石原莞爾の日本再建策こそ、日本がアメリカニズムに対抗するための武器なのだ

　いま極右評論で石原莞爾が好意的に取り上げられている。

　政治家はアメリカニズムに言いなりになるのではなく温故知新を実践すべきと思う方は、一日一押人気ブログランキングをクリック
　

　石原莞爾の世界最終戦論は、実は彼の独創とは言い難い。

国民のための戦時国際法講義　15

国民のための戦時国際法講義　16

国民のための戦時国際法講義　17

　むしろ石原莞爾の敗戦後著作集「人類後史への出発」（石原莞爾平和思想研究会編）に収録された彼の「日本再建策」の方が、最終戦争論戦争史大観よりも独創的で「偉大なる預言者」という彼の称号に相応しい。

　拙者は初めてこの本を読んだとき、魂が震えるほど感激した。そこで国体に関する石原の予言を紹介しよう。この素晴らしい本を読んだら、心の中に希望が満ちてくるよ、本当に。
　
　
　天皇が日本民族社会の本然の中心であらせられるところに、国体の本質が存在する。世界の特異的存在たるこの本質に敢えて目を蔽い、天皇制なる表現によってその打倒を叫ぶ共産党の理論の如きは、極めて非科学的である。

　国体に関する自由な論議は、我等の感情としては忍び難いものであるが、近時、あまりに権力的な国体宣伝に禍せられて、国民の多くが国体を正しく把握していないことを考えるならば、真摯な論争はむしろ歓迎すべきである。

　この論争過程に於いて、過去の官製的国体論は急速に解消せられ、新たに国民の心からの理解に基づく国体擁護の主張が、広汎な国民の間より盛り上がることを確信する。（新日本建設大綱）


　それにしても日本は今後物心両面に亘る恐るべき疾風怒濤時代を迎えるのである。アメリカは自己の善と信ずる生活文化、様式、思想を滝の如く注いで日本をアメリカ化せんとすることは明らかである。それは教育に浸透し、生活を風靡するに至るであろう。それに英国的、ソ連式思想が加わってくる。日本的思想、醇風美俗、世界人心は滔々たる大勢に押し流され、寸断されもみくちゃにされる。

　私は日本は思想的にどん底まで叩き落とされるものと確信する。満洲事変、支那事変においても日本国民は目覚めず、大東亜戦争においても未だ精神的に立ち上がらず、その敗戦の惨烈さに遭ってはじめて覚醒するかと思えば未だしの感である。要するにまだ足りないのだ。落ちて落ちてどん底に突きあたりどうにもならぬ時に至ってはじめて民族の魂が究極の拠り所を呼び求めるのである。一陣の清風、一個の炬火、それは真に魂が求める時にこそ与えられるべきものである。怒濤よ逆巻け、暴風よ吹け、それはすべて日本人が経験しなければ目覚め得ぬ「民族の禊」である事を私は確信する（世界文化の達観）。

　
　日本は日米同盟を堅持すべきであるが、アメリカの言いなり放題になって構造改革を進める必要はない。アメリカニズムに対抗したい日本国民は、石原莞爾の「人類後史への出発」を読み、石原の予言を応用して政策を政治家に提言すべきなのだ。

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　国民必読の書、大東亜戦争の電子書籍　「戦争の天才と謀略の天才の戦い」国民のための大東亜戦争正統抄史1928―56

　マルクス史観に汚染された高校歴史教科書を信用する者は、実証史学を採用する公務員試験には合格しない！戦後日本マルクス占領憲法解釈学からの覚醒

も読んでね。


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Comments

リンクいただきありがとうございました。

石原莞爾の「世界最終戦争」は私も読みました。
当時読んだ人はどんな感慨を持ったんでしょうね。

Posted by タツ at 2006年06月09日 21:46

当時読んだ人たちの間では、賛否両論が沸騰しました（笑）。

Posted by 便利屋こと所長 at 2006年06月09日 22:01