2009年05月13日

ヤギを悪魔化する三輪耀山

 三輪耀山が弊ブログに久しぶりに出現したが、相変わらず自分の勘違いをもとに他人の記事を揶揄し侮辱する。本当に忌々しい。以下は三輪のコメントである。

お久しぶり。家畜ヤギですか?絶対に駄目です。西洋の悪魔が何故ヤギの頭をしているのか?ヤギは草の根をほじって食い荒らし、山を禿山にしてしまうからです。死の世界=禿山を作るのがヤギと言う動物です。

 そんなものを大々的に育てたら、日本が禿山だらけの恐ろしい世界になってしまう。思い付きだけではなく、もう少し世間一般の常識を踏まえて発言して頂きたい。

 そして、現時点でもヤギが野生化した島があるのですが、それが短期間にどれ程までに荒廃しているか。環境省に問い合わせたらすぐに教えてくれます。


 西洋の悪魔が何故ヤギの頭をしているのか?

 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』のヤギは悪魔のイメージとヤギについて次のように解説している。

バフォメットのイメージ

 新約聖書(マタイによる福音書)では、ヤギを悪しきものの象徴として扱うくだりがある。

 ヨーロッパのキリスト教文化においては、ヤギには悪魔の象徴としてのイメージが強いが、これは、ギリシャ神話のパンやエジプト神話のアモンのような山羊神、あるいは、祭司が角のついた仮面をかぶって獣の扮装をして踊り、豊穣な獲物を願うような素朴なシャーマン信仰における森林神等、キリスト教の公教化とともに駆逐された先行宗教の、邪神化された“異教”神たちのイメージから来たものであろう。

 ここからやがて、バフォメットのようなヤギ頭の悪魔が考え出され、悪魔崇拝者が好んでヤギの仮面をかぶったりする。また、中世では、悪魔の化身としてのヤギに乗って空を飛ぶ魔女の版画などもある。

 古くはイソップ寓話にも見るように、オオカミなどに食べられる被捕食者としての弱々しいイメージをもつが、その一方で、中国では、角の形から、ねじくれた性格の象徴にもなっている。


 所長はキリスト教の信者でも西洋史の専門家でもヤギの研究者でもないが、「西洋の悪魔が何故ヤギの頭をしているのか?それはヤギは草の根をほじって食い荒らし、山を禿山にしてしまうからです」とは、断言できないようである。

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 三輪耀山がいうヤギの食害は、身勝手な人間によって狭い離島に捨てられ野性化したヤギの害のことである。

 以前、自然環境に絶対悪はいないと書いておきながら「世界最悪の動物」を取り上げるとは矛盾しているようなのですが、それでも「最悪」と呼ぶにふさわしい動物がいるのです。「世界最悪の動物」と聞いてあなたはどんな動物を想像しますか?

 その動物とは「ヤギ」です。そう、あのメーメーヤギさんです。おとなしいヤギのどこが最悪なのか、と思われるかもしれませんが、日本での例を挙げてみましょう。

 小笠原諸島の無人島の聟島(むこじま)、媒島(なこうどじま)、嫁島(よめじま)、西島(にしじま)では野生化したヤギ(野ヤギ)が生息しています。有人の父島などにも生息しています。

 これらのヤギは、文字通り根こそぎ植物を食い尽くしてしまうため、植生が破壊され、土壌が露出する事態になっています。その結果、土壌が海に流れ出し、サンゴ礁や漁場が深刻な被害を受けたり、鳥類の繁殖場所がなくなったりしています。特に小さな無人島では野ヤギ被害が深刻なものになります。

 現在は東京都建設局が野ヤギの捕獲を行っており、数は減りつつありますが、完全な排除がいつになるかは見当もつきません。なお、捕獲された野ヤギは生きたまま業者に引き渡しています(愛護団体の抗議によって、殺処分はとりやめられたようです)。

