシスコ講和条約の発効後の日本国に生まれた我々有権者と政治家は、日本国憲法第96条を利用する憲法改正が困難と判断すれば、第96条に拠らずに、別の適当な方法で、自らの新憲法を作ってよいことになる。
万物は流転するのだから、憲法制定時の立法者つまりマッカーサーおよびGHQ民政局員が後世の日本国に課したタブー(日本国憲法第96条)を金科玉条視してこれを遵守する必要は全く無いということになるではないか。
長尾氏の主張は、戦後民主主義(占領憲法体制)を擁護しようとして、かえって戦後民主主義を殺害する論理になっている。彼等は本当に支離滅裂で無茶苦茶である。彼等は発狂後の小林よしのりに酷似している。
合憲有効論以外の日本国憲法有効論は、論理的かつ必然的にすべて違憲の憲法改正有効論である。違憲の憲法改正有効論は、日本国憲法とその第96条に基づき生れて来るかもしれない新憲法を殺害する論理に瞬転し、国家の最高法規である憲法そのものの法的安定性を破壊してしまう。
これこそ最悪の本末転倒である。違憲有効界改憲派がこのような本末転倒を犯すのは、「本筋に戻す」という改革(リフォーム)の精神が欠落しているからである。
また彼等は過去の法戦史を学ばず、法理の筋を貫き通すために、芦部信喜をはじめ違憲有効界の魑魅魍魎たちと戦い続けた偉大な先覚者の井上孚麿の現憲法無効論-憲法恢弘の法理を見落として改憲を訴えてしまったからである。
違憲有効界の確信犯的な改憲派は、伊藤博文の憲法義解や北畠親房の神皇正統記を読まずに皇位継承論を書いてしまった小林よしのりの同類に堕ちているのである。
<日本国憲法無効宣言 改憲・護憲派の諸君!この事実を直視せよ>
・暴力団の契約書=マッカーサー占領軍憲法(日本国憲法)に従って契約書の内容を改正することに付きまとう弊害と危険について
↓↓↓
・日本国憲法有効論の弊害1

・日本国憲法有効論の弊害2

・日本国憲法有効論の弊害3

・日本病の根本原因は戦後日本を狂わせたOSS「日本計画」-二段階革命理論と憲法
・民主党にダマされた人を易しく諭す-甦る帝國憲法起草者のバイブル
・小林よしのりが隠蔽する神皇正統記の論理
・安倍晋三は上底保守(見かけ倒し)-国会に蠢く狂人集団
・占領憲法無効後の自主憲法制定の危険と欺瞞
「過去に学ぶ」「本筋に戻す」という精神を欠いた小手先の思いつき改憲論は日本国の立憲政治を破壊するのみであると思う方は、一日一押人気ブログランキングをクリック願います。
↓↓↓

<日本国を防衛する食いしん坊バンザイ>
今ソバを愛する日本人が韓国に狙われている我が日本国の国境の島「対馬」の防衛に続々と参加しています。我が国のソバ好きが対馬ふれあい産直便


【関連する記事】
- 都市封鎖はマッカーサー占領軍憲法(GHQ製日本国憲法)下で可能
- GHQ製日本国憲法の検閲禁止条項とその解釈は欺瞞と虚偽ばかり
- 軍法会議を開けない自衛隊は軍隊ではない(大日本帝國憲法第六十條)-明治流憲法学奥..
- 青山繁晴という虚人-戦史修正のお知らせ
- 民主独裁の恐怖-戦史修正のお知らせ
- 仕方がない高橋純子ら反日左翼勢力のアベ批判は護憲運動を殺害する
- GHQに呪われた日本国憲法の欠陥を示す蓮舫と安倍晋三
- 臣民(subject)の意味-大日本帝國憲法第十八條と教育勅語
- 破綻したGHQの偽装工作-占領軍による違法検閲下の日本国憲法制定
- マッカーサーの責任回避と歴史偽造-戦争を放棄しなかった幣原喜重郎
- 伊藤博文の憲法観-大日本帝國憲法とザ・フェデラリスト第49編「権力簒奪防止策」
- 芦部信喜をウソ吐きに変える鈴木安蔵の大日本帝国憲法への賛辞
- 朝鮮人へ貴族に立身出世する機会を付与した貴族院令
- 復活の意味-ジョセフ・グルーとポツダム宣言第10条the revival and..
- 民主党と社民党は戦後のドイツを見習え!国民の自由を制限するドイツ連邦共和国憲法
- イギリス法に由来する大臣と責任(ダイシー)
- 不毛な戦争責任論争に終止符を打つ帝國憲法第五十五條と昭和天皇の御聖断
- 環境権・緊急事態・財政均衡主義・改憲要件緩和-安倍自民党の憲法改正構想は亡国のシ..
- 北海商科大学をNグループに転落させる堂徳将人
- 連合国による憲法第九条の解釈変更を無視する反似非立憲主義の蔓延
御意の通りと思います。
最近では、上念司という経済評論家が、日本の国体は戦後も何ら変更されておらず、現憲法を必要な個所だけ改正すれば憲法問題は終了で良い、などとふざけたことを言っています。また、小生は新無効論の一部(現憲法=講和条約としては有効、の部分)には同意出来ませんが、大筋では正しいと考えています。この上念某は、最近、しきりに新無効論を攻撃し、その支持者をカルト扱いしています。この男は、更に、現憲法無効を唱える人に対し、その伝では国体の変更が有ったことを認めることになるから、八月革命が有ったと認めることにもなる、などと訳の分からぬ主張をして、新無効論者らを『八月革命説支持者』などとレッテル貼りしています。
小生は、この人物を到底、容認することが出来ません。
言うに事欠いて日本国憲法無効論者を「八月革命説支持者」と非難するなど、恥さらしです。
その谷田川氏の「嘘」とやらを記事にしていただけませんかね?
谷田川惣氏の新無効論批判への反論(2)「憲法の連続性を否定したら右も左も八月革命説」への反論
http://ameblo.jp/sangreal333/entry-11244832688.html
「決定版・憲法無効論は破綻した論理/谷田川惣」という自滅文書
http://inosisi80.iza.ne.jp/blog/entry/2844787/
私自身の谷田川批判は「尊皇を装う暴力団(GHQ)の手先に堕ちた違憲有効界の承詔必謹論者たち」
http://oncon.seesaa.net/article/249224235.html