2006年05月08日

私の中の日本軍 戦陣訓拘束説という神話

 今だに戦陣訓神話を信じる読売新聞の渡辺恒雄は、死の前に「私の中の日本軍」(山本七平著/文春文庫)に収録されている山本七平氏と安岡章太郎氏のマスコミ批判を読め!と言っても既に手遅れか…。
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 「私の中の日本軍」は、戦史を研究する者、マスコミを批評する者、そして国防軍の再建をめざす者の必読書である。

 占領憲法有効論者の中には、職業軍人が我が世の春を謳歌する時代に逆戻りすることを恐れる余り帝国憲法復活改正論に反対する人がいたが、満州事変が国民の親軍感情を引き起こした後も、帝国軍人に対する待遇は驚くほど低いものだった。これは、日本が経済小国で、職業軍人を含め国民の圧倒的大多数が貧乏を甘んじて受け入れなければならなかった時代の定めとも言えるが、国民の代表である政府と議会が国防という重大な任務を遂行する軍人に対して任務に相応しい待遇を与えないと、軍人は必ず国民に仇をなすということを我々は肝に銘じなければなるまい。

 山本七平氏は「私の中の日本軍」を執筆した動機について次のように語っている。


 「本書執筆の動機の一つは、東京日日新聞(現在の毎日新聞)の百人斬り競争という昭和十二年の、まことに悪質な戦意昂揚記事という名の虚報に接したことであった。この記事は、資料として全文を掲げてあるから、本書を読まれる前に、まずこの記事を精読していただきたい。しかしいかに精読しても、戦後の読者にはおそらく、なぜこれを虚報と断定しうるのか、わからないであろう。無理もない。昭和十二年の時点でも、これだけではわからなかったぐらい巧妙なのである。

 そのことは、帝国陸軍というものが、さらに日華事変、太平洋戦争なるものの実態がその時点ですでにわからなくされていたからに外ならない。そして戦後の言論の自由は、この種の虚偽をはぎとるべきなのに、驚いたことには、朝日新聞の本多勝一記者が、殺人ゲームという記事を虚報と批判されたとき、断固たる事実である証拠として提出したのが、この百人斬り競争であった。

 何ということであろう。戦争中の虚報が戦後三十数年たってもなお、断固たる事実として通用するとは!

 私にはこれが不思議であった。戦争中の虚報を事実とすることは決して『戦争体験を忘れるな』ということではない。否、このような戦意昂揚記事という名の虚報で国民を欺いたことこそ、新聞にとっても読者にとっても、忘れてはならない戦争体験の一つのはずである。ところが不思議なことにこういう考え方はされず、かつての戦意昂揚記事の信憑性を少しも疑わず、これを対中国懺悔の資料とすることが正しい態度であり、これを疑問視することは反省の足りない証拠だとされる始末であった。

 まことに不思議である。昭和十二年当時、もしこの記事を虚報だと論証したら非国民だっただろう。そして戦後三十年余たつと、別の観点からこの記事を虚報とすれば、やはり別の意味の非国民とされるのである。そして虚報の奥の実態は触れようとせず、それでいて戦争体験を忘れるなと言っているのである。

 もっともこれは一つの動機であって、それ以前から日本軍や今次の戦争について、実に確固たる戦後神話とも言うべきものが出来あがっていることも、折に触れて感じてはいた。

 たとえば横井さんが出て来たとき、すぐにその原因は戦陣訓ということになり、私自身も取材を受けたが、私は戦陣訓など読んだことはないし、部隊で奉読されたこともないと言っても、その人は信用しない。私は自己の体験を語り、その人は戦後生まれで軍隊を知らないのに信用しない。

 また私自身、軍刀をぶら下げていた人間であり、本書に記したように、それで人体を切断した体験のある人間だが、その体験者が百人斬りなど日本刀の強度からいってあり得ないと言っても、人は信用せず、相変わらず戦時中の虚報や戦後神話を信じ続けているというのが、戦後の実態であった。それでいてその人は、戦争中の日本人が、大本営発表や新聞の戦意昂揚記事に、いとも簡単にだまされていたことを不思議がるのである。
 これはいったい、何としたことであろうか。」



 安岡章太郎氏は山本氏を補足して次のように解説している。


 「山本さんは自分がフィリピンの山奥で苦労した話が書きたくて、これを書いたのではなかった。書いたのは、こんどの戦争で大勢の兵隊が死んだが、それは無謀で愚劣な作戦に巻き込まれたためであって、何も戦陣訓に支配され拘束されていたためではないということが言いたかったのと、それを何も知らないマスコミ・ジャーナリストたちが、さも戦陣訓が日本軍隊を魔術にかけて支配し、一人一人の兵隊はみんなそれにダマされて死んで行ったように、頭から信じ込んでいるのが我慢ならなかったからである。

 山本氏のこの怒りの中には、現代のジャーナリストが、戦時中の日本人が大本営や当時のマスコミにダマされていたと思いこんで疑わないのは、じつは彼等自身、現在の日本人をマルめこんで指導している気になっているからだ、という思いもひそんでいる。

 戦陣訓に戻っていえば、私自身も一年半の軍隊生活で戦陣訓を強制的に講義されたりしたことは一度もない。それは軍隊内で、いわば体よく無視されていたと言えるだろう。
 しかるに現代のマスコミは、なぜ戦陣訓を重視したがるのか?それは山本氏も言うように、戦陣訓は実は当時のマスコミにかつぎ上げられてマスコミの中だけで拡まっていたものであり、それは現代のマスコミにも体質的に通い合うものがあるからではないか。」



 豊富な戦場体験を持つ山本氏と安岡氏のマスコミ批判は、辛辣を極め真実を穿っている。
 「私の中の日本軍」の文庫版が刊行された1983年から23年もの歳月が流れ、良かれ悪しかれ日本の社会は大きく変貌したのに、その中で日本のマスコミのみが変わらない。とくに朝日新聞に代表される左翼マスコミがそうだ。彼らの頭脳は完全に化石化して進歩できないのだろう。

 拙者が推測するに、現代のマスコミが、依然として「戦陣訓」の本訓其の二第八「名を惜しむ。恥を知る者は強し。常に郷党家門の面目を思い、愈々奮励して其の期待に答うべし。生きて虜囚の辱を受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ」を重視したがるもう一つの理由は、陸軍大臣として昭和16年1月8日に戦陣訓を布達した東条英機の敗戦責任を少しでも重くして、日本の総理大臣や内閣閣僚が靖国神社を参拝することはケシカランという論陣を張りたいがためであろう。

 戦陣訓第八中に「生きて虜囚の辱を受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ」いう一節が盛り込まれたのは、支那軍が食人風俗を丸出しにして日本軍の捕虜を虐待虐殺していたからなのに…。

 だから東条英機の評価を上げる数々の史実、例えば戦陣訓が無視されていたこと、東条英機が関東軍参謀長として満州国に逃れてきたユダヤ人の救出に協力し、首相兼陸相として日米和平交渉をまとめようとしたこと、インド政府がインド独立の恩人として東条英機と帝国陸軍を挙げ、日本に感謝を表明したこと等々を、日本のテレビ・マスコミは絶対に報道しない。

 連中は日本国民をマルめこみ、支那や朝鮮の言い分を通すためならば、平然と偏向捏造拒否歪曲隠蔽報道をやってのける。

 マッカーサーらGHQの対日占領作戦の中で最も罪深いものは、朝日新聞社と毎日新聞社を解散させなかったことだ。

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