 日本国内では他にも八丈小島、尖閣諸島の魚釣島で同様の被害がおこっています。国外では、ガラパゴス諸島、ハワイ諸島という例があります。ガラパゴス諸島では、植物食のガラパゴスゾウガメと競合しており、影響が非常に心配されています。今はどうなっているかはわかりませんが、以前は「○○島に上陸した時には、ヤギ1頭を捕まえて食べること」という指示が出ていたそうです。

 ヤギは、肉を食べるため、乳製品を利用するため、あるいは毛を利用するために飼育されています。日本でよく知られているのは乳用のザーネンという品種です。長毛で有名なカシミアもヤギの一品種です。

 ヤギに近い植物食動物にはヒツジやウシなどがいます。しかし、これらの動物がヤギのような被害を起こしているという話は聞きません。ヤギのどこが問題なのかというと、植物を根こそぎ食べてしまうことにあります。普通、植物食動物が食べるのは葉の部分だけであったり、柔らかい若芽だけであったりするものです。が、ヤギはそういった部位にはこだわりなく食べ、根までも食べてしまうのです。そのため、ヤギが食べた場所では植物の再生ができなくなってしまうのです。

 広い場所ならば、新たに種が発芽し、成長するまでの時間の余裕があるのですが、狭い島では再び生えてきた新芽もすぐに食べられてしまうため再生が困難になってしまいます。

 また、大陸から離れた島には大型の動物食動物(オオカミなど)がいないため、ヤギの数は増えるばかりになってしまうのです。

 ヤギのこの性質は、つまり、自らの生存のために必要な環境(植生)を破壊してしまうということです。これは明らかに異常としか言いようがありません。自らの生存環境を無制限に破棄する動物は、他には存在しないでしょう。人間を除いては。

 この最悪の動物を作り出したのは人間です。そして、小さな島々にこの動物を持ち込んだのも人間です。ということは、本当の最悪の動物というのは、実はヤギではなく…(今日のいきもの世界最悪の動物)。


 ヤギ―取り入れ方と飼い方・乳肉毛皮の利用と除草の効果の著者も、それを読んだ所長も、ヤギを山の中に捨てて手当たり次第に植物を食い荒らす野良ヤギにしろ、とは書いていないし、思ってもいない。思うはずがない。野良ヤギにしてしまうと地域振興策にはならない。

 もともとヤギは乾燥地帯の動物であるから水たまりと泥ぬかるみを極度に嫌い、また臆病で無抵抗だから、野良犬に襲われると、ひとたまりもない。だから家畜としてヤギを育てヤギから乳、肉、皮、糞をとるヤギの飼育は、牛の飼育に比べて容易で飼料代や燃料代の節約になるとはいっても、相応の設備と管理を必要とするからである。

 三輪耀山は「日本が禿山だらけの恐ろしい世界になってしまう」というが、日本列島の森林は天から雨を貰い、海から食物連鎖を経て豊富な栄養分を貰っており、西洋の乾燥地帯に比べて強い回復力を持つ。田畑の雑草などは刈り取られた後からどんどん生えてくる。山間地の休耕地や休耕田は短期間のうちに雑木林や竹林になってしまう。 

 だからヤギの天敵がいない無人の狭い離島にヤギを捨てれば、増えた野良ヤギによる深刻な食害が起きるだろうが、日本本土の山間地の集落にヤギが入りヤギ牧場が出来ても、日本の山々は簡単には禿げ上がらない。ましてヤギを食肉に加工する人間というヤギの飼育者にして天敵がいるのだから、なおのことである。

 三輪は所長の記事を「思い付き」というが、所長はヤギ―取り入れ方と飼い方・乳肉毛皮の利用と除草の効果を読んだのだから、記事が単なる思い付きや当てずっぽうであるはずがない。

