ドラマスペシャル落日燃ゆ(ABC系)東京裁判の陰に昭和最大の夫婦愛があった、軍部と戦い続けた男の生涯とその家族の絆、東京裁判で絞首刑を宣告された7人のA級戦犯のうち、唯一の文官だった元首相、広田弘毅(北大路欣也)。戦争回避に努めた彼の人生を、妻の静子(高橋恵子)や子供たちとのきずなを中心に描く。
広田弘毅は、近衛文麿とともに、和平交渉の続行を訴える陸軍中将の多田駿参謀次長を恫喝して陸軍参謀本部主導のトラウトマン和平工作を打ち切り、我が国を支那事変の泥沼にはめた張本人の1人である。
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軍部大臣現役武官制度を改正しなければ引き返せた-小室直樹
広田弘毅内閣のときに、軍部大臣現役武官制度の復活が、案外すんなりと通ってしまいました。日本のマスコミや政治家が、立憲政治を守り、憲法を守るならば、あのときこそ頑張るべきでした。軍部大臣現役武官制度というのは、政府がしっかりとしていて、これを改正しなければ日の目を見なかったはずです。そうすれば、次に宇垣一成内閣が成立していて、支那事変を中止できたはずですから、なんとか引き返せたはずです。
日本帝国陸軍の場合、軍令機関としての参謀本部が独立し、天皇親率が確立することによて、軍の統帥は内閣から独立していました。軍に対する命令は参謀本部が出すというものの、軍政は陸軍大臣がやります。宇垣首相が陸軍大臣を兼任できれば、政府の方針に対して不穏当なことをしたというようなことがあれば、たとえ支那派遣軍の総司令官だろうとも、関東軍司令官でも、みんな首にしてしまえばよいわけです。
最高責任者である司令官が首になれば、勝手な戦争どころか、戦争そのものができなくなるでしょう。宇垣一成氏は、当時、予備役の陸軍大将でした。陸軍大臣現役制が復活していたので、自分で陸相の兼任はできません。現役の大・中将で陸相のなり手がなかったので、内閣が作れなかったのでした。
死刑が当然であったのは広田弘毅ぐらいである-渡部昇一
広田弘毅は、エリート外務官僚ではありましたが、政治家としてみると、重要な局面で常に政治的判断を誤り、ただただ陸軍に追随するばかりでした。日本人が敗戦の責任者を裁くとした場合、死刑にしてよかったのは、あの人ぐらいです。あとは軍人ですから、軍人が国の政策にしたがって戦争をしたからといって、死刑にするなど、狂気の沙汰です。
戦後の世論の趨勢は、「広田弘毅は文官なのだから、死刑はひどい」というものでしたが、これはまったくの逆です。広田弘毅には、明らかに戦争遂行の責任があります。だいたい盧溝橋事件のときに、現地だけで収めえなかったことがおかしいのです。当時の参謀本部は、事変不拡大の方針で、そのために奔走して、現地協定を結ぶまでのことをしているのです。にもかかわらず、政府が軍部を抑えられなかったわけですから、近衛文麿首相、広田弘毅外相ともに、無能であるというほかありません(封印の昭和史―戦後50年自虐の終焉)。
テレビ朝日は、軍部を悪者に仕立て上げ、大東亜戦争史を勧善懲悪の電波芝居に変換して報道し、戦後の世論の趨勢に拍車をかけようというのだろう。
彼等の狙いは、マスコミの戦争煽動報道が軍部の脅迫と強制によるものではなかったことを隠蔽しつつ、国民に日本軍に対する偏見と憎悪と恐怖を植え付け、日本国防軍の創設を阻止することであろう。民間防衛234、256pには次のように書かれている。
「敵はわれわれの抵抗意思を挫こうとする。そして美しい仮面をかぶった誘惑の言葉を並べる。
核武装反対!それはスイスにはふさわしくない。
農民たち!装甲車を諸君の土地に入れさせるな。
軍事費削減のためのイニシアチブを!これらに要する巨額の金を、すべて我々は、大衆のための家を建てる為に、各人に休暇をあたえる為に、未亡人、孤児および不具者の年金を上げる為に、労働時間を減らす為に、税金を安くする為に使わなければならない。よりよき未来に賛成。
平和、平和を!平和擁護のためのグループ結成の会
汝殺すなかれ! 婦人たちは、とりわけ戦争に反対する運動を行わなければならない。」
「スパイおよび情報機関は、共同して軍隊の価値に対する疑惑の念を広めようとする。そして軍部は、やむことのない攻撃の目標となるのである。」
有無、白黒、善悪、是非を平然と逆転させるマスコミ関係者と、報道と文学に踊らされて広田弘毅を褒めちぎる人々は、本当に恐ろしい。
彼らには、戦時中は和平工作に奔走し、敗戦後は東京裁判の検事を圧倒した昭和陸軍の良心たる堀場一雄の生涯を描いたある作戦参謀の悲劇を読んでもらいたいものです。
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それに対して、近衛・広田は騙されていた。
こういうことだと思います。
ということは近衛は日本を破滅させる意図があったということでしょうか?
そういえばNHKの白洲次郎を扱ったドラマで近衛に対してえらく好意的な見方をしていました。