戦争末期に登場した日本海軍の新兵器の殆どには若木大尉らが工夫した特殊火薬が使われたという。若木大尉は1945年8月7日に呉から来た被害調査団に加わって広島市内の被害を調べて歩いた時、生涯忘れ得ぬ意外な出来事に遭遇したという。
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原爆機反転す-ヒロシマは実験室だった(若木重敏著/光文社文庫1994)の目次
序 私だけが知っている広島原爆機の嘘と真
第一章 エノラ・ゲイ号は、どこから進入したか?
第二章 NHK広島放送局原爆資料取材に疑問あり!
第三章 見落とされた悪魔のおとり飛行
第四章 かくして反転爆撃は計画された
第五章 エノラ・ゲイ号機長、チベッツの回想録の嘘
第六章 米空軍戦史研究センター資料の疑問点
第七章 反転爆撃説の数々の傍証
第八章 発狂した原爆機関係者
第九章 米軍はなぜ航路を隠したがるのか
第十章 やはり広島は人間大量虐殺の実験室だった!
付 原爆機は撃ち落せなかったか?
若木氏は豊富な資料を使い、原爆投下が人体実験であったこと、そして小田海軍練習生の証言に全面依拠したNHK広島放送局原爆資料取材班の「B29エノラ・ゲイ原爆搭載機射程内ニ在リ」が全くのデタラメであることを論証している。今さらNHKの戦史ドキュメントのデタラメは驚くに値しないが、所長が注目した記述は以下である。
近ごろでは原子力発電所の事故などによる被害と、原爆による被害とをちょっと混同されている人がいるが、厳密に言えば、基本的な点で大きな差がある。
その違いは、原爆は即座に、熱線による火傷または爆風による直接間接の怪我で傷つき、感染症で割に早期に死ぬ人が多い。だから原爆炸裂時、平山画伯のように、ものの影になって直接熱線に焼かれなかった人々や、私が序文で述べた女性たちのように防空壕に隠れていた人たちに被害は少なかった。だから八月七日の呉の原爆調査会で、今後は飛行機が一機来ても、まず防空壕に隠れるように指導しろという意見まで出たほどである。
ABCCがほんとうに被爆者を救う意思があったら、少なくサルファ剤やペニシリン剤などの抗生物質で、被爆者の感染症による死亡は防げたはずである。
若木氏は序文に次のように書いている。
あの惨事のなかで出会った意外な出来事を私は、いまでも忘れることができない。
私は、あの荒涼とした被爆地のなかで、きちんとした服装をして、きれいなリュックサックを背にした元気な少女たちの一群がやってくるのに出逢ったのだ。彼女たちのまわりには、ハイキングにでも出かけるような明るさが漂っていて、低い笑い声さえ聞こえてきたのである。
私は正直なところ、その笑い声を聞いてギョッとした。許せない思いがしたのである。
「あなたたちはやられなかったんですか?」
私はすれ違うとき尋ねた。
「私たちは警報解除になったのを知らなかったので、ずうっと防空壕の中に残っていたんです」
と、少女たちは答えた。
地獄のようなこの町の中でまったく無傷だということは、彼女たちにとってはどんなにか嬉しかったことに違いない。責めることもできないのかもしれない。ただ、この返事を聞いて、なぜ警報が発令できなかったのだろうか、と胸が掻きむしられる思いがしたことを覚えている(原爆機反転す-ヒロシマは実験室だった10ページ)。
民間防衛71~92ページが核兵器に対する防御方法を解説しているように、我が国は平時から地下に防災シェルターを整備しておけば、周辺諸国から核攻撃を受けた際の被害を極小化し得るのである。
したがって我が国の左翼勢力あるいはテレビの報道権力が、田母神俊雄氏が唱えるサルでもわかる日本核武装論に賛同する勢力の台頭を抑えたいのなら、若木氏が遭遇した意外な出来事を紹介し、防災シェルターの普及を世間一般に強く訴えるべきなのである。それは彼らの言う人命尊重に合致する。
ところが彼らはそれを言わずに、ただひたすら核兵器の脅威と核被害の悲惨を宣伝して我が国自身の核武装にもアメリカが日本に提供する核の傘にも反対し、日本国の武装解除を推し進める。彼らは、かつては旧ソ連、今日では中国あるいは北朝鮮の核恫喝に我が国を屈服させたいのである。スイスの民間防衛は次のように説く。
たとえ国外で戦争が起きないとしても、また大国が実際には核兵器を使用する気がないにしても、大国が、核兵器でおどして、政治的、経済的に圧力をかけることはできるし、ある民族をおどしによって従わせることもできよう。原爆に対する防御の用意を完全に行っている民族だけが、このような圧力に抵抗することができるのだ。
大国は、敵対国からの報復をおそれるあまりに実際に核兵器を使うかもしれないし、またそのようなことは起こらないかもしれないが、それは、だれにも予測できない。だから、われわれは、原爆が使用されても慌てないように、平素からその準備を整えておくことによって、初めて自分の国を守ることができる。
その場合、避難所は最良の防御法である(民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる73ページ)。
だから地下要塞国家である北朝鮮にとって本当に恐ろしい兵器は、地面の上で爆発する核ではなく、バンカーバスターであろう。
米、地下60mを攻撃可能に 北朝鮮念頭の新型貫通弾
【ワシントン共同】米国防総省が地下約60メートルにある軍事施設を攻撃できる超大型の特殊貫通弾(バンカーバスター)を来年夏にも空軍に導入する計画を進めていることが分かった。ロイター通信が3日までに報じた。
北朝鮮やイランの地下核関連施設を念頭に置いているとみられ、実現すれば米軍が保有する最大級の通常爆弾となる。
米ボーイング社が開発中の大型特殊貫通弾(MOP)は全長約6メートル、重さ約13・6トン。戦略爆撃機から投下され、誘導装置で攻撃対象に向かい、現在配備されている特殊貫通弾、BLU109型の10倍もの破壊力がある。
米軍はイラク戦争などで特殊貫通弾を使用したが、貫通力や破壊力の不足が指摘され、大型化の研究開発を急いでいる。北朝鮮やイランの核脅威の高まりを受け、国防総省が上下両院に来年夏の運用開始に向けた予算措置などを働き掛けているという(47NEWS)。
アメリカ軍は空中から北朝鮮の労働党および軍の地下基地を精密連続爆撃する戦闘能力を持つのである。アメリカ政府は、この情報をリークして北朝鮮労働党をさりげなく恫喝した直後に、すかさずクリントン元大統領を北朝鮮に派遣して、北朝鮮当局に拘束されていたアメリカテレビ局の女性記者2人を奪還したのである。この辺の軍事と外交の見事な呼吸は、我が国が素直に見習わなければなるまい。
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「世界に学べ!日本の有事法制―「普通の国」になるために!!」
<関連ページ>
「元来、社会主義国の核保有は帝国主義国のそれとは根本的にその性格を異にし、常に戦争に対する平和の力として大きく作用しているのであります」(第46回参議院予算委員会昭和39年10月30日、日本共産党を代表した岩間正男議員の発言)
・赤い核兵器を擁護する日本共産党 第46回参議院予算委員会昭和39年10月30日 電波浴
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