だから6~7月頃が厄介な竹林を枯らす伐採の絶好機である。人間がタケノコを出し終わった竹を伐採すると、竹は光合成をして地下茎に来年の養分を蓄えるために、地下茎にわずかに残る養分を無理やり搾り出して、もう一度タケノコを出すので、竹林の勢力が著しく衰えてしまう。これを2年間連続して行うと竹林は枯れるという。ただし夏季の竹林伐採はものすごくキツイが。
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図解 樹木の診断と手当て 木を診る 木を読む 木と語るの目次
樹形からわかる木のメッセージ
1、幹が語る
縦すじの種類とできる理由
材が倒れた跡
細かい縦じわは活力不足
溝腐れ症状または落雷
傷をふさいだ跡
活発な肥大で古い樹皮が割れた跡
少ない栄養分で合理的に材をつけ幹を強化
横筋の種類とできる理由
材が割れた跡
カミキリムシの食害の跡
ひもを巻いた跡、支柱の跡
圧縮を受けてできた横しわ
枯れ枝や休眠芽の跡
サクラの横すじ=皮目
こぶの種類とできる理由
菌類によるこぶ病
細菌によるこぶ病
接ぎ木の跡
剪定の大きな切り口の癒合
同じ部分で繰り返し剪定するとできるこぶ
らせんの種類とできる理由
つるに巻かれた跡
らせん木理
風がつくるねじれ
空洞のできる理由
材質腐朽菌が空洞をつくる
材洞の両脇に円柱を立てて幹を強化
剪定による枯れ下がり
幹の曲がりができる理由
幹の頂芽の損傷
日当たりや空間を求めて曲がる
傾いた幹の立ち上がり
2、枝が語る
叉の位置や色
ひとつの枝の高さはいつまでも変わらない
枝の色でわかる枝の古さ
枝同士の光競合で淘汰される枝
枝の角度や頂芽優性の強弱で変わる樹形
樹種や位置で違う枝の角度
頂芽優性が強い円錐形の針葉樹
光環境で変わる枝の伸び方・樹形
光環境で変わる樹形
片側だけに枝が伸びる林縁木
幹と枝の叉が語る
どこまでが幹、どこまでが枝?
折れやすい危険な枝の見分け方
叉の上部の内側になぜくぼみができるのか
枝でバランスをとる木
幹が傾くと枝が逆方向に
風の力を分散し受け流す枝や葉
樹種によって異なる受け流し方
3、根が語る
細根型の木と太根型の木
実生の根は太根・直根型、移植の根は細根・側根型
根元からわかる根の方向
根元の張り出しで根の方向がわかる
幹の向きと根の方向
舗装の割れ目からわかる根の方向
岩を割り、壁を壊す根
長年かかって岩を割る根
壁を押す木
土壌の環境と根の張り方
乾燥するから根は伸びる
土壌が固いと根が浮き出てくる
根の形態、色
根の色でわかる根の健康状態
浮根
狭い植え枡だと巻き根に
空気を直接吸う気根
4、年輪が語る
年輪でわかる木の傾き、わからない方角
針葉樹は傾き側が、広葉樹は傾きの反対側の年輪幅が広くなる
年輪で方角はわからない
わずかな環境の差で異なる年輪幅
光の獲得競争で負けた木は年輪幅が狭い
年輪でわかる気象現象
太いから古木とは限らない
大木の樹齢判断は難しい
フジの樹齢は年輪ではわからない
年輪をつくらないタケとヤシ
節間を一挙に伸ばし、その後は太さも高さも変わらないタケ
毎年頂部だけが伸びるヤシ
腐りにくい物資をためて腐朽菌を寄せ付けないタケとヤシ
樹林に侵入するタケのパワーの秘密
タケの移植法
5、環境や人の手で変わる樹形
人が利用し維持した雑木林
「萌芽更新」でできた株立ちの樹形
薪炭生産が維持した雑木林と松林
風がつくる樹形
強風がつくる片枝樹形
潮風がつくる階段樹形
強風でできる材の割れ
土壌や温度環境で変わる樹形
屋根のスギはずんぐりむっくり型、谷のスギはノッポ型
ユーカリを北海道にもっていくと草になる
孤立木と密生木
光で住み分けている森の木
森の木はノッポで短命
野原の孤立木はずんぐり型で長命
土壌の水で住み分けるサバンナの孤立木
崩壊地が好きな木
本来の樹形ではない人口樹形
刈り込み・強剪定で樹勢衰退
木の育つしくみ 誤解していませんか
1、木の断面を見る
心材と辺材と樹皮
樹皮下の形成層が年輪をつくる
腐朽しにくい物資をためて心材化
樹種によって違う心材のできる年数
「皮焼け」しやすい樹皮の薄い木
定芽と不定芽
幹の芯から伸びる枝(定芽)
発芽しなかった定芽が休眠芽に
芽のないところから伸びる不定芽
環状剥皮
巻き枯らし
取り木
材の癒合
石やパイプを飲み込む木
生長応力と乾燥収縮
切るとゆがみやすい「あて材」
針葉樹の圧縮あて材は伸びる
広葉樹の引っ張りあて材はちぢむ
2、養水分の吸収と光合成産物の転流
水を吸い上げるしくみと蒸散機能
水を吸い上げる力はなに?
