そのためには石油をはじめ膨大な資源が必要である。ならば石油・石炭・天然ガスを燃やし水を沸かして発電する方が、原子力発電よりも、はるかに単純で絶対的に安全であり、省資源になるだろう
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石炭火力発電の長所は、燃料の石炭の埋蔵量が石油に比べて豊富で、日本をはじめ世界各国に広く分布し安定供給が見込め、また価格が比較的安価に落ち着いていることである。
短所は、石油やLNGに比べると地球温暖化ガスである二酸化炭素(CO2)を多く排出することに加えて、大気汚染物質の硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、ばいじんなどが発生することである。
この短所を解消するために、(株)クリーンコールパワー研究所が、2004年福島県いわき市に石炭ガス化複合発電(IGCC)の実証プラント(三菱重工業製)を着工、2007年秋から実証試験に入った。
この発電システムの大きな特徴は、まずガス化炉の中で微粉炭と空気を高温で反応させ、可燃性のガスを発生させて、ガスタービンを回す。この時に出る高温の排ガスを排熱回収ボイラーに導いて蒸気を発生させ、蒸気タービンも回し、ガスタービンと蒸気タービンの両方で発電するのである。

三菱重工業のIGCCは、空気吹き二段噴流床ガス化炉、乾式燃料供給システムにガス精製設備、ガスタービンを組み合わせた石炭利用高効率発電プラントである。
三菱IGCCは、発電用として送電端効率が高い空気吹きガス化技術を世界で初めて成功した純国産技術に基づくもので、簡素化、合理化を図り、経済性および信頼性を大幅に向上させ、従来の超臨界圧微粉炭火力に比べ発電効率を10〜20%向上させ、同率のCO2削減を目指す野心的な発電プラントである。
2010年11月10日、クリーンコールパワー研究所は、実証試験を続けてきた石炭ガス化複合発電の実用化に向けた技術を確立したと発表した。同研究所によると、福島県いわき市の実証プラントの運転試験の結果、長期運転に耐えられる信頼性などが確認できたという。
環境面では、現在の石炭火力発電所に比べ、硫黄酸化物を半分以下、ばいじんを10分の1程度に抑えられるデータを得た。経済性の面を試算すると、石炭火力発電所に比べ建設費は2割程度増えるものの、燃焼効率の向上で燃料費は2割低減できることから、トータルの発電単価はほぼ変わらないとの見通しを得た。
ただ、主な使用石炭と決めた中国炭以外の石炭を使用した場合、機器の一部で詰まりが生じることが確認されたため、 同研究所は本年度で終了する予定だった試験を2013(平成25)年3月まで2年間延長し、技術的な解決と更なる低コスト化を目指す方針を決定した。
原子力発電はエネルギーコストとして石油を使わざるを得ない以上、我が国が従来の原子力発電推進政策を継続しようと休止しようと、石油の枯渇に備え、国家の総力を挙げて藻人造石油の持続的生産を実用化する技術の確立に取り組まなければならない。これが成功すれば、我が国が危険な原子力発電の商用運転に固執する合理的な必要性は無くなるのである。
原子力発電はしょせん石油文明に咲いた徒花にすぎない。だからエネルギー政策の転換は早いほうが良い。福島県はその先駆けとして、藻石油の持続的大量生産が可能となる日まで、原子力発電の代替として石炭ガス化複合発電(IGCC)を我が国に広め、世界各国に売り込むべきである。
そして我が国の中学生には数学の名著語りかける中学数学を読み、未来のノーベル賞候補者日本発次世代エネルギー挑戦する技術者たちの仲間入りを果たして欲しい。
それが福島県と東日本の復興になると思う方は、日本国民を奮い立たせるために、ブロガーへ執筆意欲を与える一日一押人気ブログランキングをクリック願います。
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■支那救助隊が撮影し公開中の遺体写真
(遺体の写真です。クリックは自己責任で)
http://news.ifeng.com/world/special/ribendizhen/tuji/detail_2011_03/14/5134729_0.shtml
被災し亡くなった方を写真撮影するだけでもはばかれるのに、それをこの様にして世界中に公開し晒し者にし愚弄する支那人!
我が国の政府は この事実を認知しているのだろうか?