「Flying Tiger Heroes」と仮タイトルがつけられたその映画は、総製作費は「レッドクリフ」(2部作合計で8000万ドル)を上回る1億6100万ドル(約152.6億円)を予定。アメリカ資本が半分を補填するというが、もちろん中国映画史上最高の巨費が投じられる超大作となる。
キャスティングは明かされていないが、ハリウッドスターと中国語
圏のスターが配役され、2人の友情がテーマになる物語になりそうだ。
「中国映画ではかつて見たことがない、もっともスペクタクルな空の戦闘シーン」を描くと鼻息が荒いウー監督は、「これは、ものすごく重要な映画製作になる。基本的な撮影の準備は済んだし、脚本もあと1カ月以内に完成する見込みだ。
この雲南を舞台にした映画は、中国とアメリカの友情や、抵抗する戦闘を続けていた“フライング・タイガース”や雲南の人々の貢献を余すところなく描くだろう」と語っている。
中国語で「飛虎隊」と訳されるその航空部隊は、日米開戦前の1940年夏頃に、中華民国政府を支援するためにアメリカの海軍・陸軍・海兵隊のパイロット100名が集められ、派兵された義勇軍で、のちに雲南・昆明を本拠とした。
機首の下部分にサメの歯のペイントが施され、後部胴体にはディズニー・スタジオのロイ・ウィリアムズによりデザインされたトラに翼が生えた記章が描かれた。ちなみに、同部隊を描いた航空映画「フライング・タイガー」(デビッド・ミラー監督)がジョン・ウェイン主演で1942年に作られている(映画ドットコム)。
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この映画「Flying Tiger Heroes」」が大ヒットすると、アメリカ合衆国が、日本の真珠湾攻撃の前に、日米和平交渉中に、義勇兵に偽装した軍の航空部隊を日中戦争に投入していたことが世界中に知れ渡る。アメリカは中立義務に反して対日だまし派兵を行い、ポツダム宣言に反して対日だまし占領を行ったのである。
中華民国の抗日戦の主役はあくまで蒋介石の国民党軍であったから、この映画は、中共が一党独裁を維持するために行っている反日プロパガンダ教育-中国共産党救世主(毛沢東ヒーロー)史観を覆すかもしれない。
ジョン・ウーは本当にこの映画を製作できるのか?
<関連ページ>
・真実の日中戦争-戦争を望んだ中国、望まなかった日本
・往年の名作フライング・タイガー
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恐らくは正規兵パイロットが参戦していて国際間慣習で交戦状態と見做されても、「義勇軍だから」天使の軍勢のような扱いに終始して、日米が交戦状態なんだよという説明をスルーするんでしょう。
引用記事元も友情だなんだと生温いことを書いてて、その違和感がないらしいので。
まあ生産力を中国に移管している米中の経済依存がなせる企画だなぁ。
>「義勇軍だから」天使の軍勢のような扱いに終始して
ああ、そうでしょうねぇー。この事実はけっこう重要なはずなのですが。
アメリカ政府は日米和平交渉の最中に義勇兵に偽装した正規パイロットからなる航空部隊を支那戦線に派遣していたのだから、日本政府が和平交渉をまとめようとしても、やはり空しい努力だったのでしょう。
中国主導の映画とはいえ米国資本が投資していますから、両国の意識が混合して、駄作「パールハーバー」並みの酷い日本蔑視観が表れるのではないでしょうか。
そうすれば、駄作のように、公開前に米国の開戦意欲の強さや日本陸軍の和平交渉等などの事実をネットで大々的に流せば、若しかしたら事実の定着に一役買うかもしれません。
というか私の希望です(笑)。
>やはり空しい努力だったのでしょう。
はい。私もあの時代に思いを馳せる時、どうしても数々の外交交渉が頓挫していく様に空しさを感じます。
同時に、現在の当時と同様の自衛隊軍略や内閣政略の定まらなさが気になります。
当時の二の轍を踏み始めている(た?)ことに多くの人に気付いて陸軍の交渉方針等を見直して欲しいなぁと思います。
最近、酒井信彦先生の動画にはまってます。
行動する学者であり、極めて洞察力に優れた
先生ですね。
中華思想=侵略思想という理解、まったく
正しいと教えられて思いました。
寺小路さん、酒井信彦氏の警鐘は迫真ですよね。今のままでは、我が国は中共の人海戦術に呑み込まれるのでしょう。