水を葉から蒸散する木のねらい
蒸散量も保水量も多くする森林
常緑広葉樹の葉がつややかなのはなぜ?
糖をつくる光合成
葉の中の水に二酸化炭素を溶かして吸収
葉っぱは健康のバロメーター
明け方から午前中に活発となる光合成
幹でも行う光合成
陽樹と陰樹の違い
根は酸素の溶け込んだ水を吸って呼吸する
水はけが悪いと酸素欠乏
水やりよりも酸素やり
3、糖の転流と養分蓄積
枝は独立採算制
枝から枝へは糖は流れない
枝の下の幹のくぼみはなぜできる
葉の少ない枝を強剪定すると残された部分は枯れやすい
糖の貯金を使い果たす夏
春から梅雨までは散財し、秋にはがっちり貯金
どこに養分をためているのか
冬から早春に甘皮をはいで食べるシカやサル
4、落葉で葉を更新する
秋に落葉し完全休眠する落葉広葉樹
葉を落とし寒さに耐える落葉樹
カシワやクヌギはなぜ枯れ葉がいつまでもついているか
照明のそばの街路樹はなぜ冬でも葉をつけているか
常緑広葉樹の落葉時期は樹種によって違う
常緑樹はいつ落葉するのか
寒い地方では落葉樹に変わるキンモクセイ
寒さに強い針葉樹
細胞液の濃度を高めて凍結防止
針葉樹の落葉は
木の冬じたく
枯れたようなスギの葉はなぜ
紅黄葉のしくみ
年によって紅葉の美しさが違うのはなぜか
同じ木でも紅葉、黄葉、褐葉と色の変化があるのなぜ?
冬芽の防衛機能
暖冬だとサクラの開花は早くなるか?
春の芽出しと土の湿り具合
5、病害虫を防御する木のしくみ
木に集まる生き物たち
病害虫は健康な木にはとりつきにくい
木に寄生する生物
病害虫の意外な一面
たき火がきっかけで出るキノコ
マツとコナラ類を行き来するマツこぶ病菌
ケヤキとササ類を行き来するケヤキフシアブラムシ
連携してマツを枯らすマツノマダラカミキリとマツノザイセンチュウ
病害虫に対する木の防御機能
病原菌を防御する過敏感細胞死と木化
害虫に抵抗する葉っぱ
害虫の天敵を呼ぶ樹木
木の防御機能を発揮させる環境整備
害虫に強い木と弱い木、その違いは
木の根と共生する菌根菌、材木を腐らす腐朽菌
主な病原菌は菌類
木の根と共生する菌根菌
樹木を分解するキノコ
褐色腐朽菌と白色腐朽菌
枝や傷の下へ腐る?上にも腐る?
根元の傷や根から入る病原菌
腐朽に対する樹木の防御機能
バリケードをつくって腐朽の拡大を防御する木
集団で防御する森の木
木の診断と管理法-誤解だらけの管理方法
1、葉・新梢の診断と手当て
剪定跡や枝葉からわかる
木の悩み
剪定部分にこぶをつくり腐朽を防ぐ
障害があると葉を小さくする
葉の大きさが小さくなる原因は
胴吹き・ひこばえは黄信号
胴吹き・ひこばえが出る原因は
胴吹き・ひこばえが出やすい木、出にくい木
マツはなぜひこばえや胴吹きを出さないのか
異常な落葉への対処法
真夏の高温乾燥で落葉した場合の対処法
アメリカンシロヒトリなどの害虫に丸坊主にされたら
夏期の剪定は木を弱らす
2、枝の診断と手当て
枝枯れの診断
枯れているかどうかの判断法
枝が枯れるとどこまで枯れるか
ヒノキは枯れ枝の枝打ちが必要、ケヤキは枯れ枝を自分で落とす
枝の枯れ方に注意
上部の枝が枯れるときは要注意
都市の砂漠化でスギが梢端枯れ
3、幹・樹皮の診断と手当て
幹の腐朽・空洞の診断
幹の紡錘形のふくらみは内部が腐っている可能性
褐色腐朽菌による腐れはふくらみがでにくい
樹皮の診断
樹皮の色でわかる健康状態
こんな虫害症状には要注意
腐朽部・空洞の外科手術は効果があるのか?