 1998年5月15日に日本緬羊協会、宮崎大学農学部、鹿児島大学農学部、琉球大学農学部、宮崎県北諸県農林振興局、同農業改良普及センター、JA都城、宮崎県山之口町役場、鹿児島県十島村役場および山之口町山羊乳肉生産組合によって結成された全国山羊ネットワーク】から以下にデータを示す。

山羊の飼育頭数

(引用開始)日本:第二次世界大戦後、政府による奨励策の下で1949年にザーネン種と肉用在来種との交雑により「日本ザーネン種」が確立した後、1957年には乳用および肉用山羊合わせて約67万頭が飼養されていましたが、1961年の農業基本法によって農業生産構造が変化し、農業の近代化に伴い日本の畜産業は経済家畜としての牛、豚、鶏が主流となりました。

 自給用家畜としての山羊は、それ以降激減して1975年には約11万頭となりました。その後も飼養頭数および飼養戸数は減少し、農林水産省の畜産統計によれば、1997年現在の総頭数は28,500頭であり、1戸当たり飼育頭数は5.4頭となっています。

 地域別では、九州(鹿児島、熊本など)、沖縄、関東(長野、茨城、群馬など)、東北(岩手、福島など)で多く飼養されており、九州・沖縄だけで全体の80%以上を占めています。

 このように、世界における山羊の増加傾向に反してわが国では減少の一途を辿っていますが、最近、あちこちで数頭の山羊を飼っているという情報を耳にしたり、各方面から山羊を飼いたいという要望があり、それに関する問い合わせも後を絶ちません。したがって、統計数値上に表われない潜在的飼育者はむしろ増えているものと推察されます(引用終了)。


 1957年の日本では、現在の約20倍強のヤギが飼育されていたのである。当時の日本列島の森林は飼育ヤギと野良ヤギに食い荒らされ、日本列島の山々は死の世界=ハゲ山になり、農林業は深刻な被害を受けていたのか?家畜ヤギの飼育を盛んに行っている現在の九州地方と沖縄県は死の世界なのか?日本の山間地域において植生は痩せ細り、ヤギに自然飼料を供給できないほど地力は衰えているのか?もちろん否である。
 今日以後の我が国においてヤギ飼育数の増加は充分に可能であろう。

山羊の利用法

(引用開始)山羊は乳肉・毛皮生産のための用畜としてだけでなく、雑草・潅木除去や牽引のための役畜あるいは堆厩肥を供給する糞畜として多面的な利用価値を持っています。さらに、最近では伴侶動物として情操教育の場面でも利用されてきています。
    
 開発国か途上国かを問わず、いろいろな地域で多種多様に利用されているのが山羊です。アフリカでは民族対立紛争、内戦、独立戦争後の難民救済や経済発展のために山羊が重要な役割を果たしています。夫が戦地に赴いている間、家庭を守るのは婦人や子供であり、野草、潅木、残渣などの未利用資源を乳、肉、被毛、皮などの動物蛋白質に変え、彼女らが容易に飼育できるサイズの家畜と言えば山羊なのです。

乳:かつて山羊が多く飼われていた戦後の日本では、牛乳が容易に入手出来なかったため、その代用として山羊乳が消費されていました。1940年代生まれの方々の中には、河川敷や家の近くで山羊が飼われていて山羊乳を飲んだことがある、母が栄養不足で母乳が十分得られなかったので山羊乳で育てられたなどの経験を持っている人がいるはずです。実は、山羊乳には単なる牛乳の代用ではなく、母乳に近い成分を有しているという特長があるのです。
   
 牛乳を飲むと消化不良や下痢などの症状(いわゆる牛乳アレルギー)を示す人や幼児でも山羊乳ではこうした症状を示さないことがあります。これは山羊乳が牛乳と比べ乳中の脂肪球が小さく(牛乳のように均質化する必要がない)、胃内で形成される凝乳が軟らかい(乳蛋白質が消化され易く,アミノ酸が吸収され易い)ためです。

