日本の民主主義の始祖は第36代孝徳天皇

　さいきん女性女系天皇容認派の中から、皇室伝統であり日本の最重要な慣習法である皇位の男系継承を護ろうとしている宮家再興派に、「それほど伝統が大事なら民主主義を否定したらどうか、昔の日本には民主主義はなかったのだから」という皮肉を浴びせる者が出てきた。

　日本人の為すべき国際貢献は、貴重な世界遺産の一つである日本文明を守ることだと確信している方は、一日一押人気ブログランキングをクリック



　伝統を重んじることは、現在の諸制度をすべて破壊することではないし、現在は、無数の伝統によって構成され、過去の蓄積の上に成り立つのだから、伝統の尊重は現在を守り未来を拓くものである。むしろ過去を否定し伝統を破壊する者は、ポルポト派のように現在を現在する地獄に変貌させ国家から輝かしい未来を奪い去ってしまう。

　それに「昔の日本には民主主義（デモクラシー）はなかった」とは真赤なウソである。大化元年（645年）、孝徳天皇は鐘匱（しょうき）の制を設け、民百姓の政治参加を認めたのである。


　「帝国憲法第三十条　日本臣民は相当の敬礼を守り別に定むる所の規程に従い請願を為すことを得

　請願の権は至尊仁愛の至意に由り言路を開き民情を通ずる所以なり。孝徳天皇の時に鐘（かね）を懸け匱（ひつ）を設け諫言憂訴の道を開きたまい、中古以後歴代の天皇朝殿に於て百姓の申文（もうしぶみ）を読ませ、大臣納言の補佐に依り親く之を聴断したまえり（第52代嵯峨天皇以後此の事廃れたり○愚管抄）。

　之を史乗に考うるに、古昔明良の君主は皆言路を洞通し冤屈を伸疏することを力めざるはあらず。

　蓋し議会未だ設けず、裁判聴訟の法未だ備わらざるの時に当て、民言を容納し民情を疏通するは独り君主仁慈の懿徳たるのみならず、又政事上衆意を集め鴻益を広むるの必要に出る者なり。

　今は諸般の機関既に整備に就き公議の府亦一定を所あり。而して猶臣民請願の権を存し匹夫匹婦疾苦の訴と父老献芹の微衷とをして九重の上に洞達し阻障する所なきを得せしむ。此れ憲法の民権を貴重し民生を愛護し一の遺漏なきを以て終局の目的を為すに由る。而して政事上の徳義是に至て至厚なりと謂うことを得べし。（中略）」（伊藤博文著憲法義解）


　民百姓に訴えがある時は、まず伴造と尊長に申告させ、伴造と尊長が綿密に調査した上で訴えを記録した牒（ふみ）を匱に納めて内裏に上奏し、天皇が牒を聞いてそれに年月を記して群卿に提示する。もし調査が不十分であるか、訴えが歪曲されているならば、民百姓は朝殿に鐘をついてそれを天皇に知らせ、天皇は訴えを上奏した伴造と尊長を処罰する。これが鐘匱の制であった。これは立派なデモクラシー（大衆参加政治）ではないか。

　だから我々日本国民は、デモクラシーに関して西洋思想に劣等感を抱き、ホッブス、ロック、ルソーらの社会契約論にかぶれる必要もなければ、日本の憲法典に、ルソーの国民主権やアメリカンデモクラシーの象徴であるリンカーンのゲティスバーグ演説の翻案を盛り込む必要もない。正々堂々と日本の国体、国柄を成文化して、日本らしい立憲デモクラシー君主制を追求すればよいのだ。もはや日本が西洋を妄信し模倣する時代ではあるまい。

　そしてイギリス人が「イギリスこそデモクラシー発祥の地である」と御国自慢をすれば、我々日本国民は「日本では645年大化の改新の時に第36代天皇の孝徳天皇が鐘匱の制度を設け民衆の政治参加を認めた」と反論し、イギリス人の鼻をへしおってやろう。それが本当の国際交流というものだ。

　日本人の為すべき国際貢献は、貴重な世界遺産の一つである日本文明を守ることだと確信している方は、一日一押人気ブログランキングをクリック


▲「サッカー日韓戦では日本人サポーターは加藤の蛇の目紋か島津の丸に十文字紋を掲げてパクリ韓国を征伐すべし」

＜関連記事＞

・日本の自由民主主義復興の父は東久邇宮稔彦王殿下

・天長節に思う応神天皇の遺業と日本の国柄

・再録　なぜマルクス・レーニン主義は地獄の門を開くのか

・所功と高橋紘

　目を休めて便利屋のフィギュア大図鑑をお楽しみください。

▼大放出品税込みネット9,450円（２本セット２ヵ月分　定価21,000円から55％オフ！販売店ほほえみくらぶ）





▲1日分3カプセルにブルーベリー180粒分のエキスを凝縮。抗酸化力をさらに高めるため、その力はビタミンEの1000倍！といわれる、話題の新成分アスタキサンチンを一緒に配合。目の悩みがひどい方におすすめです。


【小泉信者を正気に戻す書】

増税が日本を破壊する

国富消尽

売られ続ける日本、買い漁るアメリカ


【緊急要請】

　女性女系天皇に反対の声を上げてください。これが認められると、日本は日本でなくなります。政府と政治家に準皇族である旧宮家の皇籍復帰を要請しよう。

　旧宮家の復籍こそＧＨＱの呪縛を断ち日本が独立主権国家として再興する近道であると信じる方は、一日一押人気ブログランキングをクリック

皇室典範改正問題まとめサイト


【戦後民主主義狂育の洗脳から日本人を覚醒させる書】

国民必読の書、大東亜戦争の電子書籍　「戦争の天才と謀略の天才の戦い」国民のための大東亜戦争正統抄史1928―56

マルクス史観に汚染された高校歴史教科書を信用する者は、実証史学を採用する公務員試験には合格しない！戦後日本マルクス占領憲法解釈学からの覚醒

占領憲法無効論とは帝国憲法及占領憲法有効論

民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる

世界がさばく東京裁判

憲法義解

憲法無効論とは何か

古代天皇はなぜ殺されたのか

正統憲法復元改正への道標

歪められた日本神話

「現人神」「国家神道」という幻想―近代日本を歪めた俗説を糺す。

私の中の日本軍