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日本発次世代エネルギー―挑戦する技術者たちの目次
第6章 常温核融合は死んだか
祭りの後の光景
新水素エネルギープロジェクト
NEDOの選択
豊田稔の活躍
二度の過剰熱発生
過剰熱は出なかった。しかし・・・
常温核融合という名の「踏絵」
留学で養われた反骨精神
電解停止後の異常な発熱
常温核融合から核変換へ
アメリカは変わるか
今も研究を続ける重機メーカー
熱利用から新元素変換へ
生成されるさまざまな元素
自分たちの意思で元素を変える
元素変換で発生した希少元素
幸運だった研究チーム
元素変換によって貴金属はできるか
元素変換を認めさせる道
「試験管の中の太陽」
鍵となる格子の役割
帰国後の逆風
錬金術が科学的に証明されれば、ノーベル賞三つの価値がある
海外の研究状況
常温核融合から常温核分裂へ
パラジウムの核分裂を可能にするフォトン励起
クリーンな核分裂は可能か
理論による実験のコントロール
昨年、我が国の科学者による常温核融合の実験が成功したというニュースが相次いで流れていた。
2008年5月22日、荒田吉明大阪大学名誉教授により大阪大学で公開実験が行われ、5月23日の日経産業新聞および日刊工業新聞で報道された。新聞報道によれば、レーザ、電気、熱等を使わずに、酸化ジルコニウム・パラジウム合金の格子状超微細金属粒子内に重水素ガスを吹き込むことだけで、大気中の10万倍のヘリウムと30kJの熱が検出されたものである(日経産業新聞)。
生成されたヘリウムは一度金属内に取り込まれると数百度の熱を加えないと放出されないためサンプル再生が課題となるとしている(日刊工業新聞)。同内容の論文は高温学会誌Vol34「固体核融合実用炉の達成」で発表されている。
2008年6月11日には、北海道大学大学院で水野忠彦が水素と炭素を加熱することで、自然界には1%程度しか存在しない炭素13が大量に発生し、窒素と過剰熱を検出したと北海道新聞に報道された。大阪大学の時と違って、パラジウムや重水素が関わってこない。その代わり、多環芳香族炭化水素フェナントレン(有機物)を使用している。30回の実験すべてで過剰熱を確認していることから、再現性が非常に高いことが分かると主張している。
しかし読売、産経、毎日、朝日系の大手マスコミは成功を報じなかった。かつて大手マスコミは常温核融合にインチキというレッテルを張ったからである。朝日新聞の批判などはまさにギロチンブーメランである。
「(1993年から)五年で二十三億円を投じた研究で、核融合の確かな証拠は得られず、過剰熱を必ず発生させることさえ出来なかった。やっぱりインチキだった、のだろう。物理学者の多くは懐疑的だった。しかし提唱者はひるまなかった。生活がかかると、うそもつくし、ホラも吹くというのが、人間の悲しい性だろう」(朝日新聞1997年9月6日)
1937年12月の南京攻防戦を取材した朝日新聞の記者たちは自分たちの目で陥落直後の日本軍占領下の南京を取材したからこそ、南京大虐殺を否定したのである。常温核融合の研究者たちは常温中に起きた不思議な現象を直接目撃したからこそ、文部省、凡庸な物理学者、そしてマスコミの冷遇と迫害に屈することなく、研究を続行し、苦闘の末に常温核融合の成果を出して来ている。イノベーション 破壊と共鳴の著者山口栄一氏は常温核融合が嫌われる理由を次のように語る。
「核物理学者がなぜ常温核融合をゲテモノ扱いするかというと、常識を覆しているからです。普通は重水素が核融合を起こすためには、一キロボルトくらいのエネルギーがいる。たとえ起こったとしても、生成物は三重水素と陽子、ヘリウム3と中性子という二つの可能性しかない。ところがそうした放射線ばかり出ずに熱ばかりでる。だからおかしいというわけです。しかしこれは真空中で水素が核融合を起こしたときの話なんです。(パラジウム原子核の結晶の)格子によって誘因された核融合とは全然違う話なんです」