 乳蛋白質の主成分であるカゼインにはαS1-カゼインという蛋白質がありますが、山羊乳にはこれが含まれていません。また、乳清中の主要蛋白質であるβ-ラクトグロブリンも山羊乳と牛乳とでは化学的・物理的性質が異なっています。最近の研究によると、これらの蛋白質が牛乳アレルギーの原因物質(アレルゲン)であると報告されています。

 また、山羊乳には結核菌や牛流産菌(ブルセラ菌)がほとんど存在しないため、原乳のまま飲用してもそれらの細菌に由来する各種疾病に感染する危険性が小さいという衛生学的な利点も認められています。さらに、動物の胆汁や軟体動物(イカ、タコ、貝類)に含まれ、アミノ酸代謝産物であるタウリンが山羊乳には牛乳の約20倍含まれており、タウリンはコレステロールを調節したり、糖尿病性網膜症による視力障害を緩和することが示唆されていることから、医学面での山羊乳の効果が注目されています。

 ヨーロッパでは、山羊乳は飲用としてよりもむしろチーズやヨーグルトなどの加工品として利用されています。とくに、フランスの山羊乳チーズは「フロマージュ・ド・シェーブル」と呼ばれ、トゥーレーヌ地方やポワトー・シャラント地方で山羊乳チーズ生産が盛んです。独特の風味を持ち、ワインとの相性がよいことから、山羊乳チーズは牛乳チーズよりも高価であり、2~3倍の値段で販売されています。

 わが国では、岩手、長野、茨城、宮崎県で山羊乳生産が盛んであり、茨城県水戸市では山羊乳をチーズ、ヨーグルト、ソフトクリームなどに加工し、森林公園の「森のシェーブル館」で販売しています。

 また、岩手県花巻市や宮崎県山之口町では牛乳アレルギーの人のための代用乳として、あるいは乳幼児の母乳から牛乳への移行を円滑に行うための離乳食として元酪農家が山羊乳を生産して販売しています。
 ただ、飲用乳の場合、人によっては山羊乳独特の風味に好き嫌いがあるようです。風味に抵抗がある人にはコーヒー、ココアパウダー、蜂蜜、レモン、きな粉などを加えると飲み易くなります。山羊乳の風味については、乳脂質中の短鎖~中鎖脂肪酸が牛乳よりも山羊乳で多く、とくにカプリン酸が著しく多いことと関連しているようです。

肉:世界的に見ると、山羊肉は民族や宗教を越えて共通して消費できる庶民的な肉と言えます。

 ヒンズー教徒は牛肉を食べませんし、イスラム教徒は豚肉を食べません。また、スペイン系民族は脂肪分の少ない山羊の赤身肉を好みます。したがって、インド、パキスタン、バングラデシュ、ネパール、マレーシア、インドネシア、アフリカ、中南米などの国々で山羊肉がよく食べられています。

 インドネシアでは、山羊肉が代表的庶民料理である“サテ(山羊肉の串焼き)”に用いられたり、イスラム教徒の儀式での生贄として利用されています。また、韓国でも在来黒山羊のエキス(4ヵ月齢未満の若雄山羊の内臓を取り除いた枝肉を十数種類の薬草や海草とともに長時間煮込んだスープ)が滋養強壮・婦人病治療用として消費されています。
  
 山羊肉の特長は低脂肪、高蛋白質であり、皮下脂肪が少ないことです。また、山羊肉の脂肪は他の反芻家畜と異なり、不飽和脂肪酸が多く、とくにリノール酸に富んでいることが明らかにされており、飽和脂肪酸の多い食品を摂取しがちな現代人の食生活においては山羊肉を食べることが健康維持の観点からも意義深いと考えられます。
 韓国では山羊肉や前述の山羊エキスが体を温め、冷え性に効果があると言われていますが、高血圧の人には逆効果との説もあります。
  
