・党利党略に走り、度を越した有害な決議を行う。
・立法の目的や原理について、必要な理解と知識がない。
・不安定で、思いつきの政策を乱発し、自国の利益を他国の餌食にする。
・私欲に塗れ、国家の名誉を重んじない。
・重大な事態において責任が欠如する。
・議席を獲得するために有権者を騙す。
この公選議院の弊害は伊藤博文の危惧した普通選挙によって増幅されている。
「欧州に於て普通選挙の制限選挙に於ける得失は学者各々其の所見を殊にし、甲是乙非、未だ帰一する所あらず。今熟套の議論を掲ぐることを欲せず。
唯だ独乙の『ブロンチュリ』氏の説、最も事理に切なるを以て、茲に付記することを怠らざるべし。
曰く、普通選挙法は政治の識を具え事務に練達する代議士を得るに適せざるのみならず、其の弊は遂に賎陋無識の庶民をして上流の社会を制せしめ、多数の無知に因て寡数の智を圧するに至るべし。
蓋し、特に多数を以て秩序を定むるときは、子其の父を制し、弟子其の師に先んじ、臣其の主を御し、幼は長を凌ぎ、貧は富を侮り、無識は有識の上に位すべし。
且つ此の法は本多数の庶民をして権利平等の恵に頼らしめむと欲するに出づと雖も、其の実は却て不平均の結果を得るを免れずと。」(大日本帝國憲法義解第三十五条解説)
公選議院の弊害と普通選挙の弊害は、デモクラシー(大衆参加政治)固有の欠陥といってもいいし、治療不可能のデモクラシーの宿痾(長い間治らない病気。持病)といってもいい。
・渡辺みんなの党と橋本維新の会の危険性を広く一般有権者に知らせるために、はじめにブロガーへ執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。
所長が思うに、病状を緩和し、今の日本政治を改良改善する処方箋は以下の通りである。
・伊藤博文の座右の書「ザ・フェデラリスト」の法理論に従い、参議院を、公選議院の弊害を抑制するに足る構成と権能を持つ上院に改める。
・普通選挙を制限選挙(例えば選挙権の保有者を30歳以上70歳未満の日本国民に限定するとか)に改め、有権者の数を減らす。
・テレビ放送免許の交付に競争原理を導入し、テレビ報道の質を上げる。
以上の処方箋はまず実現不可能だから、今の政治に絶望する有権者が次期衆議院総選挙でデモクラシーを通じ「国を変えてもらいたい」「政治を変えたい」と投票すると、おそらく渡辺みんなの党や橋本維新の会が大躍進し、残念ながら日本の政治は今よりもっと酷くなるのだろう。
<民主制のディレンマ-市民は知る必要のあることを学習できるか?>
・奇怪なるパチンコのコマーシャル-治者と被治者の同一性という悪政
・橋下徹維新の会の国政進出は危険-余りに幼稚な参院廃止論
・渡辺喜美の危険思想-自由民権運動の議会分割思想と明治憲法を学べ
せめて有権者に一院制の危険性を広めるために、おわりにブロガーへ執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。
↓↓↓

<ノミの曲芸に過ぎない戦後日本マルクス占領憲法解釈学からの覚醒>
戦後の我が国では、帝國憲法違反など13の無効事由を抱える占領軍憲法(日本国憲法)が有効な最高法規として半世紀以上まかり通っている(詳細はこちら)。
これこそまさに異常中の異常事態であり、これを正常化して、立憲主義の敵である革命肯定論(違憲改正の憲法を無効とせずに新憲法として有効とすること)を否定し、適法過程(due process of law)を尊重する国民精神の回復と再確立を図り、自由の源泉の一つである立憲政治を防衛することこそ、真の戦後民主主義の克服超越であり、真の戦後レジームからの脱却である。
我々が肝に銘じなければならないことは、革命肯定論によって初めて正当化される憲法典を支持する護憲勢力は、革命に対して法理的に抵抗できずに(違憲の憲法改廃を無効とは主張できない)憲法典を失う悲劇を免れないこと、そして我が国は、革命が繰り返される国内の混乱の中で国体を一度失ったならば、もう一度これを再生することは不可能に近いということである。
今後も我が国体は、百年に一度あるかどうか分からない国家と民族の危機に備えて、他の国が持っていない日本民族固有の財産として大切に保存され、我々の子孫に継承されなければならない。
<日本国憲法無効宣言 改憲・護憲派の諸君!この事実を直視せよ>
・暴力団GHQという経営コンサルタントが「日本の民主的再建」と称して日本にやってきて、日本を不法に占拠したことについて
↓↓↓
・占領憲法第9条の精神は日本人に対すると虐めと嬲り-連合国の犯したポツダム宣言違反
・GHQにもソ連の工作員が潜入していたことについて
↓↓↓
・戦後日本を狂わせたOSS「日本計画」-二段階革命理論と憲法
・暴力団の契約書に従って契約書の内容を改正することに付きまとう弊害と危険について
↓↓↓
・日本国憲法有効論の弊害1

