ならば経済同友会は手始めに小学校に、発電機、扇風機、車の3つの実験を楽しめる科学教材スターリングエンジンを寄付すべきである。
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スターリングエンジンの大きな強みは、今まで捨てられていた熱を利用できる点にある。そして我が国では海自の最新鋭潜水艦がスターリングエンジンを搭載し、木炭内燃自動車から帝国陸軍の初期ジェットエンジンの開発まであらゆる種類のエンジンを取り扱ってきた「夢想する技術屋」わかりやすい熱力学の権威である一色尚次氏が日本独自のスーパー・スターリングエンジンを開発している。
さらに小学校が理科の教材としてスターリングエンジンを使えば、スターリングエンジンの知名度が上がり、この開発に取り組む人と企業が増える。技術者の底辺が広がるのである。そうすれば技術開発の挙国一致が実現し、我が国は大いに改善と改良を進めてスターリングエンジン大国になるだろう。スターリングエンジン製作マニュアルがあれば、誰でも作れる本格的な手作りエンジンでもあるからである。
ニュージーランドのウィスパーテック社の「ウィスパージェン」を導入したIBF社長の赤嶺辰美氏は、スターリングエンジン搭載自動車を試作し、大手自動車メーカーによる環境にやさしいハイブリッド自動車を次のように批判している。
「田舎はともかく、都市部ではハイブリッドカーは役に立っていないんですよ。渋滞や信号待ちを計算すると、いくらも発電していない。ほとんど内燃機関で排気ガスをばらまいて走っているんですよ」
所長が思うに、ハイブリッド自動車の次はスターリングエンジン電気自動車になるかもしれない。
スーパー・スターリングエンジンの生みの親である一色尚次氏のモットーは「差のあるところにエネルギーあり」である。高低差、圧力差、温度差、濃度差といった何らかの差がある限りエネルギーは得られるという。
この考えに沿って一色氏が提唱してきたアイデアは、海水や地下水と大気間にある温度差を利用して、外気温が下がるほど室内温度が自然に上がり外気温が上がれば室内温度が自然に下がるという、石油、ガス、電力といった外部エネルギーを必要としない冷暖房システム「逆ストーブ」や、塩水濃度差エンジンである。
一色氏の濃度差エンジンに対しては2002年に吸収式冷凍機の国際会議でドイツのゲオルグ・アリフェルド章が与えられたが、濃度差エンジンは30年前近くの発明で、日本では誰も表彰してくれなかったという。一色氏は日本の官僚や企業の技術眼の無さを嘆いている。
「ニュージーランドのスターリングエンジンも良く知っておりますよ。でもわれわれのメカニズムのほうがずっといいんだけどなぁ。日本で商売をやる人は皆、外国に目が向いてしまって、われわれのところに来ないんですよ。こちらのほうがよほどいいアイデアがあるのに」
日本の政府や企業が自国の優れた異端の科学者や独創の技術者を冷遇するという悪癖は、八木宇田アンテナを見逃した戦前の日本から引き継いだ負の遺産であり、これを払拭することが我が国の理科教育でなければならない。
<参考文献>
・日本のエネルギー政策の方向性と株式の投資先を教える日本発次世代エネルギー―挑戦する技術者たち
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「日本の政府や企業が自国の優れた異端の科学者や独創の技術者を冷遇するという悪癖は、八木宇田アンテナを見逃した戦前の日本から引き継いだ負の遺産であり、これを払拭することが我が国の理科教育でなければならない。」
↓
おっしゃる通り。後、英語コンプレックスも
どうにかしないといけないと思います。大した
こと言っていないのに、英語で話されると高尚
なこと言っているように聞こえるんですよ。
高性能な翻訳機を早く開発してもらたいです。
>英語コンプレックスもどうにかしないといけないと思います。
本当にそうですが、このコンプレックスから生じる日本人による日本語破壊も戦前から続いているから本当に始末に終えません。