パラオ攻略戦ＮＴ－Ｄの開発経緯－ガンダムUC4

　第1次ネオ・ジオン戦争後、地球連邦軍はアクシズに放棄されていたエゥーゴのZガンダムを回収、その戦闘データを徹底的に解析した結果、奇妙な現象を発見した。Zのバイオセンサーの偶発的な暴走によって極限まで高められたパイロットの感応波が、Zと対戦していた、ジ・Oの機体制御サイコミュに干渉し、その操縦系統を一時的に麻痺させていたのである。

・MSZ-006ゼータガンダム


・PMX-003ジ・オ


　地球連邦軍上層部は、超常現象を起こしたZが元エゥーゴのメンバーが所属するロンド・ベルの手に渡ることを極度に恐れ、Zを厳重に秘匿する一方、地球連邦に手痛い損害を与えた第2次ネオ・ジオン戦争（シャアの反乱）の直後から、Zの戦闘データを基に、反乱分子のニュータイプを抹殺するＮＴ－Ｄニュータイプ・デストロイヤー・システムの開発に着手した。それを可能にした新技術がRX－0ユニコーンに実装されたフル・サイコフレームであった。

・RX-0ユニコーン


　機動戦士ガンダムUC（4）パラオ攻略戦においてRX－0ユニコーン・ガンダムはＮＴ－Ｄを発動、ネオ・ジオン軍残党「袖付き」のNZ-666クシャトリヤのサイコミュを機能停止状態に陥れ、ファンネルの制御を奪取した。

・RX－0ユニコーン・ガンダム （デストロイモード）


・NZ-666クシャトリヤ


　この戦闘はZのラストを補足説明し、マリーダ・クルスの素性と過去は、機動戦士ガンダムZZを埋没の危機から救い、改めてガンダムの正史に位置付けたのである。


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