鳩山民主党政権の謎－「コンクリートから人へ」等という馬鹿げたスローガン

　鳩山民主党内閣が我が国の友愛ボートを派遣して被災国の避難民を救済したいなら、なぜ危機管理の専門家が以前から政府に要望してきた危機管理船（病院船）建造しないのだろうか。税金を諸外国へ貢ぐのではなく、危機管理船の建造に廻せば、日本国内の造船および機械メーカー、そこで働く労働者を潤しつつ、国際貢献を果たすことができるではないか。なぜ兵員と兵器の量不足に悩まされている自衛隊の「おおすみ」を転用するのだろうか。所長には全く理解できない。

▼鳩山由紀夫に弄ばれる海上自衛隊輸送艦 LST-4001 おおすみ 31003


　政府が危機管理船を平時にはカジノを備えた豪華客船ホテルとして利用すれば、僅かなりとも税収を増やすことができるかもしれないし、また船体そのものを観光客を惹き付ける観光資源とするために、戦艦大和型危機管理船、空母瑞鶴型病院船等を建造できたら面白い。帆船、鉄甲船、宇宙戦艦等々、船体の形は、医療宿泊娯楽施設を備え、航行可能で、観光客を呼べるものであるなら、何でも良い。

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　日本最大のプラモデル生産地である静岡市が、「バンダイナムコホールディングス」に働きかけ、アニメ「機動戦士ガンダム」の放映３０周年を記念して、去年７月に東京・台場に展示された高さ１８メートルの等身大ガンダムを同市葵区長沼のＪＲ東静岡駅北側市有地に配置し、日本一のプラモデル生産地である「静岡市」を、「模型の世界首都」として、世界へ情報発信するとともに、全市を挙げてシティプロモーションを展開していくという。

　等身大ガンダムはあれ一機で圧倒的な集客力を発揮したから、我が国がこれに加えてシャア専用ザクのほか、ホワイトベースやアーガマといった実寸大の宇宙船型パビリオンとか、装甲騎兵ボトムズのATスコープドッグを静岡市の至る所に建設し、静岡市ひいては静岡県全体を「世界に輝く模型王国」に発展させたら、世界各国から訪日観光客を集め、金を稼ぐことができるだろうに、なぜ鳩山内閣は日本国民から税金をむしりとり外国に貢ぐことばかりやるのだろうか。

▼実際にローラーダッシュする装甲騎兵ボトムズ赤外線誘導スコープドッグ ターボカスタム Ver.2


　またこのデフレ不況のどん底時でもビルや家屋を新築する会社や個人は、新車を買いたくても買えない貧乏な若者と違い、それなりに資金を持っているのだから、今こそ政府は遺産税の新設や消費税率の引き上げを行うのではなくて、建築基準法を改正し、建物の新築時には地下防災シェルターの設置を義務付けて、お金持持ちの更なる出費を促し、地下空間の拡大を通じて有効需要を喚起すれば良いのに、なぜ鳩山内閣は「コンクリートから人へ」等という馬鹿げたスローガンを掲げて悦に浸るのだろうか。

　このスローガンは、企業と国家を憎む左翼人の好む「人間の安全保障」と同根なのだろうが、これは「国家の安全保障」を否定し、日本国を解体して、日本国民を祖国を持たない地球上のホームレスに転落させたいマルクス・レーニン主義者の「国家の死滅」願望から来ているのだろう。日本民族は独立主権国家という「砦」を持つ必要はない、せいぜい日本列島に住む無国籍難民の群れとして存在する程度でよい、というのが反日左翼勢力の思想である。

　所長が繰り返し指摘したように、マルクス･レーニン主義はペテンである、史上最悪のペテンである。レーニン自身が「国家と革命」の中でマルクスの詐術を指摘しているのだから、これほど愚劣な思想はない。しかしこれをペテンと見抜けずに信奉してしまった人はオウムと同じカルト教信者であるから、いかなる説得も受け付けない。彼らを説得して転向させることは至難の業である。法の支配を尊ぶ立憲主義の精神を完全に喪失した人々には占領憲法無効論が通用しないのと同じである。

　いかなる知識人も、いったんマルクス・レーニン主義に汚染されれば、知識人ではありえない。左傾化・極左化した知識人とは、正しき人間性も、真の知性も喪失して、妄想に真理を幻想するカルト宗教の折伏師でしかない（中川八洋著亡国の「東アジア共同体」―中国のアジア覇権を許してよいのか２０４ページ）。鳩山首相は、

　「国というものがなんだかよくわからないのですが、国というものが力を持って、何でもがんじがらめで地域を縛ってしまう。そういうやり方は、一切やめたい」

と公言したが、結局のところ鳩山由紀夫も、近衛文麿ほどの過激さはないが、亡国の東アジア共同体を夢想する日本国解体思想の持ち主なのだろう。
　
　これと西洋と日本の比較歴史地理学国土学再考－新日本人論とが我々に教えてくれること－それは反日の悪魔－民主党政権が続くと、日本民族は、他国の軍靴に踏み躙られることになる。

　だから海上自衛隊ミサイル艇ハヤブサとウミタカの２隻が、韓国の海賊船だけでなく鳩をも狩りたくて、うずうずしているのだ。



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