「教科書を最初から最後までしっかり読んで、きちんと理解することが研究だと思っている人が多いんです。しかし研究というのは、そこに書いていないことを一ミクロンでもいいから見つけることなんです。その魂が大事なんですよ。研究者たちは革命を起こすことが一番大事な目標ですが、技術者は決まった枠で物事を考える。現場の技術者は本当の研究の手法を知らないんです」
「彼ら(固体内核反応研究者の岩村 康弘ら三菱重工の研究者)は錬金術という成果をはっきり言っています。その勇気は立派だと思います。元素変換が正しいということが確証されたら、これはノーベル賞を三つやっても足りないくらいですよ。錬金術が科学的に証明されたわけですから。むしろノーベル賞を超えていると思います。ノーベル賞はあくまでヨーロッパサイエンスの枠内の話ですからね」
「錬金術(アルケミー)はアラビアで生まれて、ヨーロッパに伝わって化学(ケミストリー)を生んだわけです。錬金術はサイエンスの父であり、母なんです。しかしヨーロッパ人はアラビアが祖といわれることに嫌悪感を持っていますから、あれは非科学的なものだ、悪魔のものだといって否定する。ヨーロッパこそがサイエンスの祖であると、私たちはいわば洗脳されているわけです。だから錬金術まがいのことが科学で起こったならば、当然、それは唾棄されるべきでしょう。
その意味で元素変換はずっと迫害されると思いますよ。ジャーナリストはその掌に乗って批判しているだけです」
そして山口氏は、どこか隠れキリシタンの雰囲気を漂わせる常温核融合研究者たちを代弁して次のように語る。
「学会で認められなくてもいいじゃないですか。自然の神秘を突き止めたい、自然のベールを剥がしたことで自分をほめようという思いでやっているわけですから。いまだにこの研究を続けている人は、そういう悟りの境地に達していると思いますよ」
常温核融合研究者たちが理数系の隠れキリシタンなら、人文系の隠れキリシタンは、事実論と法律論は別だと言い張り八月革命説を守り続ける憲法学会に無視される占領憲法無効論者と、マルクス主義者が牛耳る歴史学会に迫害されるソ連(コミンテルン)陰謀史観論者であろう。真名さんが素晴らしい研究成果を上げれば、ヲシテ研究者が隠れキリシタンとなり、所長はトリプル隠れキリシタンになってしまうのか・・・。
人文系の隠れキリシタンに公的保護は不要だが、理数系の才能は貴重な国宝なのだから、本来なら防衛省あたりが異端の科学者を囲い込んで彼らの思う存分に研究を行わせるべきなのである。税金を使用する研究が失敗しても、それが国内の資金循環である限り、無駄にはならないし、失敗から貴重な教訓が生まれるからである。
田母神俊雄氏と潮匡人氏が自衛隊はどこまで強いのかで、あと2兆円あれば自衛隊は今とは見違えるぐらい強くなるのに、と切歯扼腕しているが、本当にそうであろう。今まで日本政府が様々な理由をつけて外国と外国人に貢いできた税金を国内の最先端科学技術の研究開発に投入していたら、我が国は今とは見違えるぐらい素晴らしく恐ろしい国になっていただろうに。
<関連ページ>
・これはひどい!世を席巻する井伏鱒二現象
・常温核融合2008―凝集核融合のメカニズム
・縄文人のこころを旅する―ホツマツタヱが書き直す日本古代史
・閉ざされた戦史研究-第二次世界大戦と日独伊三国同盟-海軍とコミンテルンの視点から
・左翼歴史学者が顔面蒼白(笑)ソ連の対アメリカ諜報活動を暴いた素晴らしい資料集「アメリカ共産党とコミンテルン-地下活動の記録」
・朝日新聞は理数人文系の両分野で日本人を貶めているのだ!「朝日」に貶められた現代史―万人坑は中国の作り話だ
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