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「憲法」
団体の生活には、人々が皆守らなければならない規則が必要であります。もしかような規則がなく、めいめい勝手気ままなことをしたら、とても団体の生活を遂げることは出来ません。
國家の規則は即ち國法であって、國民はこれによって保護され、國家はこれによって安寧秩序が保たれます。國民がもし國法を重んじなかったら、國家の秩序がみだれて、其の存立を全うすることが出来ません。
大日本帝國憲法は、天皇がこれによって我が國をお治めになる大法で、したがってあらゆる法令の本になる最も大切な規則であります。
明治天皇は皇祖皇宗の御遺訓に基づかせられ、國家の繁栄と臣民のお望みになる大御心から、臣民が永遠にしたがうべきものとしてこの大法を御制定になり、明治二十二年の紀元節の日に御発布になりました。
憲法には、万世一系の天皇が大日本帝國をお治めになることを示して、昔から変わらない我が國体の大本を明らかにしてあります。
又臣民に國家の政治に参與する権利をあたえ、法律によって、臣民の身体・財産等を保護し、臣民は兵役・納税の義務を負うことが決めてあります。
そうして天皇が我が國をお治めになるのに、一般の政務については國務大臣をお置きになって輔弼をおさせになり、法律や予算は帝國議会の協賛を経ておきめになり、裁判は裁判所におさせになることになっています。
憲法と一緒に制定された皇室典範は、皇位継承・践祚即位等皇室典範に関する大切な事柄をきめてある規則で、憲法と同じく我が國の大法であります。
我等帝國臣民たる者は、常に皇室典範及び大日本帝國憲法を尊重し、これを遵奉して皇運を扶翼し奉り、以て我が國運の発展をはからなければなりません。
「國民の務(其の三)」
帝國議会は憲法の規定によって毎年召集され、我が國の法律や予算などを審議して、大政に協賛する大切な機関であります。議会で議決したことは、天皇の御裁可を経て公布されます。
帝國議会は貴族院と衆議院から成り立っています。貴族院は皇族・華族の議員や勅任された議員で組織され、衆議院は選挙権をもっている國民が公選した議員で組織されています。
我等は、帝國議会の議員を選挙し、或は其の議員に選挙されて、國の政治に参與することが出来ます。帝國議会の議決は國の盛衰に関係しますから、したがって其の議員の適否は、國家・國民の幸不幸となります(歴史がおしえてくれる日本人の生き方と知恵-修身全資料集成329、332ページ)。
そして長野県岡谷市照光寺住職の宮坂宥洪氏の解題がこれまた素晴らしい。宮坂氏は僧侶らしく我が国が許育改革を行う度に衰退している原因を喝破している。
一般に戦後教育とは「民主主義教育」だといわれる。しかし、「民主主義(デモクラシー)」というのは、善かれ悪しかれ政治上の一制度を指すだけの言葉であって、本来はいかなる主義でも、また人間生活を律する崇高な理念でもない。
したがって「民主主義道徳」というものは存在しない。たとえば民主主義の特徴である多数決の原理は、単なる約束事にすぎず、それじたい善でも悪でもない。そこに何か「新しい道徳」があると錯覚して、戦後教育は実は無道徳を奨励してきたのであった。
現代の教育がこのままでいいと思っている人は一人もいないであろう。だから色々と教育改革が画策されている。戦後、六・三・三・四制に始まり、共通一次試験導入とか「ゆとり教育」とか、あらゆるさまざまな教育改革はなされてきた。だが、皮肉にも、そのつど日本の教育事情は確実に悪化してきた。
その理由は明白である。「改革」の本義は「リフォーム」であり、それは「本筋に戻す」ということであるにもかかわらず、これまで一度たりとも過去に学ぶということがなかったからである。
明治維新も一種の革命であった。だがそれはよその国のような伝統破壊の革命と違って、「王政復古」というスローガンのもとに、ともかくも「本筋に戻す」という精神が基本にあったがために成功したのである。
この精神が戦後の日本には一貫して完全に欠落しているのである(歴史がおしえてくれる日本人の生き方と知恵-修身全資料集成489~490ページ)。
「改革」の本義は「リフォーム」であり、「本筋に戻す」ということである。有権者がこの宮坂宥洪住職の言葉を心に銘記すれば、我が国の教育、経済、憲法、そして皇室典範において必要な改革は何か、我が国を再興する改革とは何か、自ずと悟ることができるだろう。
・昭和天皇の学ばれた教育勅語

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