2006年12月26日

翼賛政治会の東条内閣批判と東条英機元首相の謝罪

 さいきん我が国の反日左翼勢力は、北朝鮮の全体主義体制と大日本帝国の戦時体制を同列に並べて、日本人には北朝鮮を批判する資格がないという。
 
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 彼らは、戦時中の我が国には議会制デモクラシーがなかったと主張する。しかしそれは真赤なウソである。

 サイパンの陥落後、我が国の一般国民は深刻な不安に襲われ、不安は東条内閣に対する不満と不信に変わり、海軍だけでなく政府与党の翼賛政治会(昭和十七年四月三十日第二十一回衆議院選挙を経て五月二十日に発足)の代議士からも国民世論に反応して公然と東条首相を糾弾する声が上がり始めた。

 昭和十九年七月六日、翼賛政治会定例代議士会が阿部信行総裁以下所属代議士約二百五十名の出席を得て開会されたのであるが、松田竹千代ら十八名の議員から東条内閣の戦争指導に対する痛烈な批判が次々と発せられ、翼政会定例代議士会はさながら東条内閣糾弾集会と化し、「政府は真に国民の信頼をつなぐべき挙国一致の体制を速に整うべし」という決議を採択した。

松田竹千代私は現下国内の欠陥を赤裸々に開陳して以て東条総理の猛省を促さんと欲する、誠に遺憾千万なことながら現在の国内情勢は如何であるか、海軍部内に於ける不和不一致のみならず、陸海軍間の統制も完全ではないと聴く、私は此の際大本営に於て陸海軍が真に一体になれと主張する。其の為には弱体なる内閣では到底この目的を達成することは不可能だ。東条総理を否定するものではないが、先ず以て強力なる内閣の結成を要望する。
 而して又此の際臨時議会を開いて政府の所信を承りたい。

 戦争の遂行の責任は戦時予算に協賛を与えた議会にもある、我々は皇城前に割腹して申訳を致さねばならぬ重い責任を痛感するものである。全く我々は今命も要らぬ、名誉も欲しない、ただ神の如き心境あるのみである。
 東条総理は希くば我等の此の声に聴かれよ。

 此の時に当り閣僚重臣は何をしているのか又総理が一人にして、重職を兼ぬることは人為の不可能をあえてせんとするものだ。此の危急の場合参謀総長は参謀本部に立篭もり、専ら作戦の衝にあたるべきであって屡(しばしば)街頭に立って民情視察の如き呑気なことをしている時ではない
 阿部総裁は東条大将に対して好意ある忠告をなすべしと思う。」

 七月十日、阿部総裁は東条総理を訪問し、六日の定例代議士会の決議を申し入れると共に、専任軍需大臣・専任参謀総長及軍令部総長を置くこと、重臣の入閣による内閣強化、の二点を総理に進言した。

 この後、東条総理は内閣改造を試みるも失敗に終わり、内閣総辞職を決断したのである。

 昭和十九年夏、国民の代表である翼政会代議士が東条内閣の戦争指導を糾弾し、東条総理に内閣改造を要求し、遂に東条内閣を総辞職に追い込んだのである。

 大日本帝国の戦時体制を北朝鮮の全体主義体制と同列に並べるなど正気の沙汰ではない。

 因みに東条英機元首相は次のように遺言し、従容として処刑されていった。
東条英機の遺書

 開戦のときのことを思い起こすと、実に断腸の思いがある。今回の死刑は個人的には慰めるところがあるけれども、国内的の自分の責任は、死をもって償えるものではない。しかし国際的な犯罪としては、どこまでも無罪を主張する。力の前に屈服した。

 自分としては、国内的な責任を負うて、満足して刑場に行く。ただ同僚に責任を及ぼしたこと、下級者にまで刑の及びたることは、実に残念である。

 天皇陛下および国民に対しては、深くおわびする。元来、日本の軍隊は、陛下の仁慈の御志により行動すべきものであったが、一部あやまちを生じ、世界の誤解を受けたるは遺憾である。日本の軍に従軍し、倒れた人および遺家族に対しては、実に相済まぬと思っている。(秘録東京裁判

 斉藤隆夫議員の支那事変糾弾演説、川崎克議員の大政翼賛会糾弾演説、そして翼賛政治会の東条内閣批判決議は、戦時中の我が国において議会制デモクラシーが決して死に絶えていなかったことを証明する史実であるが、今日のテレビ・マスゴミはせいぜい斉藤演説を極めて恣意的に部分引用するぐらいである。だから戦後五十五年が経過しても一般国民の戦史理解は遅々として進まず、大東亜戦争に関する虚言謬説が蔓延するのである。

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 ps 「戦争の天才と謀略の天才の戦い」 国民のための大東亜戦争正統抄史1928―56 71、小磯内閣発足を若干修正しました。東条内閣の総辞職には翼政会の圧力が深く関与していたことがより明瞭になったと思います。

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posted by 森羅万象の歴史家 at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去を旅する歴史コラム | 更新情報をチェックする
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左翼歴史学者が顔面蒼白次項有幻の名著!戦争と共産主義-大東亜戦争とスターリンの謀略の目次韓流を楽しくする朝鮮民族を読み解く7つの鍵古代史学者は韓国人のなりすましか継体新王朝説を斬る「歪められた日本神話」とんびがタカを生むスーパー日本人を育てる適才教育・戦後民主主義の終着点は家族の解体と日本国の滅亡-なぜマルクスレーニン教は地獄の門を開くのかバカげた舛添要一の女性女系天皇容認論ナチスを愛した沢田研二の窮状・日本の国益を破壊する朝から晩まで反日新聞の錯覚商法天照大神は男系(父系)の女神小林よしのりの欺瞞皇室典範の改悪と日本版「文化大革命」を促す
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