2011年の目標は日本国の憲法の棋譜づくり

　読者の皆様、コメントを下さる方々、新年明けましておめでとうございます。

　弊ブログは2010年に引き続いて破魔の三矢－GHQ発禁本大東亜戦争とスターリンの謀略－戦争と共産主義と朝日新聞社を倒産に追い込む拙書「戦争の天才と謀略の天才の戦い」国民のための大東亜戦争正統抄史1928―56の宣伝と、旧宮家の皇族復帰待望論と、マッカーサー占領憲法（日本国憲法）無効・帝国憲法復元増補論－を放っていきます。

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　私は、帝国憲法の解説書「憲法義解」および義解の基になった枢密院帝国憲法制定会議史料を繰り返し熟読するうちに、日本国憲法の抱える数々の欠陥を指摘できるようになりました。これは比較憲法学の効き目でしょう。

　法学徒が六法全書を開いて日本国憲法各条文の字句を読んでも日本国憲法の本質を把握することはできません。GHQ製日本国憲法有効論に立脚する東大系護憲派憲法学者の解説書を鵜呑みにするとバカになります。

　大日本帝国憲法と日本国憲法を比較する作業は、両者の差異を浮かび上がらせます。その差異にこそ日本国憲法の本質が現れます。だから法学徒が日本国憲法の本質を把握するには、大日本帝国憲法を熟知して、これと日本国憲法を比較しなければなりません。

　日本国憲法を有効な最高法規として罷り通らせる為に、帝国憲法を醜く貶めて日本国憲法を美しく見せるという卑怯な詐術を使う護憲派憲法学者の解説書は両憲法の本質理解を妨げます。法学徒が大日本帝国憲法の本質を知るには、やはり憲法義解と枢密院帝国憲法制定会議史料を直接読む必要があります。

　さらに明治の自由民権派を代表する交詢社系の憲法私案およびアメリカ合衆国憲法の解説書「ザ・フェデラリスト」と大日本帝国憲法を比較する作業は、大日本帝国憲法の本質を一層鮮明に現代の日本人に示します。

　憲法学は囲碁の棋譜ならべに似ています。プロの囲碁棋士およびプロを目指すアマチュア棋士は古今の達人たちが過去に打った名局の棋譜をならべて、達人の布石、手筋、ヨセ、読みを学びます。

　私は伊藤博文や井上毅の再来にはなれませんが、彼ら帝国憲法起草者の棋譜を作ることはできるので、枢密院帝国憲法制定会議史料に、交詢社系の憲法私案、伊藤博文の座右の書ザ・フェデラリストのほか古今東西の文献と私がこれまで弊ブログに記載した憲法論文を統合し、明治流憲法学の棋譜を作ってみようと思っています。

　フランスを約100年間の混乱に陥れたシェイエスの革命的制憲権力論を信奉する芦部信喜系占領憲法学を粉砕する明治流憲法学の棋譜が完成する時期は全く不明ですが、本年も宜しくお願いします。



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Comments

初詣を愚弄する不逞キリスト教徒
http://soumoukukki.at.webry.info/201101/article_1.html

Posted by * at 2011年01月02日 13:03

所長さま、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。<(_ _)>

Posted by アイサイ at 2011年01月02日 22:15

所長さま、あけましておめでとうございます。
元旦の所信表明も素晴らしいですが、大晦日のエントリーもタイトルからして良かったですね。
祈りのようなものとして読ませてもらいました。
今年も難し面白い考察をお願いします！

Posted by 大阪乙 at 2011年01月05日 22:02

今年も、こちらで学ばせていただきます。
明治憲法を知らねばなりませんね。

Posted by M at 2011年01月06日 18:39

　アイサイさん、大阪乙さん、Mさん、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

Posted by 所長 at 2011年01月07日 00:26

あと１４年後くらいが怖い。
所長、急がないと危ないですよ。
日本消滅のカウントダウンが始まっています。
英国も君主制が・・・。

Posted by 心配性な人 at 2011年01月12日 19:33