 わが国では、沖縄や奄美地方で郷土料理や薬膳としての需要があり、景気がよい時には供給が間に合わずオーストラリアから輸入していたほどです。

 山羊肉料理には山羊汁、刺身、炒め物、雑炊などがありますが、沖縄と奄美地方では山羊臭に対する好みの違いから山羊汁の味付け(前者は薄塩仕立て、後者は味噌仕立て)や山羊刺しの調理法(前者は雄の皮付き肉、後者は去勢雄や雌の皮なし肉)も異なります。

 長野県のJAみなみ信州では、乳用山羊の雄や老廃雌の肉利用を促進するため、ジンギスカンのような味付け肉を商品開発し、販路拡大を図っています。

糞:山羊の糞は緬羊や鹿と同じように粒状です。家畜の中では最も水分が少ない(50~60%)ため、堆肥作りのために水分調整の必要がなく、短期間で堆肥が出来ます。

 沖縄では、舎飼いで山羊を約900頭飼育している生産者が山羊が排泄した糞を袋詰めにして近くの園芸農家に販売しています。また、奄美大島では山羊飼育と果樹生産を組み合わせて有機栽培に取り組み、堆肥化した山羊糞を施用することによって味がよく大きなバナナ、スモモ、柑橘類を生産している方がいます。

1、草地における利用
  
 放牧地における家畜の選択採食や雑草侵入により生じる不均一な植生を少なくし、草地の利用率を向上させるための生態的草地管理法(除草剤や大型機械を用いない掃除刈り法)として、山羊だけを放牧する以外に、異種家畜の採食行動特性の違いを利用した混牧(牛と山羊を同じ牧区に同時に放牧する)や先行・後追い放牧(牛を放牧した後に山羊を入れ、牛の残食草を山羊に採食させる)などがあります。

 農水省草地試験場の研究によると、チカラシバという強害雑草が優占した草地に10a当たり3頭の山羊を放牧すると2年目でチカラシバが大幅に減ったことが報告されています。また、牛と山羊を野草地に混牧した場合、3年目にススキが減り、短草型のシバ草地に変わったり、牛が採食しない植物を食べる(採食植物の種類が多い)ことが示されています。さらに、強害雑草であるエゾノギシギシの優占草地に山羊を後追い放牧した場合にも除草効果が認められています。

2、林地における利用

 森林管理労働者の高齢化や後継者不足により育林作業としての下刈りやつる切りが難しくなりつつあることに加えて、急斜面での作業が危険を伴うため、人為的な育林作業に代わり、放牧家畜を利用して省力的に森林管理を行うと同時に家畜生産を行う林内放牧が展開されています。アメリカのカリフォルニア州にある森林公園では、山羊に下草を食べさせることにより防火帯を作り、森林火災につながる林床の枯れ草・枯れ木を減らしたことが報告されています。ただし、放牧強度(単位面積当たりの頭数)、放牧期間あるいは樹齢によっては樹木への食害も見られることから、様々な条件下での情報蓄積が望まれます。

3、樹園地における利用
  
 プランテーション、果樹園、茶園などにおける下刈りを省力化する試みとして家禽類(鶏、七面鳥、合鴨など)が用いられていますが、山羊の利用も行われています。インドネシアやマレーシアでは、ゴム、ヤシ、コーヒー、熱帯フルーツなどプランテーションの下草を山羊に除去させることで作物の収量が増え、除草コストも削減出来たことが示されています。

 また、和歌山県那珂町の有機農業生産者は果樹園(桃、スモモ、柿)に山羊を繋牧し、除草効果と山羊糞による肥料効果をねらって循環型農業に取り組むとともに、山羊から得た乳を牛乳アレルギーの子供に飲ませています。

