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孝謙天皇 天平宝字元年七月十二日
この日は、天皇は南院に出御し、諸司の官人と京・畿内の人民の村長以上の者を召し、次のように詔した(宣命体)。
明御神として、大八洲を支配する倭根子天皇の大命として、仰せになるお言葉を親王・諸王・諸臣・百官の人たち・天下の公民は、皆承れと申しつげる。
高天原に神としておいでになる天皇の遠祖の男神・女神のお定めになった天つ日嗣の高御座(皇位)の順序を、かすめ奪い盗もうと企てて、悪逆な久奈多夫礼(黄文王)・麻度比(道祖王)・奈良麻呂・古麻呂らは、逆党どもを率いて、まず内相の家を囲み、それを殺して、すぐに大殿を囲んで皇太子(大炊王)を廃し、次に皇太后の朝(紫微中台)を占拠して、駅鈴と天皇の御璽と関契(関所の木契)を奪いとり、右大臣を召して天下に号令させ、その後で帝を廃して、四人の王(黄文王・道祖王・塩焼王・安宿王)の中から一人を選んで、天皇に立てようと図った。
六月二十九日の夜、太政官の院内にはいり、塩汁をすすって誓約し、天地四方に礼拝し、七月二日に兵を動員しようと謀り定め、二日の未の刻(午後二時頃)に、小野東人が、中衛府の舎人である備前国上道郡出身の上道朝臣斐太都を呼び強制して、「さあ、この事を始めよう」と誘うので、斐太都は協力するように見せて、その日の亥の刻(午後十時頃)に、謀反の計画を詳細に申し上げた。
これによって陰謀に加わった人々を尋問すると、「すべて事実であります」と申して皆罪に服した。これを国法に照らすと、皆死罪に該当する。このようであるが慈悲を賜わり、刑を一等軽くし、姓名を変えて遠流に処することにした。
この事件が治まったのは、天地の神々がお恵み下さり、お護り下さって、口にするのも恐れ多い天地の始まりよりこの方、代々にお治め下さった天皇たちの大御霊が、汚い奴どもをお嫌いになってお捨てになり、また盧舎那仏・観世音菩薩・仏法を守る梵天・帝釈天・四天王たちの、不可思議な威力によって、この悪逆な奴どもがあきらかとなり、ことごとく服罪したようであると、神としてお思いになる天皇のお言葉を、皆よく承れと申し告げる。
孝謙天皇 天平宝字元年八月十八日
天皇は次のように勅した。
朕は徳が薄いのにもかかわらず、忝くも皇位を継ぎ、八方の国土に君臨し、今に至ること九年、これまで善い政治もしていない。これについて日も夜も憂いの思いを抱いている。危険な淵に立っているように案じ、薄い氷を踏むように慎重にしている。
ところが去る三月二十日、天の神は我に「天下泰平」の四文字を賜わって、天下の安らかなことを表し、朝廷の運命の永く続くことを示された。
しかるに賊臣である廃太子の道祖と安宿・黄文・橘奈良麻呂・大伴古麻呂・大伴古慈悲・多治比国人・鴨角足・多治比犢養・佐伯全成・小野東人・大伴宿禰麻呂・答本忠節らは、生まれつきの性質が悪くかたくなで、迷った心で悪事に走り、君臣の道を顧みず、鬼神の力も恐れず、密かに謀反の徒党を組み、皇室の本家を傾けようとはかった。しかしことごとく天の咎めを受け、皆、罪科に服した(続日本紀<中>全現代語訳164、168ページ)。
平安時代の初期には既に、天皇家全体を表す言葉として「皇室」が存在していた。また孝謙天皇が詔された天皇の遠祖は、天つ日嗣の高御座(皇位)をお定めになった「男神・女神」だった。つまり女性の孝謙天皇は、女神の天照大神一尊のみが神話上の皇室の祖であるとは考えていなかったのである。
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