2013年11月19日

支那事変の回想の読み方-今井武夫の驚くべき自白

 所長は戦史の執筆中に支那事変の回想(今井武夫著/みすず書房、1964)の以下の一文を読み、思わず「何だと!?」と叫んでしまった。

「近衛第三次声明は軟弱外交であると非難する者も少なくなかったが、この頃、あたかも東亜協同体論を提唱し、東亜各国の解放を主張する運動が行われたため、大衆を啓蒙し、世論を本声明是認の方向に誘導するに大いに力となり、続いて発表された汪兆銘の艶電が、昭和十四年元旦の新聞やラジオで一斉に報道され、国民の不満を解消し納得せしむることが出来たので、日本国民は希望に輝きながら、新年の屠蘇を祝った。」(支那事変の回想90ページ)

 今井武夫のいう「東亜協同体論を提唱し、東亜各国の解放を主張する運動」とは、近衛文麿の最高政治幕僚組織「昭和研究会」に集結していた朝日新聞出身のソ連スパイ尾崎秀実ら共産主義者たちの世論工作のことである。つまり今井は彼等の作為戦争謀略活動が大成功したことを告白しているのである!

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「我々は静かに『聖戦』の意味について三思する必要がある。今日一部に於て、もしも日本がその大陸に対する要求を具体的に明瞭に形の上に現わすのでなければ尊い血を流した勇士たちは瞑することが出来ない、又艱難辛苦しつつある出征兵士たちがおさまらないであろうとの説をなすものがある。絶対に正しからざる説である。恐らくは心事高潔ならざる輩が自己の心事をもって推しはかったものであるに違いない。
 一身を抛って国家の犠牲となった人々は絶対に何等かの代償を要求して尊い血を流したのではないと我々は確信するのである。
 東亜に終局的な平和を齎すべき『東亜における新秩序』の人柱となることは、この人々の望むところであるに違いないのである―。」(尾崎秀実著作集2巻313ページ、中央公論昭和十四年一月号「東亜協同体の理念とその成立の客観的基礎」


 1939年から1940年にかけて我が国の陸軍内部では、支那事変の処理方法を巡り百家争鳴のごとき大混乱が発生し、汪兆銘政権樹立派と、対重慶直接和平派が激しく対立抗争した。このとき、汪兆銘工作をひたすら美化し影佐禎昭や今井武夫ら汪兆銘政権樹立派を支援した者も、尾崎秀実ら昭和研究会の共産主義者たちであった(詳細はひと目でわかる日中戦争が拡大長期化した原因と元凶-近衛文麿と尾崎秀実の国家犯罪)。

 今井武夫は、警視庁に「錦旗共産党」と呼ばれた桜会に参画した革新将校であった。そればかりか、今井は、昭和同人会(昭和研究会の外郭団体。昭和十三年四月十五日発足)に名を連ねており、尾崎秀実や犬養、風見章(元信濃毎日主筆。近衛の最側近で尾崎の大親友。第一次近衛内閣の内閣書記長、第二次近衛内閣発足時の法相。戦後社会党左派に所属しソ連のフロント組織、世界平和評議会の委員や日ソ協会の副会長を務めた狂信的共産主義者)と親睦を深めていた人物なのである。

 支那事変の回想(今井武夫著/みすず書房、1964)は、これとGHQ発禁図書「大東亜戦争とスターリンの謀略-戦争と共産主義」を併読する読者に、敗戦後の今井が告白した事実と隠蔽した事実を教え、その虚実から今井武夫の正体を浮かび上がらせてくれるのである。

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