 名古屋大学の果樹園でも柿の葉への食害が見られたものの、山羊による下草抑制効果が認められています。

4、遊休地・その他における利用

 農業従事者の減少に伴い耕作放棄地も年々増加し、とくに山間地での放棄率は高くなっています。放棄率が高くなると土砂災害発生の危険性も大きくなるので、農地として利用しなくとも適切な保全・管理が必要です。

 高知県土佐町にある休耕棚田では、山羊を放牧することにより雑草を抑圧し、急斜面でも大きな崩れがなかったことが明らかにされています。また、高速道路の法面、河川敷、公園などの雑草管理にも山羊利用の可能性が示唆されています。

 放牧ではありませんが、千葉県のある造園業者は山羊を飼育し、未利用木質資源である庭木の剪定枝を飼料として与えて有効利用しています。

5、伴侶動物

 従来の鶏、アヒル、ウサギに代わり、幼稚園や小学校で山羊を飼いたいという人が増えています。また、農業高校の中で牛、豚、鶏に加えて山羊を導入している所もあります。人なつこくて、小柄で取り扱い易い、低質飼料で飼えるなどの理由から学校教育に導入され始めているものと考えられます。

 熊本市のある幼稚園では、園児に山羊の世話をさせることで動物の誕生から死までを体験させ、命の尊さを教えることによって総合学習を試みています。

 また、鹿児島市の小学校のある校長先生によれば、普段あまり活発でない児童が山羊の飼育当番の時には積極的になり、山羊とのふれあいによって学習・生活態度も変わったと山羊による教育効果を評価しています。

 さらに、愛知県の中山間地にある小学校では、家庭・地域が一体となって山羊飼育に取り組むことによって動物への思いやりを持つとともに、飼育を支援してくれた地域の人々とのつながりの大切さを実感出来たと評しています。
   
 子供にとって山羊の人気の理由は目線が同じだということです。逆に、子供の目線が山羊と同じであることは山羊にとっても安心感を与えるものです。山羊飼育を通して家庭における山羊についての対話が増え、最近、希薄になりがちな親子間のコミュニケーションの復元が期待されます(引用終了)。


 三輪耀山のいう一般常識がどこの世界の常識なのか全く不明だが、少なくともヤギは日本の緑あふれる美しい山々を死の世界(禿山)に変える悪魔だから家畜ヤギは絶対にダメですという考えは、過去と現在の我が国の常識にはないようである。

 所長の記事と三輪のコメントのどちらが「思い付き」の「当てずっぽう」なのかは、火を見るより明らかであろう。
 
 そして「家畜ヤギですか?絶対に駄目です」「死の世界=禿山を作るのがヤギと言う動物です」「そんなものを大々的に育てたら、日本が禿山だらけの恐ろしい世界になってしまう」と断言した三輪のコメントは、地域振興策として食料自給率向上策として、既に家畜としてヤギを飼育している人、ヤギの飼育に光明を見出し地域の活路を切り拓こうとしている人、ヤギ飼育の普及に努力している人、所長が紹介した上の全ての人々に対する最大の侮辱である。

 そうではないと言い張るなら、三輪耀山さんよ、「日本が禿山だらけの恐ろしい世界になってしまう」前に、あなたの得意な農政論をもって上の農業畜産酪農の従事者と研究者と教育関係者と、年々盛況になっている「全国山羊ネットワーク」の専門家たちに「もう少し世間一般の常識を踏まえて発言して頂きたい」と説教していただきたい。

 もし所長が、とにかく山羊をこよなく愛し、わが国における山羊振興を図ることを目的としている 全国山羊ネットワーク」の会員なら、三輪耀山を絶対に許さない。

アルムの山小屋
108ピース アルムの山小屋 AS-108-34

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 三輪によって衝撃の事実が明らかにされた!アルプスの少女ハイジ ユキちゃんは、アルプスを死の世界に作り変える悪魔の動物だった!!
(因みにアルプスは大昔に分厚い大陸氷河によって覆われ地表を削られたから岩肌をむき出している。)
アルプスの少女ハイジ ユキちゃんS

