なぜ地球連邦政府は宇宙進出を拒み地球に引き籠ったのか?
アナハイムエレクトロニクスは地球連邦軍および反地球連邦政府組織に武器を供給する死の商人であるのに、なぜ地球連邦政府によって処罰されないのか?
グリプス戦争の最終決戦で、Zガンダムと交戦したジ・オは、なぜ金縛り状態に陥ったのか?
エゥーゴとカラバはどうなったのか、エゥーゴとロンドベルの関係はどのようなものだったのか?
ザビ家の唯一の生き残り、行方不明のミネバ・ザビはどうなったのか?
νガンダムとサザビーから発しアクシズを包んだ不可思議な光は何だったのか?
シャアのネオ・ジオン軍はどうなったのか?
ナナイ・ミゲルの言葉「大佐の命が吸われていきます」は何を意味したのか?
そしてシャアとアムロは本当に死んだのか?
福井晴敏は、既に出来上がっているガンダムの設定を考証しながら、以上の疑問に答えるストーリ-を創作した。
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富野由悠季はガンダム作品に説明不足という欠陥を残してきた。福井晴敏は富野の後始末を付けたが、所長にとって、ただ一点もの足りないところがあった。
フル・フロンタル大佐はシャアの絶望と呪詛を語る。
「人や世界に過分な可能性を期待するのは間違いだ。人は変わらない。学ぼうとしてもしない。闇から生まれて闇に帰る、一瞬以下の光にすぎない」
「人の想いが、光になって地球を包むのを見た…光に巻かれて、地球圏の外に押し出された…この目で、宇宙の深淵を覗きもした…そのような奇跡を目の当たりにしても、人は変わらなかった…変わっても意味がないと識った…ここより先はなにもない…どこまで行っても同じ暗黒が続くだけだ…たとえ銀河の外へ漕ぎ出す術を手に入れようと、いつかはすべて暗黒に返る…」
ならば、なぜフル・フロンタル大佐はシャアの再来としてネオジオン軍の残党「袖付き」を率い、サザビーの後継機を駆り、地球連邦軍と戦うのか?
なぜスペースノイドの総意を汲む器としてサイド共栄圏を実現しようとするのか?人の革新という可能性ではなく、宇宙に棄てられた人々が満足する結果を示したところで、それは一瞬以下の光であり、また闇に帰るだけではないか!?
「戦士は、たとえ肉体を失っても精神として生きている限り、戦わなければならないのだ!」
この台詞があれば、フル・フロンタル大佐は、よりシャアの亡霊らしくなり、バナージ・リンクスをさらに圧倒する存在感を示しただろう。
ガンダムの主人公はやはりシャア・アズナブルであり、日本人が判官びいきであることを改めて教えてくれる作品が福井晴敏の機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)である。
クイン・マンサの後継機NZ-666クシャトリヤのパイロットプルトゥウェルブの最期は余りに哀しく、泣きそうになった


<関連ページ>
・現実の戦略がガンダムの世界に追いついてきた!衛星を効率的に運用するための軌道やラグランジェポイントを管理する宇宙地政学へ進化する地政学―陸、海、空そして宇宙(そら)へ
▼植物界のニュータイプか!?話題騒然の地震予知草



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個人的にはこういう話の方が好きですが(笑)。
余談ですが、選挙雑感を書こうと思いながら随分と時間が経ってしまいました。ブログを書くのも気力が必要ですからね。
更新停止中の私のブログにも結構な訪問者の方がいらっしゃって、申し訳ないから何か書こうとは思っているのですが…。
政治記事ばかり上がるのは辛いので、saratomaさんはゲームの批評記事を混ぜれば良いのではないでしょうか。そのほうが読者層が広がるかもしれません。
保守主義者さん、私がこの記事を上げたのは、人類に対するシャアの絶望と虚無に共感し飲み込まれたからです。
結局シャアの絶望どおり、人は変わることなく宇宙世紀は終焉し、人類は外宇宙の闇に消える道を選ぶことになります。
福井晴敏の描くガンダムの最終話http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344007654/amazon2045-22/ref=nosim/を読むと、ガンダムUCは理解しやすくなります。
私も人類はホモ・サピエンスから進化していないという現実から逃げられないと思います。進歩史観って人類はどんどん発達して歴史はゴールするとか言ってますけど、人間は古代から何も変わっていますまい。昔と違うのは核兵器があることぐらいでしょう。だからといってコスモポリタニズムにもまったく期待できないんです。私は文明というものは歴史の蓄積であって、超人の理性によって作られるものではないと考えています。だから日教組のように貴族主義を否定し、人類から高貴なる精神を奪い、人を四つ足で歩かせるように仕向けるものを私は批判します。全然論理的な文章じゃないけど思っていることをかかせていただきました。すみません。