腐朽部の削り取りは逆効果
防腐剤の塗布のあやまち
コンクリート詰めも百害あって一利なし
防水キャップも効果なし
栄養剤や薬剤の樹幹注入も問題
腐朽しやすい木、腐朽しにくい木
4、根の診断と手当て
根の養生が第一
土壌環境によって根の形も変わる
落ち葉を掃かないで
根元を踏み固めないで
根を酸欠から守る手当て
ミミズがつくるふかふかの土
水より空気を補給
根の弱っている木への手当て法
5、移植・植え付け前の注意事項
植える場所や樹種を考えて
移植の意味がない木、移植が不可能な木
クスノキは若木よりも成木のほうが移植しやすい
移植の前年に「根回し」を
根回しの方法
大木の太根は環状剥皮
特殊な発根処理
植え付け前の剪定と幹巻き
植え付き前の強選定はさけたい
蒸散・日焼け防止の幹巻きは必要か
深植えは禁物
深植えすると酸欠で根腐れ
樹種によって根の酸素要求度は違う
菌根菌との共生で土中で土中深く張る
アカマツの根
支柱がもたらす悲劇
支柱は曲げ過重がかかる位置をさけて
長期間支柱で固定すると、根も幹も発達しない
支柱が幹に飲み込まれる
丸太支柱よりもワイヤーブレースを
支えた分だけ伸びる枝
叉部の裂け防止のための支柱
6、誤った剪定と正しい剪定
木にダメージを与える強剪定
強剪定は病気の始まり
大枝を切るとなぜ腐朽しやすいのか?
幹が腐朽し根も枯れる断幹
徒長枝もむやみに切るべからず
徒長枝を発生させない剪定を
枝や幹の正しい剪定位置
切り口を早く癒合させる正しい枝の剪定位置
樹高を低くしたいときの幹の切り方
ひこばえもむやみに切らずに幹更新
胴吹き・ひこばえの出る理由
ひこばえの幹更新法
<コラム>
枝の段数でわかるマツの樹齢
トネリコでつえをつくるには
ツタと相性のよい壁は
早材(春材)と晩材(夏材)
おいしいタケノコをつくるには
街路樹の運命
カエデはどんな木
聴診器では聞けない水音
ソメイヨシノのひこばえはソメイヨシノ?
こぶができない「すかし剪定」(枝抜き剪定)
ソメイヨシノは美人薄命か
樹木の管理について昔からいわれていることのなかに、誤解がたくさん混じっています。その最たるものが「木は剪定すれば良くなる」というものです。
とくにウメについては「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」の諺が示すように、切らなければいけないものだと思われています。
確かに剪定すれば樹冠は小さくなり庭木として都合がよくなりますが、木にとって都合がよいわけではありません。
また、「胴吹きは切らなければ上の方の枝が枯れる」というのものあります。これも間違いです。木は、樹勢が衰えたり、根に障害が生じて上方の枝に十分な水を送るのが苦しくなったので、胴吹き枝を出して若返りを図ろうとしているのです。
木は無駄なことはいっさいしません。すべての枝葉は必要があって出しているのです。木を切って良くなったと思うのは人間の都合であって、木の都合ではありません。樹木を管理するときはまず最初に木の都合を聞いて、木にとって最も影響の少ない方法を選ぶようにしましょう。
感動して、しびれました。
この本は目からウロコ、ナルホドの連続で、これを熟読してから街中を歩くと、他人の家と街路樹を見る目が変わります。「下手くそな剪定しとるなー」とか「うわっ木が枯れかかっているやないか」と批評することができ、退屈しなくなります

樹木を愛して樹木と会話したい日本人のための名著が「図解 樹木の診断と手当て―木を診る・木を読む・木と語る」です。

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①都会の森林公園等は、そこに建物を造ると崩れてしまうがゆえに「残された土地」に出来ることが多い。
なるほど、合理的かも。
②植物は極めて合理的に生活している。動かない生活である分、どのような点においても合理的に無駄なく出来ている。
他のどんな動物よりも合理的かも。
いやはや、これに気づいている人たちの知識の深さも感心しましたが、ご紹介いただいた本など見れば、いよいよその感を深くすることでしょう。
うちの近くの欅は、無残に丸坊主に切られたら、吾を見失ったかよのように爆発的に細かい枝を伸ばしました。植物も、人間か勝手に手を出しちゃいけない部分があるようですね。人間の育ちに関しても、同じような面があるのかとも思います。
国民が知らない反日の実態
「国民が知らない反日の実態」は、日本を滅亡させる反日勢力の陰謀や、主張の矛盾点・捏造点を監視し、
国民が知るべき日本の真実・裏事情を不特定多数でまとめるwikiサイトです。
特に、マスコミが隠す情報の収集に力を入れています。
このサイトは非常に役に立つので、ぜひリンク等に入れてください。
例えば以下のページなどは必見!
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/324.html
麻生太郎潰しの正体
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/308.html
テレビが隠す麻生太郎
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/20.html
反日マスコミの正体
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/159.html
民主党の正体
これは最悪の強剪定ですね。丸坊主にされた欅は、幹に残った養分を無理やり搾り出して、光合成するための徒長枝や胴吹き枝を出して懸命に生き残ろうとしているのですが、そうすると木は衰弱しきってしまうので、このとき病害虫にかかりやすいのです。危篤状態にあるといっていいでしょう。
と素人なのに生意気なことを書いてしまいました(笑)。