・日本国憲法有効論の弊害2

・日本国憲法有効論の弊害3

・日本国憲法無効・帝国憲法復原増補(改正)論は、昭和天皇の御遺志に適いこそすれ、全く反しないことについて
↓↓↓
・エセ民族派が行っている最悪の天皇利用-天皇の発言と憲法の効力、昭和天皇と憲法改正
・なぜ占領憲法無効・正統憲法復原増補(改正)でなければならないのか
↓↓↓
・平和憲法の正体を暴く現憲法無効論-憲法恢弘の法理
<おまけ、大日本帝國憲法暗黒史観を砕く選択問題>
・問題1 1890年11月29日(大日本帝國憲法の施行日)から1947年5月3日(日本国憲法の施行日)までの日本國で実現しなかった政策はどれか。次の中から該当するものを選びなさい。
1、普通選挙法の制定
2、陪審制の施行
3、大政翼賛会の一党独裁
4、婦人参政権の付与
正解は3。ワイマール憲法は国家社会主義ドイツ労働者党の一党独裁を許してしまったものの、大日本帝國憲法はソ連共産党を模倣した大政翼賛会の一党独裁を許さず、近衛新体制運動を推進していた朝日新聞出身のソ連スパイ尾崎秀実ら近衛文麿の革新幕僚(昭和研究会に参集していた共産主義者)の無法な野望を粉砕した(詳細は近衛新体制を参照)。
・問題2 伊藤博文、井上毅、金子堅太郎、伊東巳代治が大日本帝國憲法の起草のために参考にした外国の憲法はどれか。次の中から該当するものを選びなさい。
1、プロイセン憲法
2、ベルギー憲法
3、スウェーデン憲法
4、イギリス憲法
5、アメリカ憲法
正解はこちらです。
・暴力団GHQの術中にハマっている違憲有効界の承詔必謹論者は、日本の再興を訴える前に自分がGHQの術中から抜け出せ!それが日本の再興だ

↓↓↓

・世界初!?ぶら下げて楽しむフィギュア鳥かごの少女


【関連する記事】
- 都市封鎖はマッカーサー占領軍憲法(GHQ製日本国憲法)下で可能
- GHQ製日本国憲法の検閲禁止条項とその解釈は欺瞞と虚偽ばかり
- 軍法会議を開けない自衛隊は軍隊ではない(大日本帝國憲法第六十條)-明治流憲法学奥..
- 青山繁晴という虚人-戦史修正のお知らせ
- 民主独裁の恐怖-戦史修正のお知らせ
- 仕方がない高橋純子ら反日左翼勢力のアベ批判は護憲運動を殺害する
- GHQに呪われた日本国憲法の欠陥を示す蓮舫と安倍晋三
- 臣民(subject)の意味-大日本帝國憲法第十八條と教育勅語
- 破綻したGHQの偽装工作-占領軍による違法検閲下の日本国憲法制定
- マッカーサーの責任回避と歴史偽造-戦争を放棄しなかった幣原喜重郎
- 伊藤博文の憲法観-大日本帝國憲法とザ・フェデラリスト第49編「権力簒奪防止策」
- 芦部信喜をウソ吐きに変える鈴木安蔵の大日本帝国憲法への賛辞
- 朝鮮人へ貴族に立身出世する機会を付与した貴族院令
- 復活の意味-ジョセフ・グルーとポツダム宣言第10条the revival and..
- 民主党と社民党は戦後のドイツを見習え!国民の自由を制限するドイツ連邦共和国憲法
- イギリス法に由来する大臣と責任(ダイシー)
- 不毛な戦争責任論争に終止符を打つ帝國憲法第五十五條と昭和天皇の御聖断
- 環境権・緊急事態・財政均衡主義・改憲要件緩和-安倍自民党の憲法改正構想は亡国のシ..
- 北海商科大学をNグループに転落させる堂徳将人
- 連合国による憲法第九条の解釈変更を無視する反似非立憲主義の蔓延