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ラベル:自然環境問題
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posted by 森羅万象の歴史家 at 20:52| Comment(5) | TrackBack(0) | もろもろ時事評論 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
所長様と三輪様のコメントを吟味してですが……。

適切な管理がなされているという前提条件の上で山羊の放牧という手段はあり得る。野山羊の駆除についてはそれこそ狼を使う手段もあり得るのでは無かろうか。天敵のいない状況ではそれこそ極限に環境を破壊するまで草食動物が増え続けます「シカの食害」もそうですね。オオカミの絶滅、マタギの減少とシカの禁猟により日本の山々はバランスを失った。
これらはやはり明治からの近代文明による古来の文化破壊から来ています。人々は山にカミがいて山に対して恐れを持っていた。そう言うところが乱開発の抑止にもなり自然というものを維持していたのだと思います。これは私の尊敬するろろ様の受け売りですが……(笑)
近代文明を受け入れた日本が多大なる環境問題にぶち当たるのは必然である。それに対する処方箋が先祖代々の英知を駆使し自然と共存するバランス感覚を養うことだと思います。
Posted by PNW10 at 2009年05月14日 00:14
はじめまして。
所長様の農業関係のエントリーは近現代史エントリー以上(?)にいつも興味深く読ませてもらっています。
実はヤギを飼うのが夢です。
ザーネンなどはけっこうデカくなりそうで、それなりの環境が整うまで自重していますが。
食べる勇気は無いので、品種は搾乳と雑草対策で選ぼうと思います。

ブログ持ちの三輪そーめんは人様のコメ欄にしょうもないこと書き込むひまがあるのなら自分のブログを更新してくれ。
例の中国エステに行って抜いてきた直後のテンションで書きなぐった妄想力爆発の最高に笑えるエントリーの続編をおながいします!
Posted by 大阪のおっさん at 2009年05月14日 01:15
中山間地の地域社会が崩壊に進みつつある全国津々浦々の状況において、飼いやすい山羊を新しい産業の基軸に置くことはいいんじゃないですかね。かつて村尾行一先生が「緑のコンビナート」ということで「アグロ/フォレストリー」事業の可能性を訴えてましたが、水田にこだわらず、日本の食産業を新たに興して、杉以外の樹木から採れるあらゆる資源を活かしていく時代が来ると良いなと、勝手に夢見ておりました。
できれば、資源として死んだ利用のままの杉山たちを、もう一度花々の多い花見山にでもして、そこで生き物を増やすような時代になれば、人も中山間地に戻るのではないでしょうか。
Posted by 寺小路 at 2009年05月14日 11:38
三輪は以前「論語はシナの食人文化の根源だから滅ぼせ、でも陽明学は多少洗練された学問」とか痛々しい戯言を書いていたので、ただのものを知らない妄想系じゃないでしょうか。
Posted by 通りすがり at 2009年05月14日 22:11
 PNW10さん、飼育とは管理のことなのに、離島の野良ヤギの害を根拠に家畜ヤギは絶対にダメという三輪式論法に驚きました。地方自治体の中には鹿や猪を駆除するハンターの養成に乗り出したところもあるようです。

 大阪のおっさん様、コメント有難うございます。私は農業の専門家ではないのですが、時々農作業を行うたびに自分の無知を痛感し、農書を読むたびに自分の無学を思い知りますが、作業と読書を重ねるといろいろなアイデアが浮かんできます。私もいずれはヤギを飼いたいですね。

 通りすがりさん、そうでしたか。孔子の時代から既にシナ大陸には食人風俗がありましたが、論語がシナの食人文化の根源とは、さすが言い過ぎでしょう。

 寺小路さん、花見山について私見を上げておきました。実は私もこれをやりたいなと思っています。 
Posted by 森羅万象の歴史家をめざす所長 at 2009年05月15日 20:04
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